株式投資ってどう? 新型コロナ禍の外食産業 影響が小さい株、大きい株、今後おすすめの株は!?

日経平均株価は堅調に推移していますが、新型コロナの影響を受けて多くの株式の株価が大幅に下落しています。

その中で外食産業の株式は、大きな影響を受けています。でも、個別によくみてみると、影響が小さいところ、大きいところがあります。この違いは一体何でしょうか?

現在も外食産業の株価は回復していません。これって購入のチャンスでしょうか!?

外食産業は狙い目!?

日経平均株価は28,000~29,000円台を維持しており、堅調です。でも業種によっては株価が大幅に下落しています。

外食産業は、残念ながら株価が大幅に下落している業種です。

日本もここに来て、ワクチン接種が少しずつですがすすんで来ました。新型コロナ前のように、ウイルスを全く気にすることがない生活はまだ遠そうですが、少しずつ日常を取りもどしていくことが期待されます。

現在、多くの外食産業、特にお酒を出すところの株価は、以前として厳しい状況です。でも、株は安いときに購入して高くなったら売るのが基本なので、狙い目かもしれません。

今回は、保有株もしくはかって保有したことがある株を中心に紹介します。記事の情報は2021年7月初旬のものです。

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新型コロナの影響が大きい企業、小さい企業

外食産業における、新型コロナの影響が大きい企業や小さい企業はどこなのでしょうか?

調べてみると分かってきました! 3つのパターンがありそうです。

外食産業といってもテイクアウトが主体の会社

お店での飲食も行っているが、主体は弁当などのテイクアウトが主体のお店は、新型コロナの影響を受けないか、むしろプラスにはたらく傾向があります。

株価が安いときに購入するときの対象のカテゴリーではなさそうです。

食事主体のお店 

これらのお店の多くはテイクアウトやデリバリーなども手掛けており、株価は依然低調ですが、回復基調にあり今後ワクチンの普及にともない、以前の水準が期待できそうです。

お酒主体のお店

いわゆる居酒屋チェーン店や売上の主体がお酒のお店は、売上の主体がお酒であるため、まだまだ厳しい状況が続いています。

それにともない、株価も低調の上、今後ワクチンの普及があってもどこまで回復できるか読めない業種です。また企業努力も相当要求されるカテゴリーです。

具体的にはどの株式がおすすめ

では具体的には、どの株式がおすすめなのでしょうか?

3つのカテゴリーで調べてみました。

経営状態や安全性を評価するは色々あるのですが、今回は、総資本経常利益率(ROA)と自己資本比率を取り上げました。

総資本経常利益率(ROA):経営活動においてどの程度の利益を得られたかを示す指標です。総資本経常利益率が高いほど収益性があると判断でき、5%以上で良好、10%以上で超優良とみなされます。

赤字の時はマイナスの値になります。現在報告されている経済指標ではマイナスのところが多いです。

自己資本比率:「自己資本÷総資本」で算出される自己資本比率は、返済の必要がない自己資本の総資本に対する割合を表す指標です。企業における財政基盤の健全性を判断でき、高いほうがリスクが低いと判断できる。

外食産業といってもテイクアウトが主体の会社

◆プレナス 

会社概要:持ち帰り弁当『ほっともっと』を全国展開。直営中心からフランチャイズ展開に移行中。定食『やよい軒』も傘下。新型コロナの影響小。ややプラスへはたらいているようです。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 1,994円
現在(2021年7月)の株価 2,106円
株価変化率 6%
配当利回り 1.38%
総資本経常利益率(ROA) 2.40%
自己資本比率 63.40%

株主優待:100株で年間2,500円の株主優待。

買物優待券(500円) 5枚 100株以上

※「ほっともっと」、「やよい軒」、「MKレストラン」で利用可
※1年以上継続保有(2月・8月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)した株主のみに贈呈

