山梨県白州に山小屋をつくり初めてから約18年が経ちます。この間は、週末(月末)田舎暮らしをやっています。
当初は、あれもやろう!、これもやろう!と考えていました。でも何ができてたのでしょうか? 「できたこと」と「できなかったこと」について考えてみました。 また田舎暮らしで、「苦労していること」、「不便なこと」についても考えました。
・サステナブルな生活を目指す
・平日の気分転換をする
・趣味を楽しむ
・苦労していること・不便なこと
・まとめ
自然を楽しむ
自然を楽しむことは、田舎暮らしを始める大きな目的でした。具体的には、南アルプスの雰囲気や景色を楽しむ、星を見る、野生の生き物をみる、草木を育てるなどを考えていました。
白州の土地を買ってログハウスを建てた場所は、別荘地から少し離れた、山の奥に入った所です。標高も700mぐらいあります。里の方に下ってくると、甲斐駒ヶ岳を初めてとする南アルプスの山々が見渡せます。また八ヶ岳も良く見え、天気がよければ山の景色が素晴らしいところです。
少し高いところに登ると、甲斐駒ヶ岳が良く見えます
星も、最初の頃天の川をみて感動したのを覚えています。最近は余裕がないのか、星をあまり見た記憶がありません。
野生の生き物は、一番よく見るのは日本猿です。猿は群れで遊びにきます。他は、キツネ、ウサギ、蛇、カエルなどで以外と少ないです。
でもそばで、熊や猪、鹿などが出た話は良く聞きます。つい最近も以前散歩をしていた道のそばに仕掛けた罠に熊がかかったと近所の方が話していました。
猿は度々みることがあります
バードウォッチングもやりたいことの一つでしたが、周りに鳥は沢山いるのですが、最近になってバードフィダーを準備して鳥が来るのをを待っています。
バードフィーダーを作って設置してみましたが、あまり鳥がきません
草木については、野菜は常時住んでいないためNGです。何本か木を植えてみましたが、周囲にある自然に生えてきている木に負けているようです。
敷地内では、春から夏にかけては多くの野生の草花が咲きます
秋は名前が分からないキノコがそこここに生えてきます。
敷地自体や周囲が自然いっぱいなので、まあまあ自然は楽しめています。
サステナブルな生活を目指す
サステナブル(持続可能)な生活って、具体的に何をすればよいの? 考えたのは、まず水や電気を自給自足をすることです。
手始めにやったのは、雨水を使った水の自給自足です。関連記事「田舎暮らしの水の確保方法」
雨戸で集水した水を簡易的な浄化槽を通し集積タンクに蓄積し、浅井戸ポンプを設けて蛇口を開くと水が流れる仕組みのものです。この水の供給装置は3~4年使用したのですが、やはり衛生面を考えてやめました。白州は水が美味しいところなので、井戸へ移行しました。
他は、ほとんどサステナブル的なことはできていません。
現在考えているのは、太陽光発電です。最近は使い勝っての良いものも出ているので挑戦したいと考えています。これは、災害対策にもなるので是非やりたいですね。関連記事「オフグリッド太陽光発電装置は、実使用可能?!」「市販のオフグリッドの太陽光発電キット どれを購入するのがいい?」
平日の気分転換をする
平日の仕事のストレス解消も大きな目的です。サラリーマン生活はそれなりにストレスがあるので、週末に山小屋に来て自然に触れ合うことでストレス解消ができるのはとても有意義でした。
特に一日中、体を動かした後に周辺にある温泉に入り、美味しいものを食べるのは、何よりのストレス解消です。後、焚火をしながらお酒を飲むのも最高ですし、ウッドデッキで七輪で焼肉をするのも最高ですね。
最近はウッドデッキの上で七輪焼肉がマイブームです
夜、アマゾンプライムを利用して映画やドラマを見るのもとても楽しみです。食事をして、お酒を飲んで、映画鑑賞は最高です。
でも一番喜んでいたのは、飼い犬のチョビです(現在は亡くなりました)。広い山小屋の敷地の中を自由に歩き、小屋の中で一緒に食事をとって、一緒にに寝ることが出来てとても楽しんでいました。
趣味を楽しむ
趣味を楽しむの一番手は、必要なものの自作です。自分で小屋建てたり、必要なものの自作です。
メインのログハウスはキットとはいえ、基礎や電気配線を除いてはほぼ家族で作成しました。我が家の思い出になるイベントになりました。他にもバーコラ(?)、デッキ、シャワー、机等々小さいものまで入れると、沢山のものを作成しました。
キットのログハウス(画面中央)とバーコラ(?)はセルフビルドです
ログハウス内に設置したシャワーもキットを買って組み立てました
小屋も前にウッドデッキをつくりました
実用的なものを作るのは、なかなか大変ですが、できた時の達成感は、とても大きなものです。
他にも写真、御朱印集め、陶芸にチャレンジなどをやろうと考えていました。写真や御朱印集めは、そこそこやっていいますが、陶芸はきっかけもなく全く何もできていません。
苦労していること・不便なこと
でも週末田舎暮らしも楽しいことばかりではありません。いろいろと苦労することや、不便なことがあります。
まず山の中ということもあり、5月から9月までは、草刈りがとても大変です。間が空くと、ガソリン草刈り機を使っても半日では終わらない時も多々あります。
草刈りは週末田舎暮らしのメインの仕事の一つです
虫もとても多いです。家を空けると、家の中に蟻が住み着くことがあり、これを駆除するのが大変です。虫嫌いの人はNGかもしれません。
あと記憶に残ってるのは、1ヶ月ぐらい行かなかったときに小屋の入口に黄色スズメバチの巣がぶら下がっていた時です。この時は、息子が1回さされてしましました。
山小屋の入り口につくられた黄色スズメバチのすです、縦30cmと大きなものでした。
寒さや積雪も困ります。山の中で標高も高いことから、冬は、氷点下が当たり前です。雪が降るとそれが根雪となり春先まで溶けません。車で登っていくのも難しくなるので、冬場は2~3ヶ月ほど行けなくなることもあります。
不便なのは、なんといってもTVの電波が入り難かったり、高速のインターネットが通じていないことです。現在までは、リアルタイムのTVはありません。ご近所ではアンテナが立っているので、うまく立てると見えるようですが?
WiFiを設置したいのですが、AuやSOFTBANKのホームページでサービスエリアを見るとギリギリでOKの範囲にあるのですが心配で現在のところは導入していません。
まとめ
田舎暮らしの目的は色々あります。私の場合は、仕事は東京、主に週末や連休などに主に田舎暮らしをしていました。
定年退職を迎え、自由な時間が増えたので、これからもっと楽しみたいと思います。残念なのは、現在飼っている3匹の箱入り猫たちは、山小屋が嫌いなようです。好きになってもらえれば、一緒に小屋で遊べるのですが・・