2024年に家を建て替えました。
幾つもハウスメーカーを回ったのですが、やっぱり気になるのは費用です。
費用を比較するときの指標に坪単価があります。
でも坪単価に何が含まれているかは少し分かり難くなっています。
坪単価に含まれているもの、それ以外にかかる費用などを我が家を例に考えてみました。
ざっくりで建て替えた我が家の坪単価を計算してみました。
我が家がお願いしたハウスメーカーは大手ですが、低価格帯を売りにしています。
項目 | 費用 (千円) | 坪単価(千円) | |
① | 総額 | 19,630 | 707 |
② | 建物本体価格 | 13,000 | 468 |
追加変更工事 | 3,000 | ||
③ | 建物本体価格計 | 16,000 | 577 |
外構工事 | 400 | ||
付帯工事 | 910 | ||
仮設・管理費 | 1,870 | ||
申請費用 | 450 | ||
その他費用計 | 3,630 |
延べ面積は、27.75坪です。
この表から、坪単価を3種出してみました。
①ハウスメーカーへ支払総額 坪単価 70.7万円
②ハウスメーカの標準 坪単価 46.8万円
③建物本体価格総額 坪単価 57.7万円
一体どれが、いわゆる坪単価なのでしょうか?
後述する定義からは、③の57.7万円のようです!
また②は、ハウスメーカーの標準仕様のみで建てたときの坪単価になります。
家本体にかかった費用は表のとおりですが、
実際には建て替えの場合には、他にも多くの費用がかかっています。
一般に言われている坪単価の定義以下のようです。
◆坪単価の計算方法
坪単価=建物の本体価格/ 床延べ面積(坪)
ここで定義が曖昧なのが、建物の本体価格です。
本体価格に含まれるものは、各ハウスメーカや工務店により異なります。
何を建物の本体価格に含めるかは、ハウスメーカーの意図もあるようです。
低価格をうたいたいときは、見かけの坪単価を下げるために、本体価格に含めるものを減らすことができます。
数社のサイトを確認したところ、概ね費用の内訳は下記のようです。
◆建物の本体価格に含まれる費用
・基礎、土台、柱、梁などの構造部分
・フローリングや壁紙、建具などの内装
・外壁や屋根の外装
・窓や玄関、その他の建設設備の設置
・キッチンやユニットバスなどの設備
*建物の本体をつくるための材料と工事費が坪単価に含まれます。
主にこの費用を使って坪単価を計算することになります!
◆建物の本体価格に含まれない費用
・外構
・ウッドデッキ、カーポートなど
・屋外における電気/ガス/水道給排管
・仮設費用、管理費用、申請費用など
・イベント費用(上棟式など)
*付帯費用、諸費用、その他費用と呼ばれるものは含まれません。
◆建物の本体価格に含まれるかどうか、あいまいなもの
・エアコン
・カーテン
・照明
・設計料
・消費税
これらの費用も本体価格に含める場合があり、同じ家でも坪単価が変わる原因になります。
よくネット情報では、総費用はざっくり、建物費用の1.3倍といわれたりします。
でもこれは条件により、かなり異なります。
建て替えでは、解体費、土壌調査・改良費、引っ越し代、仮住まい費用などもあります。
実際にかかりそうな費用を以下にまとめてみました!
・建物本体工事(含む設計費) ハウスメーカーごとのベースになる内容
・追加・変更工事 仕様変更、機能追加
・付帯工事 屋外給排水関連、産廃処理、準防火地域対応費用
・外構工事費 家に付帯する外構
・仮設・管理費 仮設工事、現場管理、調査測量
・申請費用 建築確認申請
*坪単価に含まれないものを太字にしました。
ハウスメーカー支払うものだけでも坪単価に含まれないものが多くあるのに驚きます!
ハウスメーカー視点では、ベースになる社内仕様を坪単価と言うことも可能です!!
家を建て替えるのは、色々な費用が発生します。
坪単価に含まれない、ハウスメーカー以外でも多くの費用が発生します。
費用計画を作成するには、いくら検討しても足りません!
・解体費 建て替え、土地に建物がある場合
・地盤調査・改良 2000年の建築基準法改訂にともない必要になった
・空調(エアコンなど) ハウスメーカーでも対応
・カーテン ハウスメーカーでも対応
・照明器具 ハウスメーカーでも対応
・引っ越し 仮住まいする場合は2回分
・仮住まい 建て替えの場合など
・外構費 カー・サイクルポート、ウッドデッキなど
・インフラ費用 水道、電気、ガス、インターネット
・登記費用
・火災保険
・ローン手続き費用
◎坪単価の実感
一般にも坪単価は参考価格と言われています。
それは、坪単価の定義、特に建物の本体価格の定義が不明確のためです。
このためハウスメーカーなどがアナウンスする坪単価と
実際に建てたときの実感は少しずれているようです。
◎坪単価は変動する
ハウスメーカーの標準仕様だけで建てると、坪単価はかなり安くなりそうですが、
注文住宅の場合は、どうしても各依頼主の要望が入ってきます。
追加・変更工事が膨らむと、坪単価は高くなります。
また現在は付帯設備(空調、照明、カーテン、エコキュート、ソーラーシステム)などを
ハウスメーカーが扱っていることが多く、益々坪単価が分かり難くなっています。
費用を比較するときは、何処までの費用が含まれているかを正確に比較することが大切そうです!