我が家には、セミセルフビルドのログハウスが南アルプスの甲斐駒ヶ岳の麓にあります。
数年前やっとサラリーマン生活から解放されたのですが、現在は緊急事態宣言もあり、長期の滞在はできていません。
月に1回程度通って山小屋ライフを楽しんでいます。一体、その維持費や活動にかかる費用はどれ位かかるのでしょうか?
我が家のログハウス(山小屋)は白州の道の駅から山の中に向かう、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根の麓にあります。ログハウスは、フィンランドのビアンカ製のキットのログハウスです。残念ながらビアンカというメーカは現在はなくなっています。
山小屋から少し離れると甲斐駒ヶ岳がきれいに見えます。
メンテナンスがし易いように、ロフトのない平屋のログハウスです。家族でセミセルフビルドをしました。
約20年前に、以前からの夢であったログハウスを自作しようと土地やキットのログハウスを探しはじめました。
基礎や水回り以外は家族(嫁、息子)でセミセルフビルドで作りました。
屋根が出来上がるまでは、毎週週末に通っていましたが、屋根ができあがると、通う頻度も落ちた上に山小屋暮らしを楽しむようになり、作るスピードは落ちました。
基礎は、浴槽が置けるようにコンクリートで固められていますが、実際には浴槽がなくシャワールームです。セルフビルドするには、シャワールームの方が簡単です。また周辺に点在している温泉を楽しみたいとの思いもありました。
シャワールームは少し狭いですが、あるとすごく便利です。
車で20分以内のところに2件温泉(武川の湯、尾白の湯))があります。
食料は主に道の駅にあるスーパーのエブリに買いに行きます。車で15分ぐらいです。
また20号線沿いには、それほど多くはありませんが、コメリ、ツルハ、コンビニ。レストラン等々のお店があります。
ここ2年間は、新型コロナウイルスの影響もあり月に1回3~4日でかけていき山小屋暮らしを楽しんでいます。
こんな山小屋暮らしに一体どれ位費用が掛かるのでしょうか、ざっくりですが2020年の費用を表にしてみました。
項目 | 費用 |
●交通費(ガソリン・高速代) | 100,000 |
●生活費 | |
食材 | 40,000 |
外食 | 26,000 |
お風呂 | 32,000 |
草刈り機・チェーンソーガソリン | 18,000 |
小計 | 116,000 |
●山小屋維持 | |
固定資産・住民税(均等割) | 44,000 |
浄化槽点検 | 5,000 |
井戸維持費 | 20,000 |
電気代 | 27,600 |
地元寄付 | 5,000 |
小計 | 101,600 |
合計 | 317,600 |
◆交通費:何と言っても高速代がかかっています。下道を行くのもありなのですが、安全と時間には代えられず高速を使ってしまいます。
◆生活費
食事:山小屋に行って作業をすると、どうしても外食が多くなります。2020年はや山梨県のGoto eatを利用しました。
お風呂:寒い時期は近所の温泉へ行きますが、温かい時は小屋のシャワーですませています。
ガソリン:草が生えている時期は、草刈りがメインの仕事になります。
◆山小屋維持
固定資産:別荘という扱いなのでやや高めです。毎月利用する証明ができれば、軽減措置があります。
井戸維持費:井戸は近所の人たちと共有しています。いざという時のために積み立てています。
地元寄付:地元の消防団が見回りを行ってくれているので、それに対する寄付です。
月1回の山小屋暮らしの発生費用 ⇒ 31.7万円
合計で年間30万円強の費用がかかっています。山小屋からは多くの楽しみや癒しを貰っているので、この費用が高いと思うか、安いと思うかは微妙なところです。
でももっと利用したいですね。
山小屋を作っていた時期は、何だかんだで費用がかかっていましたが、現在はあまり大きな費用の発生はなくなりました。
とは言っても、時々費用が発生することがあります。
一般的には、山小屋は数年に一度塗り替えを行わなければなりません。我が家は基本自分たちで行ないます。塗装用のキシラデコールも以前一斗缶で購入したものがあるのでほとんど費用の発生はありません。
他にかかった費用は、
項目 | 費用 |
山小屋の周りの唐松の伐採 | 24万円 |
ウッドデッキ作成(自作) | 8万円 |
の2つです。
唐松の伐採:敷地内の唐松が大きくなったので地元の森林組合に依頼して伐採を行いました。伐採した木は、森林組合を通して売却してもらい、費用と相殺してもらいました。差し引きの費用が24万円です。
唐松は8本、栗、桜をそれぞれ1本ずつ伐採しました。
ウッドデッキ作成:山小屋の階段が地盤沈下して傾向いたため、高さ調整付のウッドデッキを自作しました。その材料費代が8万円です。
田舎暮らしやログハウスのセルフビルドを夢見る人は多いかと思います。これらは、多くの楽しみや癒しをくれますが、反面費用の発生もあります。
驚くほどの費用発生ではありませんが、どれ位に費用が発生して十分に節約ができているかのお金の管理をしていくことが継続して楽しむことの繋がります。