昨年60代で家を建て替えました。
建て替えた家には、蓄電池付のソーラーシステムを導入しました。
我が家では、以前からポータブル電源を利用して節電をしていました。
実は、ソーラシステムとポータブル電源は相性がよく
ポータブル電源を併用することで、更なる節電を実現できます。
我が家のソーラーシステム+ポータブル電源を紹介します。
ポータブル電源は、ここ数年で目覚ましく技術が発展しています。
少し前まで、ここが改善されればと思った点は、どんどん改善されて行っています。
特にリン酸鉄リチウムイオン電池を使った機種は、寿命が充放電3000回で約10年間使用が可能になりました。
以前はキャンプや緊急事態用と考えられていたポータブル電源が、普段使い、節電用ツールとしても利用できる可能性がひろがりました。
でも実際には初期投資が必要です。
ソーラーパネルとポータブル電源の両方を購入すると、アマゾンなどで安いものでも6万円以上です。
屋根にソーラーパネルを載せるソーラーシステムを導入している家では、ポータブル電源を有効に活用できることを知っていますか!?
昼間の発電した電力をポータブル電源に充電して夜利用するのです!!
現在売電の価格は14円、買電は35円(契約によりバラツキます)
なので、売電するより充電してよる利用する方が節約につながります。
1kwの充電で約21円の節電です。
我が家は昨年建て替えをしました。
その時に、ソーラーシステムと蓄電池をリースしました。
ソーラーシステムは、ハウスメーカーから紹介されています。
15年リースでリース終了後は、自分のものになります。
このパターンは、現在新築するときの流行のパターンです。
◆ソーラーシステムの能力
・ソーラーパネル(Looop製) 5.7 kWh
・蓄電池容量 (オムロン製) 6.5kWh
導入するときの計算では、蓄電池で補填しないと元がとれない計算になりました。
本当はもっと蓄電池の容量を増やしたいところです。
実績でも晴れの日は、20kWぐらいの売電可能です。
売電するより、少しでも蓄電して夜に使用する方が節約になります。
そこで我が家では、ソーラーシステムの蓄電池に加えて、
昼間に500kWhのポータブル電源2台に蓄電して夜その電気を使用しています。
実際には、ポータブル電源を購入するという初期投資がかかります。
また、採算検討期間も10年と長くなります。
本当に節約につながるのでしょうか?
幾つかのパターンで計算してみました。
ポータブル電源のメーカーは実績があり、今一番が元気がよいBLUETTIとEcoFlowのものを使用しました。
ポータブル電源の容量は、実使用に合わせるために以下の計算としました。
実際に使用できるポータブル電源の容量は?
実際に使用可能な容量は、放電深度(DOD)や変換効率に影響されます。
使用可能容量=バッテリーの容量×放電深度×変換効率
放電深度90%、変換効率90%で計算します。
●変換効率
ポータブル電源から家電製品に給電する際、ポータブル電源内部で直流(DC)から交流(AC)に変換する際に電力ロスが発生します。
これを「変換効率」と呼びます。
●放電深度
バッテリーの総容量に対して、どれくらいの割合の電力を放電したかを示す値です。
放電深度が深い(DoDが大きい)ほど、バッテリーへの負担が大きく、サイクル寿命は短くなります。
リン酸鉄リチウムイオン電池はDoD 100%でもサイクル寿命が非常に長いという特徴がありますが
使用残りも含め90%で計算しています。
<計算方法>
使用蓄電池 EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Max 512Wh
アマゾンでの価格 35,695円
節約金額
=ポータブル電源容量×放電深度×変換効率×1kwの電気料金×充放電サイクル数
⇒ 43、545円
18% 節約
メーカー | 型名 | 容量 wh | 節約金額 円 | 価格 円 | 節約金額 円 | 節約割合 | 充電 |
EcoFlow | RIVER 2 | 512 | 43,545 | 35,695 | 7,850 | 18% | 家ソーラーシステム |
EcoFlow | RIVER 2 | 768 | 65,318 | 63,500 | 1,818 | 3% | ソーラーパネル |
BLUETTI | AORA 80 | 768 | 65,318 | 49,800 | 15,518 | 24% | 家ソーラーシステム |
BLUETTI | AORA 100 | 1152 | 97,978 | 66,800 | 31,177 | 32% | 家ソーラーシステム |
ポータブル電源に付属するソーラパネルを購入すると、節約金額はほぼトントンです。
家の屋根に載せているソーラーシステムを利用すると、
ポータブル電源の容量が大きくなればなるほど節約の割合が大きくなります。
この意味では、ソーラーシステムとポータブル電源は相性がよいと言えます。
厳密にはソーラーシステムの費用を少し載せる必要があるかもしれませんが・・
ポータブル電源はまだまだ発展途上です。
容量当たりの価格は下がっている状況です。
また古いモデルはかなり安く売られていたりします。
家の屋根を利用したソーラーシステムを導入している人は、ポータブル電源を購入して、
売電をせずに蓄電をすると、かなり節約になります。
興味のある人は是非一度検討してみてはいかがでしょうか!