愛猫の甲状腺亢進症 2年の投薬治療でT4が落ち着いた! 腎臓病との関係は?

我が家の愛猫のゴジが甲状腺亢進症が判明して、投薬治療を始めて2年になります。

ゴジは15歳になりまいたが、変わらずマイペースで日々を過ごしています。

今回の血液検査は、今まで一番値はよいのですが、

ドクターは腎臓病との関係を気にしているようでした。

何故でしょうか・・あまり説明がなかったので調べてみました。

血液検査の結果

主な血液検査指標の変化は

項目 参考基準範囲 2022/5/13 2022/6/11 2022/7/2 2022/10/8 2023/2/17 2023/6/13 2023/11/10 2024/6/6
甲状腺ホルモン T4 0.90-3.70 13.5 11.25 1.08 5.86 5.15 7.1 4.72 3.89
SDMA 11以下             7 5
クレアチニン 0.9-2.10       0.87 0.94 1.11 1.11 1.43
アルブミン 2.3-3,5 2.8 2.7 2.7 2.8 2.7 2.7 2.7 2.6
総コレステロール 95-259 92 84 92 107 107 103 94 136
ALP 肝臓の指標 0-58 114 98 48 74 56 78 61 47
PLT 血小板 30-80   19.9 34.1   27.4 19.9 26.1 17.8

今回の血液検査の結果は、ここ2年で一番良い結果でした。

参考基準範囲外は、甲状腺ホルモンT4とPLT 血小板の2つだけです。

甲状腺ホルモンの指標T4は、基準範囲に対して、ほんの少しだけのオーバーです。

これならば、私の健康診断よりもよいぐらいです。

血液検査の各指標の意味と変化

甲状腺ホルモンのT4:甲状腺ホルモンの値は、病気が発覚したとき13.5だったのが、すこしずつ収束してきて、3.89です。もう少しで基準内です。

アルブミン:人間の場合は、アルブミンが基準範囲より下にくると、栄養失調状態といわれます。私はバセドウ病になったときは、その状態になりましたがゴジは安定していて大丈夫そうです。

総コレステロール:甲状腺機能亢進症になると体の活動が活発になり、痩せてきます。総コレステロールも低くなる傾向があります。

以前は2.6kgまで落ちた体重も2.8kgまでもどしています。それにともない、総コレステロールや中性脂肪が範囲内で上の方になっています。

以前より少しだけふっくらした感じになりました。

ALP:肝臓の指標です。動物病院のドクターは、以前は亢進症の影響で基準範囲外になっていると言っていましたが、今回は基準内です。

PLT:血小板は当初から低く心配していました。今まで一番低く心配です。

ドクターが腎臓について気にしていたので、今回は腎臓に関する指標を2つ載せました。

クレアチニン:血中のクレアチニンの濃度が 上昇していることは腎臓の機能が低下していることを意味します。

運動・筋力トレーニングや高たんぱく食の摂取によって筋肉量が過剰に多い場合には、クレアチニンの数値も高くなります。

反対に、過剰に痩せていて筋肉量が少なくなっている場合には、クレアチニンの数値が低くなります。

ゴジはクレアチニンの値は基準範囲内です。

SDMA:猫の場合、甲状腺機能亢進症が腎臓病の存在を隠してしまいます。

SDMAは、腎臓病を患う猫において甲状腺機能亢進症をクレアチニンより精度よく検査することができます。

こちらの値も基準範囲内でした。

症状の改善は?!

一般的には猫の甲状腺亢進症の賞状は、体重減少、食欲増進、行動の変化(攻撃性が増す、異常に活発になる、異常に鳴くなど)、嘔吐、下痢、多飲多尿、食欲低下、元気消失です。

時々は私の膝の上でくつろぎます。

猫の甲状腺機能亢進症の症状

ゴジは、当初は多くのの項目に該当していましたが、

現在でも行動の変化の、活発で大きな声で鳴くなどは残っているように感じられます。

もしかしたら、元々そういう性格なのかもしれませんが・・

甲状腺亢進症と腎臓病との関係

ドクターが腎臓を心配していたのは何故なのでしょうか?

猫の甲状腺機能亢進症と腎臓病は、どちらも高齢の猫に多く発症する慢性疾患なので、15歳のゴジにとっては腎臓病も脅威になります。

現在は仮住まいですが、大分慣れてきました。この日はあまり仲の良くないビっちゃんと一緒にベランダでくつろいでいます。

甲状腺機能が亢進すると腎臓への血流が多くなり、腎臓が悪く進行していても、状態が軽く見えたり腎臓病の症状が現れていないことがあるそうです。

甲状腺亢進症が抑えられてくると腎臓病が顕著化される場合あります。

恐らくドクターはこれを心配していたようです。

クレアチニンの検査では発見し難いようです。

より検出精度のよいSDMAでも、その検出率はそれほど高くなさそうなので、確かに心配になります。

取り合えず現在のところは、両指標とも基準値内に入っているので一安心ですが・・

まとめ

2年の投薬治療で、甲状腺亢進症は安定してきています。

症状や体重も改善されているようです。

でも猫の15歳はかなり高齢です。

ゴジの毎日が楽しく、安心して過ごせることを願っています。

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