田舎暮らしへの憧れ:良くある話ですが、若いときに山歩きをして、その後忙しいサラリーマン生活をするようになると、田舎ぐらしに憧れるようになります。かくいう私もサラリーマンとして一番忙しい時期に、田舎でのログハウスの生活に憧れていました。当初はサラリーマンを定年したら田舎暮らしと考えていました。しかし仕事が忙しくなればなるほどストレスのせいか、今初めなければ結局やらずに終わってしまう、今できる範囲で準備を進めようと考えるようになりました。それからは出来る範囲で準備を進めるようになり出来る範囲自体も広がっていきました。
準備開始:最初は田舎暮らしの場所を探しました。山歩きや釣りの拠点になり、住んでいる神奈川県から比較的近い場所ということで、中央高速沿いを探しました。そして2時間30分ぐらいで通える北杜市にたどりつきました。北杜市は南アルプスの山々が良く見える美味しい水で有名な土地です。また何度か登った甲斐駒ヶ岳が良く見えるのが大変気に入りました。
北杜市から見える甲斐駒ヶ岳と摩利支天
拠点の構築:2001年に北杜市の白州の山際の緩斜面の126坪の土地を購入しました。購入した場所は、自然と観光地が混在した落ち着いた地域です。白州の道の駅にも近くスーパーマーケットもあり車があれば生活も便利です。2002年からスウェーデンのキットのログハウスを購入し家族でログ積み組立を開始しました。基礎、電気、水回りの工事等は業者にお願いしたのですが、なるべく自分達で作ろうと考えてので、出来上がるまで、約10年ぐらいの作り続けました。その後隣の土地を地主さんから譲ってもらい、366坪まで拡大しました。
山小屋組立開始
田舎暮らしって?:白州の山小屋との付合いは、早18年になります。最初の頃は毎週のように小屋の組立に行きました。屋根が出来上がると雨の恐怖から解放されて急激に作る勢いがなくなりました。行っても作るのではなく、少し遊ぶ余裕もできてきました。このためログハウス作成完了?まで約10年の月日がかかってしまいました。
当初は田舎ぐらしに憧れて土地を購入して山小屋を建てました。白州の山小屋には、多くの楽しみと苦労をもらいとても楽しい時間が過ごせました。だけどいわゆる田舎暮らしと呼べるようなことはあまりできていないかと思います。別荘地の端に住んでいるためあまり地元の人との付合いはありません。今サラリーマン生活を卒業し時間ができたので新しい形の田舎暮らしをしたいと考えています。何が正解という事はないのかと思います。