銀塩カメラ コンパクトカメラの開拓者 コニカ BiG mini

最近また、銀塩(フィルム)カメラが見直されているようです。中古の銀塩カメラがおしゃれアイテムとして人気です。

1990年代にコンパクトカメラのブームがありました。この火付け役、牽引役をしたのが、コニカのBiG miniです。200gを切る重さや大きさだけでなく、従来のカメラと異なる凹凸のない形状も好まれました。

カメラが趣味の母も最初Z-up80というズーム機を使用していましたが、すぐに、このコンパクトなBiG miniに切り替えていました。親子でBiG mini BM-201を愛用していました。

コンテンツ
・BiG miniの歴史  
・我が家のBiG mini BM-201
・当時の写真
・まとめ

 

BiG miniの歴史

Big miniは、1989年の初代機種にはじまるコンパクトカメラのシリーズです。Konica BiGminiは、いま人気の中古コンパクトカメラのなかでも代表的な存在です。

1989年に初代のBiG miniがコニカより発売されました。当時すでにあった、全自動(AF、AE)、沈胴などの技術をコンパクトにまとめて完成度の高いカメラをつくりました。

当時の印象は、なんといってもコンパクトでシンプルなデザインであったことです。今みてもとても良いデザインだと思います。でも、コンパクトカメラを変革するこのカメラは、それだけでなく、簡単にそれなりの写真を写すことができたのです。

それなりの意味は、一眼レフほどの高解像でキレイな写真ではないけれど、一般の人達が普通に写して、十分に鑑賞に堪える写真が取れたのです。

このコンパクトで失敗のない完成度の高いカメラがに多くの人が魅了されたのです。

1989年 初代BiG mini発売
1990年 BiG mini BM-201 レンズ設計の見直し 接写時にクローズアップモードに切り替え不要になった
1992年 BiG mini BM-301遠景モードの搭載
1997年 BiG mini F レンズ設計の見直し F3.5 ⇒ F2.8

他にもBiG miniの名を冠したズームレンズ搭載モデルや防水モデル機が多機種発売されています。BiG miniの名前はブランドとして使用されていました。

我が家のBiG mini BM-201

我が家のBiG miniは2台あります。2台とも BM-201のGOLDとBLACKです。GOLDは、この記事を書くので入っているはずの箱を開けてみると行方不明になっていました。家のどこかにはあるはずなのですが・・

2台あるのは理由があります。

母も私もカメラ好きです。当時、母が歴代使っていたカメラは、私が買って渡していました。最初同じコニカのZ-up80を使用していましたが大きくて重い(500g弱)、使い方が複雑などもあり、次に、このBiG mini BM-201を購入しました。私も気に入って、もう一台同じ機種を買ったのです。

まずは、今手元にあるGOLD?のBiG miniの紹介です。

正面からの写真です。沈胴した状態です。この機種以降は円筒のレンズが沈胴する形に以降します。だんだんレンズが主張するデザインになります。

裏面もシンプルなデザインです。

蓋を開けるとこんな感じです。フイルムカメラ懐かしいですね。

ケースに入るとこんな感じです。渋くないですか?

箱は2つあるのですが、中身のもう一台はどこでしょうか?

説明書なども全て残っています。

使用している電池は、リチウム電池のCR123Aです。現在でも普通に使われています。300~400円/本ぐらいです。

母は、長い間このカメラを使用していました。その後、更に小型のAPSカメラのRevio Z2を愛用しました。このカメラは、APSカメラということもあり、BiG miniより一回り小さく 95x57x26.5 mm、重さ147 gです。

Z-UP80は、性能がよくきれいな写真が取れましたが、大きさはかなり大きく、重さは2.5倍あります。

フィルムサイズの小さいAPSカメラのRevio Z2はとても小さく、母のお気に入りでした。小さいことは大切なことですね。

母が亡くなった後、この3台のカメラは私の所へ戻ってきました。そのためBiG mini BM-201は2台あるのです。

 

当時の写真

BiG mini BM-201で写した、写真をデジカメで撮ったものを参考に載せておきます。今考えても、この時代より前のカメラより失敗の頻度が減ったイメージがあります。写真のできあがりは、やはり今みるとレトロな感じがありますね。

長崎オランダ村の風車とチューリップ

オランダ村の帆船です

自宅の庭でくつろぐミーです。舌がでています。左上のゴーストのような白い光はデジカメで撮ったときのものです

実家のバラです

まとめ

1990年代の終わりごろに発売されたコンパクトカメラは、完成度の高い機種が多いですね。デジカメと違う趣の写真がとれるのは、やはり銀塩フィルムのせいですかね。興味のある方はぜひ中古の銀塩カメラで写真を撮ってみるのがどうですか。

中古で購入する場合は状態のよいものを探すのが基本ですが、BiG mini では、1997年に発売された BiG mini F は完成形といわれているのでおすすめです。

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