大阪万博は当初の予想より、かなり評判はよいようです。
日本では、今回の大阪・関西万博も含め3回の大規模(登録)博覧会、3回の小規模(認定)博覧会が開催されています。
その都度記念コインが発行されていますが、プレミアムがついて高くなっているものと、額面通りのものがあります。
我が家にも記念コインがありますが、その価値はどうなんでしょうか・・
日本では、で行われた6回のそれぞれの博覧会で記念コインが発行されています。
大規模博覧会は、大阪万博 EXPO’70と愛知万博愛・地球博と2025年大阪・関西万博の3つです。
大阪万博 EXPO’70 | 沖縄海洋博 | 科学万博 つくば’85 | 大阪 花の万博 | |
開催年 | 1970年(昭和45年) | 1975年(昭和50年) | 1985年(昭和60年) | 1990年(平成2年) |
場所 | 大阪府吹田市 | 沖縄県 | 茨城県つくば市 | 大阪府大阪市・守口市 |
発行硬貨 | 100円白銅貨 | 100円白銅貨 | 500円白銅貨 | 5,000円銀貨 |
発行枚数 | 4,000万枚 | 1億2,000万枚 | 7,000万枚 | 1,000万枚 |
愛知万博・愛・地球博 | 2025年大阪・関西万博 | |
開催年 | 2005年(平成17年) | 2025年(令和7年) |
場所: | 愛知県 | 大阪府大阪市夢洲(ゆめしま) |
発行された硬貨① 発行枚数 | 1万円金貨(プルーフ貨幣) 7万枚 | 1万円金貨(プルーフ貨幣) 3万枚 |
発行された硬貨② 発行枚数 | 千円銀貨(プルーフ貨幣) 7万枚 | 千円銀貨 15万枚 |
発行された硬貨③ 発行枚数 | 500円黄銅貨(ニッケル黄銅貨) 824万枚 | 500円バイカラー・クラッド貨幣 232.8万枚 |
*プルーフ硬貨の販売価格は額面より高い価格で販売されています。
愛知万博の硬貨は、1万円金貨、千円銀貨は3.5万枚は単独で、3.5万枚はセットで販売されています。
大阪・関西万博は、1次、2次、3次と発行されており、1000円硬貨のデザインは毎回異なります。
詳しくは、「2025年大阪・関西万博記念硬貨を手に入れよう!入手方法や価値を解説」の記事参照してみてください。
記念コインを持っている人は、そのコインが額面以上の価値がでていると思っている人が多いかと思います。
ところが残念なことに、価値が上がっているコインはほんの一握りです。
売る時は安く、買うときは高くなっていて額面以上は、なかなか期待ができません。
その中でも、ある条件を満たせば、大幅の価格アップするものもあります。
また少しでも高額で売りたいならば、販売が目的の買い取り店よりオークションサイトなどの方が価値がつく可能性がありそうです。
大幅に売却するときの価格のアップが期待できるコインの条件は、次の3つです。
◆価値アップが期待できる条件
・希少価値が高い 発行枚数が少ない
・素材自体の価値 金貨もしくは銀貨
・コレクション用として製造されたプルーフ貨幣
◎希少価値
最近はコレクター以外で記念コインを集める人は少なくなりましたが、
現在の60代以上の人の中では、本格的なコレクターではなくても
記念コインを集める人が一定数存在していました。
そのせいか、以前の方が発行枚数が多く、最近はかなり減っています。
ピークは沖縄国際海洋博覧会の100円硬貨でなんと1億2千万枚発行されています。
2025年の大阪・関西万博の500円硬貨は232.8万枚です。
◎素材の価値
何と言っても金を素材にしているコインは価値が上がっています。
これは金自体の価格が上がっているからです。
銀も金ほどではないですが、素材の価値が期待できます。
素材の価値が期待できるもの
花の万博:1万円金貨、千円銀貨
2025年大阪・関西万博:1万円金貨、千円銀貨
4種と意外と少ないようです。
◎プルーフ硬貨
プルーフ硬貨はコレクターズアイテムとして作られた硬貨です。
表面を鏡面加工して光沢のある仕上がりになっています。
発行枚数も少なく、価値がアップが期待できます。
日本貨幣商協同組合から日本貨幣カタログ2025が発行されています。
この中に貨幣評価価格が記載されているので参考に転記します。
◆プルーフ硬貨以外
硬貨種類 | 完未(円) | 未使用(円) | 美品(円) | 並品(円) | |
大阪万博 EXPO’70 | 100円白銅貨 | 600 | 400 | ー | ー |
沖縄海洋博 | 100円白銅貨 | 250 | 200 | ー | ー |
科学万博 つくば’85 | 500円白銅貨 | 1,500 | 1,000 | ー | ー |
大阪 花の万博 | 5,000円銀貨 | 10,000 | 8,000 | ー | ー |
愛知万博・愛・地球博 | 500円黄銅貨 | 1,500 | 1,000 | ー | ー |
s39東京オリンピック(参考) | 100円銀貨 | 1,000 | 800 | 500 | 300 |
完未は完全未使用品の略です。
表を見て分かるように例え美品であっても未使用でなければ価格がついていません。
一方で参考に載せた昭和39年の東京オリンピックの100円銀貨は並品でも300円の評価です。
これは素材の評価です。
販売業者に売る時の価格は、ほぼ額面と考えた方がよいようです。
でも、オークションなどを覗いてみると実際に額面以上の値段がついています。
売る時は、オークションの方がおすすめかもしれません。
◆プルーフ硬貨
プルーフ硬貨が発行されているのは、2005年の愛知万博と2025年の大阪・関西万博です。
今回は愛知万博の評価を確認しました。
1万円 金貨単独 | 千円 銀貨単独 | 金貨銀貨セット | |
セット数 | 35,000枚 | 35,000枚 | 35,000枚 |
販売価格 | 40,000円 | 6,000円 | 46,000円 |
2025年評価価格 | 249,600円 | 8,000円 | 259,600円 |
プルーフ硬貨は同時に価値が上がる条件の素材や希少性も満たしています。
このため、評価価格も大幅に上がっています。
値上がりを目的にするならばプルーフ硬貨がおすすめです!
我が家には記念硬貨が何種類かあります。
財力がないので、自分ではほとんど集めることができませんでした。
おふくろがコインを集めるのが趣味で、それがこちらに回ってきたものです。
万博関係では、大阪万博 EXPO’70の100円硬貨、沖縄海洋博の100円硬貨、つくば万博の500円硬貨、愛知万博の500円硬貨が、それぞれ複数枚あります。
でも少し間抜けなのは、一度も万博に行ったことがないのです・・
大阪万博 EXPO’70の100円硬貨のデザインは日本的なデザインの富士山です。
沖縄海洋博の100円硬貨には守礼門がデザインされています。何と8枚もありました。
つくば万博の500円硬貨は何と11枚もあります。どうやって集めたのでしょうか?
愛知万博の500円硬貨です。この硬貨は、黄銅貨幣なので色が異なり雰囲気が少し違います。
記念硬貨を値上りを目的に収集するならば、プルーフ硬貨がおすすめであることが確認できました。
我が家の硬貨を確認したところ、残念ながら大幅に価格がアップしているものはありませんでした。
それでも、個々の記念硬貨を見るとデザインも良く、立派な感じです。
お気に入りは、大阪万博 EXPO’70の富士山がデザインされた100円硬貨です!!