昨年家の建て替えをおこないました。
ハウスメーカーのすすめもなり、節約のためにソーラーシステムをリースしました。
元々エネルギー費用は少ないと自負する我が家です。
ソーラーシステムを導入しようと思っている人の中には、
本当に節約できるか心配な人も多いのではないでしょうか!
今回は1月~4月の実績で検証しました。
ソーラーシステムの採算は年間を通してみることが必要ですが、何が課題かは、各季節や月毎にみることが必要です。
採算の実績は、買電と売電の差で見る方法とソーラーシステムを導入する前とで比較する方法で確認しました。
我が家はオール電化で、電気以外のエネルギー費用は発生していません。
我が家のエネルギー料金の採算を買電、売電の視点確認しました。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | |
使用電気量 | 512 | 297 | 345 | 112 |
買電料金 | 15,304 | 9,665 | 11,302 | 5,000 |
売電電気量 | 260 | 256 | 261 | 358 |
売電料金 | 4,160 | 4,096 | 4,176 | 5,728 |
採算 | -11,144 | -5,569 | -7,126 | 728 |
1、2月は年間の中でもエネルギー料金がかかる月ですが、
かかった費用は1月は11千円、2月は5.5千円です。
この金額は、ソーラーシステムの効果がかなり出ています。
3月は天候が悪い日が続いて、2月より悪化していますが、
4月は売電金額が買電金額を上回って黒字です。
家を建て直す前の2023年のエネルギー比で採算が向上しているか確認します。
25年現在はオール電化ですが、23年当時は、電気、ガス、灯油の組み合わせです。
この採算計算では、ソーラシステムのリース費用を含めています。
リース代金は毎月異なります。
冬場など電気を多く使うと考えられる月はリース代は低めに、電気使用量が少ないと考えられる月は高めに設定されています。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | |
25年エネルギー料金 | 25,554 | 19,979 | 23,076 | 15,112 |
23年エネルギー料金 | 29,000 | 24,500 | 21,000 | 14,000 |
23年比差額 | 3,446 | 4,521 | -2,076 | -1,112 |
25年エネルギー料金=買電料金+リース代ー売電料金
1、2月は採算は黒字です。
これは恐らく建て直した家の断熱性能がよくて、使用エネルギー量が減っているためです。
3、4月は赤字です。
特に4月は、23年でも使用量が少ないことが要因です。
リース代だけで、23年の4月のエネルギー費用を越えています。
売電で補填しない限り黒字になることはありません。
ソーラーシステムは、ハウスメーカーから紹介されています。
15年リースでリース終了後は、自分のものになります。
このパターンは、現在新築するときの流行のパターンです。
ソーラーパネルは、株式会社Looop製
蓄電池は、オムロン製
です。
◆ソーラーシステムの能力
・ソーラーパネル 5.7 kWh
・蓄電池容量 6.5kWh
ハウスメーカから引き渡されたときは、ソーラーシステムの設定が最適になっていない可能性があります。
◆設置の最適化
・電力プランに合わせた設定
・ソーラーシステムに合わせた設定
天気の悪い日は、エコキュートのお湯沸かしを値段の安い夜間電力で沸かす設定にしました。
天気の良い日は、エコキュートのお湯沸かしを、昼間のソーラーシステムの電力で沸かす設定にしました。
この設定は1月の中頃にしたので3ヶ月半はこの設定の恩恵を受けています。
1月~4月だけの比較では、導入前に比べてエネルギー費用の採算性は改善しています。
特にエネルギー使用量が多い1~2月は、ソーラーシステムの恩恵を十分に受けています。
元々エネルギー使用量が減ってくる3~4月は、リース代金の費用に圧迫され2023年より採算は悪くなっています。
エネルギー使用量が少ない月でも黒字にするためには、
使用電気量を更に減らすことと、売電料金を増やすことが必要そうです。
5~8月で黒字になれば、年間を通じて黒字も見えてきます。