食事主体のお店

◆すかいらーくホールディングス

会社概要:ファミレス最大手。主力は『ガスト』。中華『バーミヤン』や和食『夢庵』など多業態。現在は、黒字復帰で回復基調。近所のガストの混み具合はコロナ前とあまり変わらない印象。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 2,070円
現在(2021年7月)の株価 1,537円
株価下げ率 -26%
配当利回り 0
総資本経常利益率(ROA) -5.90%
自己資本比率 25.80%

株主優待:年2回、100株で年間4,000円相当の株主優待。

飲食代割引カード 2,000円相当 100株以上
  5,000円相当 300株以上
  8,000円相当 500株以上
  17,000円相当 1,000株以上

おすすめ度:〇 コロナが収まると株価上昇が期待できる。使用可能なお店が多い株主優待も魅力的。

◆吉野家ホールディング

会社概要:牛丼の老舗、国内2位。収益柱『吉野家』と『はなまるうどん』を展開。黒字復帰で回復基調。近所の吉野家の混み具合はコロナ前とあまり変わらない印象。テイクアウト顧客も目立つ。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 2,633円
現在(2021年7月)の株価 2,151円
株価下げ率 -18%
配当利回り 0
総資本経常利益率(ROA) -1.50%
自己資本比率 30.00%

株主優待:年2回、100株で年間6,000円相当の株主優待。

飲食券(300円) 10枚 100株以上
  20枚 1,000株以上
  40枚 2,000株以上

おすすめ度:〇 コロナが収まると株価上昇が期待できる。牛丼愛好者には株主優待も魅力的。

◆アトム

会社概要:ステーキ、回転ずし、居酒屋中心の外食中堅。名古屋を軸に東日本にも展開。コロワイドの子会社。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 1,042円
現在(2021年7月)の株価 784円
株価下げ率 -25%
配当利回り 0.26%
総資本経常利益率(ROA) -5.10%
自己資本比率 42.70%

株主優待:年2回、100株で4000円相当の株主優待だが、500株(約50万円)で年間20,000円と効率のよい株主優待。

株主優待カードのポイント付与 2,000ポイント 100株以上
  10,000ポイント 500株以上
  20,000ポイント 1,000株以上

おすすめ度:〇 近所に対象のお店がある人にはおすすめ。株主優待の他に配当もあり。

◆ペッパーフードサービス

会社概要:立ち食い店『いきなりステーキ』を急拡大したが、その後失速、新型コロナが追い打ち。現在は、事業整理をして黒字。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 985円
現在(2021年7月)の株価 499円
株価下げ率 -49%
配当利回り 0
総資本経常利益率(ROA) 0
自己資本比率 2.00%

株主優待:年2回、100株で年間2,000円の株主優待。

(1)優待食事券(500円)または(2)自社商品(ビーフハンバーグ2袋・ガーリックライス2袋) (1)2枚 100株以上
(1)6枚または(2)1セット 300株以上
(1)12枚または(2)2セット 1,500株以上
(1)18枚または(2)3セット 3,000株以上

※(1)は自社および自社グループ店舗(一部除く)で利用可

おすすめ度:△ 事業整理により黒字化したが、実力は未知数。

◆ドトール・日レスホールディングス

会社概要:傘下にフランチャイズ主体の喫茶ドトール、『星乃珈琲店』展開する日レスなど。黒字復帰で回復基調。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 2,097円
現在(2021年7月)の株価 1,773円
株価下げ率 -15%
配当利回り 1.44%
総資本経常利益率(ROA) -3.40%
自己資本比率 81.40%

株主優待:年1回、100株で年間1,000円相当の株主優待。

株主優待カード 1,000円相当 100株以上
  3,000円相当 300株以上
  5,000円相当 500株以上

※「ドトールコーヒーショップ」、「エクセルシオール カフェ」で利用可

おすすめ度:△ 株主優待に加えて配当もあり。自己資本比率81%と高い。新型コロナの影響は、食事中心店より小。

お酒主体のお店

◆ワタミ 

会社概要:居酒屋『鳥メロ』等を国内外で展開。焼き肉・空揚げ育成中。高齢者向け宅食サービスが利益柱。まだ赤字脱却できていない状況。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 1,302円
現在(2021年7月)の株価 963円
株価下げ率 -26%
配当利回り 0
総資本経常利益率(ROA) -18.90%
自己資本比率 7.00%

