消費税が10%に上がりました。官民で負担の軽減のための対策実施が始まっています。 良い制度があるのですが、追いついていけないのが現状です。
官が進めているキャシュレス消費者還元事業や民が進めているスマホ決済 に対応すべくクレジットカードを検討してみました。 多くの選択肢があるのでシンプルに選択できないかと考えてみましたが・・
・キャッシュレス・消費者還元事業への対応
・おすすめのスマホ決済
・まとめ
クレジットカード選択のポイントと候補
カード選択のポイントは、年会費、還元率、ポイントの種類、交換可能マイル、付帯保険、Web上評価、スマホ決済での特典などです。現在使用しているカードについても、一緒に評価してみました。
スマホ決済での特典については「おすすめのスマホ決済」に記載しています。ざっくりでは、paypayは、Yahoo! JAPANカードを使用すると、楽天payは 楽天カードを使用するとメリットが高くなる特典あります。
オリコカード | 楽天カード | Yahoo! JAPAN | JALカード CLUB-A | ANA JCB 一般 | |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 11,000円 | 2,200円 |
基本還元率 | 1.00%~2.00% | 1.00%~3.00% | 1.00%~2.00% | 0.50%~1.00% | 1.00% |
溜まるポイント | オリコポイント | 楽天スーパポイント | Tポイント | JALマイル | Oki Dokiポイント |
交換可能マイル | ANA・JALマイル | ANAマイル | ANAマイル | JALマイル | ANAマイル |
付帯保険 | ー | 海外旅行 | ショッピング | 海外旅行、国内旅行、ショッピング | 海外旅行、国内旅行、ショッピング |
Web評価 | ◎ | ◎ | △ | 〇 | △ |
追加カード | 家族カード、 ETC | 家族カード 、ETC | 家族カード 、ETC | 家族カード 、ETC | 家族カード 、ETC |
カードブランド | JCB、Master | Visa、Master、JCB | Visa、Master、JCB | JCB | Master |
JALとANAのカードは、現在使用しているカードです。航空系のカードを使用しているのは、以前海外や国内出張が多い仕事をしていたためです。
これらのカードはマイルを集めたり飛行場でのサービスや保険などなどにメリットが多いカードです。JALもANAも障害保険がついておりこの部分は捨てがたいですね。ANAカードは年会費2200円と記載していますが、実際には1回でも使用すれば無料になっています。
その他の考慮事項
・カードブランド:
最近は少ないですが、ある特定のサービスやお店で使用できないカードブランドもあるので最低2種は確保したいです。
・定年後にカードの作成:
定年後は審査を通りにくいとも聞いているので、乗り換え時は先にカードを作成してから、不要なカードをやめることも必要です。
・入会時の特典:
楽天カードは5000ポイント付与、オリコカードは8000ポイント付与です。
キャッシュレス・消費者還元事業
キャッシュレス・消費者還元事業は、経済産業省主導で2019年10月1日の消費税率引き上げに伴い、需要の平準化対策として、キャッシュレス対応による生産性向上や消費者の利便性向上の観点も含め、消費税率引き上げ後の9か月間に限り、中小、小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援する事業です。
CASHLESSマークのあるお店では5%もしくは2%還元されます。キャッシュレス決済手段には、クレジットカード、デビットカード、電子マネー(プリペイド)やスマート フォンなどで決済ができます。
5%還元となるお店 :中小・小規模の店舗
2%還元となるお店:フランチャイズチェーン店舗、ガソリンスタンド
官が行うこのキャシュレス・消費者事業は、同時に民が行うスマホ決済のサービス の還元とダブルで受けられます。
両方受けるためには、どのお店がどのサービスをやっているかを知っている必要があります。各サービスのアプリがあり、その中に対象のお店がMAP上に表示されるようになっています。
この表示をみながら官、民のどのサービスが受けられるかを確認します。幾つかのお店では、複数のサービスが受けられる場合があります。例えば、楽天payとpaypayの両方に対応している場合です。この場合はどちらのサービスの方が還元率が良いかを確認して、高い方のサービスで支払います。
おすすめのスマホ決済について
今回はスマホ決済のうちクレジットカードに対応している主なものを検討してみました。クレジットカードで決済できると、スマホ決済特典とクレジットカード支払いのポイントをダブルで受け取ることができます。
クレジットカードに対応しているサービス:paypay、楽天pay、Origami pay
クレジットカードに対応していないサービス:Line pay(限定的)、メルペイ、ゆうちょ pay
paypayはヤフーカードと楽天payは楽天カードとそれぞれつながりが強く、サービスを展開しています。これらの場合は単純にスマホ決済の特典とカード支払いのポイント付与ではなく、総合的なメリットを考えています。特にキャンペーンではよりトータルでのサービスになっています。
Origami payは特定のクレジットカードとの結びつきはなく、スマホ決済時の2%とクレジット支払いのポイントがダブル還元されます。
直近のキャンペーン
各社とも、いろいろなキャンペーンを行っています。スマホ決済とクレジットカード支払いのダブルの還元率だけでなく、自分が買い物をする場所を考慮することも大切です。また特にpaypayや楽天payはキャンペーンでの還元率を考慮するのがよいです。
楽天のキャンペーン
キャンペーン名:「ずーと5%還元」第1弾:2019/10/1(火)0:00~12/2(月)9:59まで
対象店舗 | キャシュレス・消費者還元事業 | キャンペーン | 合計還元率 |
中小・小規模事業者 | 5% | なし | 5% |
中小・小規模事業者のフランチャイズ | 2% | 3% | 5% |
その他の楽天ペイ(アプリ決済)加盟店 | 0% | 5% | 5% |
楽天ペイ(アプリ決済)」に「楽天カード」を紐付けた場合は、別途で1%分の楽天スーパーポイントを獲得可能です。
PayPayのキャンペーン
キャンペン名:「まちかどPayPay」 10月1日〜11月30日
国のポイント還元事業に上乗せする形で実施される、PayPay独自のキャンペーンです。対象はポイント還元事業の5%対象店舗かつ、PayPay加盟店舗のお店。
中小・小規模事業者:キャシュレス・消費者還元事業の5% + PayPayからも5%が還元。最大10%の還元です。
中小・小規模事業者のフランチャイズ:キャシュレス・消費者還元事業2 % + 通常のPayPay1.5%上乗。合計3.5%還元です。
まとめ
・現実的に点では、楽天カードとYahoo! JAPANカードの2つをつくるのがおすすめです。
・スマホ決済の楽天pay、paypay、Origami payは還元率よく使用可能です。
・2つのクレジットカードは、年会費が無料ですので、他の用途カードを持っていても費用は変わりません。
・スマホ決済の新しいサービスは次々と変わっていきます。常に情報更新できるようにしましょう。