我が家の田舎暮らしのログハウスは、重機なしで家族でセミセルフビルドしました。基礎、水回り、電気回り以外は、自分たちで作りました。ログハウスはフィンランド製のキットです。
キットのログハウスのセミセルフビルドの難易度はどうなのでしょうか? 実際に苦労したところを紹介します。
・キットのログハウスのセミセルフビルドはこうやって行った!
・我が家のログハウスの良いところと悪いところは?現在の田舎暮らしの場所の実際の暮らしは
・まとめ
何故ログハウスを選択したの?
ログハウスを選択したのは、何といっても憧れと費用です。
現物や雑誌でログハウスを見たりすると、とてもその雰囲気やバリエーションの多さに魅力を感じます。また同時に、通常の住宅に比べ、セミセルフビルドを行うことで安くできる期待がありました(実際には色々ありますが・・)。
そして何よりも、ログハウスを自分たちで造ると愛着が湧きより楽しい田舎暮らしができると考えたのです。
言い換えると、楽しい田舎暮らし = ログハウスのセミセルフビルド と考えました。
キットのログハウスのセミセルフビルドはこうやって行った!
ログハウスセミビルドの工程
一部工程は、順番が入れ替わっていますが、大枠の流れはこんな感じです。
キットのログハウス選びと購入
基礎造り(依頼)
ログ組立て
屋根作り
床作り
水回り・トイレ・浄化槽工事(依頼)
電気工事(依頼)
ドア・窓取り付け・シャワー取り付け
デッキー・階段造り
塗装
行程の中の基礎、水回り・トイレ・浄化槽工事、電気工事は業者に依頼しました。他の工程は自分達でやることにしました。
基礎は、業者に依頼しました。ボイド管を使った柱で布基礎です。布基礎なのでログハウスが傾く心配はほとんどないです。
実際には・・
やっぱり現物をみるのが一番!
キットのログハウスの選択は、ネットや雑誌を見ました。田舎暮らしのために購入した土地の近くにある代理店があるメーカを選びました。その代理店が建てた現物を見せてもらい参考にしたのです。
今回選んだログハウスは、今は亡きフィンランドのBIANCA社製のKARELIA40のロフトなしです。ログ材は70㎜×160㎜ 床面積8.44坪、テラス2.4坪です。
2~3人で使うのであれば、少し狭いですがOKレベルの広さです。
重機なしでできないか?
重機を使うと費用もかかるし、色々と面倒くさそうなので、無しで組み立てられないか考えました。建物が高くなると、重機や足場が必要なので、平屋で尚且つロフトなしのキットを選んだのです。外観的にはロフトがあった方がオシャレなのですが・・ ロフトが無いと屋根に傾斜がつかないので、屋根を作ったりメンテナンスをするのが楽です。
計画は用意周到に!
海外製のキットだったのですが、組み立てのために長期休暇を取ったのですが、到着のタイミングがずれて休みの半分ぐらいが待ちの状態になってしまいました。 貴重な休みなので、もっと用意周到にすべきでした。
脚立の足場はとても便利!
材料が来てから重要なのは、材料の分別です。ログの組み立てがし易いように材料を並べていくのです。基礎の上に土台、根太をのせ、その上にログを組んでいきます。足場は組まずに2つの脚立の間に板を通し、簡易的な足場を作りログを最後まで積み上げました。
これで6段目までログを積んだ状態です。ログ材を積む順に分別してそばに置いています。
この大きさのログハウスであれば、ぎりぎり脚立と板の簡易足場でログ積みができます。
ログハウスの養生は大変!
屋根もキットを選んだ時の思惑とおり、それほど苦労せずに作成することができました。屋根ができるまでは、毎回ブルーシートでログハウスを包み帰っていました。ブルーシートで包むだけで1時間以上かかっていました。
屋根ができていないときは、ログハウス全体をブルーシートでラッピングして帰ります。この作業が大変なのです。
屋根が付くまで5か月 そろそろ遊びたい!
そんなこんなで屋根が付くまで約5か月かかりました。屋根ができると、雨で濡れるリスクがなくなり、田舎暮らしでやりたかったこと(周辺の散策、観光、釣り等々)をやり始めました。そのため作るスピードは極端に落ちました。
屋根ができると、ログハウスのラッピングもとても楽です。この頃からログハウスを作らずに他に興味が移っていきました。
床が出来上がってくると、更にスピードが落ちます。最初のころはテントに泊まり作っていたのですが、熊がでるといわれてから健康ランドに泊まったり、日帰りで来ていまいた。床ができると、小屋の中で泊まれるのですが更に興味は他のところへ向きます。
最初の頃はログハウスのそばにテントを張り組み立てていました。でも秋になると熊がでたと聞いて・・
どこが完成かは明確に決めれませんが、出来上がるまで(固定資産税を払い始めるまで)約10年ぐらいかかりました。
まとめ
ログハウスのセミセルフビルドは、とてもやりがいがあり、とても大変な、そしてとても楽しい作業でした。もちろん現在でもとても愛着のある我が家です。
これからも、大切にしていきたい我が家のログハウスなのです。