株主優待:100株で年間8,000円相当の株主優待だが、一度に一人当たり1枚(500円)しか使用できないなだ使い勝手が悪い。

優待券(500円) 8枚 100株以上
  14枚 300株以上
  20枚 500株以上
  30枚 1,000株以上

※自社グループ店舗での飲食、宅食事業、「ワタミの逸品」の購入等に利用可。1名につき1回1枚まで利用可。自社グループ店舗ではランチタイムでの利用不可。宅食事業は弁当・惣菜は日替わり5日間コースまたは同7日間コース1人用の注文ごとに1枚利用可。ミールキット・料理キットは日替わり5日間1セット注文ごとに1枚利用可。

おすすめ度:△ ワタミグループのヘビーユーザーにはおすすめ。

◆DDホールディングス

会社概要:居酒屋『わらやき屋』など複数業態の飲食店を運営。ビリヤードバーも展開。新型コロナの影響大、株価は好調時の1/3以下。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 1,784円
現在(2021年7月)の株価 539円
株価下げ率 -70%
配当利回り 0
総資本経常利益率(ROA) -25.90%
自己資本比率 -3.10%

株主優待:100株で年間6,000円の株主優待。

(1)株主優待券(1,000円)
または(2)お米
(1)6枚 100株以上
  (1)12枚または
(2)5kg
600株以上
  (1)24枚または
(2)10kg
1,200株以上
  (1)36枚または
(2)15kg
6,000株以上
  (1)48枚または
(2)20kg
12,000株以上

おすすめ度:△ 過去の高株価時の再現を夢見て、株価が安い時をならうのもありか・・・経営状態はかな厳しいか。

◆鳥貴族ホールディングス

会社概要:焼き鳥チェーン『鳥貴族』を東名阪に展開。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 2,549円
現在(2021年7月)の株価 1,,884円
株価下げ率 -26%
配当利回り 0.32%
総資本経常利益率(ROA) 5.20%
自己資本比率 28.40%

株主優待:年1回、100株で年間1,000円相当の株主優待。

株主優待券 1,000円相当 100株以上
  3,000円相当 300株以上
  5,000円相当 500株以上

おすすめ度:△ 株価やや回復、新型コロナの終息で回復期待できるか・・

◆SFPホールディングス

会社概要:居酒屋『磯丸水産』や『鳥良』が柱。直営主体。クリエイト・レストランツHD傘下。

新型コロナ前の株価(2020年1月) 2,421円
現在(2021年7月)の株価 1,506円
株価下げ率 -38%
配当利回り 0
総資本経常利益率(ROA) -20.60%
自己資本比率 43.80%

株主優待:年2回、100株で年間8,000円の株主優待。

食事券 4,000円相当 100株以上
  10,000円相当 500株以上
  20.000円相当 1,000株以上

おすすめ度:△ 磯丸水産、や鳥良のヘビーユーザーは年間8000円の株主優待は魅力。新型コロナの終息後を期待しての購入もありかか・・

まとめ

少し堅めに株式を購入するなら、2番目の食事中心のお店の株式です。まだまだ以前の株価より低調の上、ワクチンの普及とともに以前の株価まで戻る期待ができます。

少しギャンブル的に攻めるなら、お酒を出すお店の株式です。以前なら購入できないような株でも、現在では安く購入できますし、多くの株式は現在の株価より上がることが期待できます。

注意すべきは、個々の会社の経営状況です。最悪倒産なんてこともあります。安全性を担保する自己資本比率などの経営指標をよく確認して購入しましょう!

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