Google AIのBardは、ChatGPTと並ぶ大規模言語モデル(LLM)として、注目を集めています。
ChatGPTは、Advanced Data Analysisにより、より高度な分析が可能になりました。一方、Bardは現在試用期間中であり、一般の人には情報が少なく、使い勝手も不明です。
今回は、ChatGPTとBardの違いを比較し、Bardの実力を探ってみました。
今回の調査はChatGPTとBardの両方を使ってみて、その回答を評価して、性能を評価します。
◆5つの課題での評価
評価のための課題(質問事項)は、
①ChatGPTとBardの相違点
②ブログのリードの修正
③英文の翻訳
④近くのウォーキングコース
⑤最新の筋肥大理論
の5つです。
評価に使ったのは、ChatGPTの無料版、Bardの試用版(無料)です。
<評価結果>
評価課題 | Bard | ChatGPT |
ChatGPTとBardの相違点 | 〇 | △ |
ブログのリード修正 | 〇 | △ |
英文の翻訳 | 〇 | 〇 |
近くのウォーキングコース | △ | × |
最新の筋肥大理論 | 〇 | △ |
〇:納得のいくレベルの回答、△:分かり難い、間違いがあるなど
今回の評価では、Bardの評価がChatGPTより高くなっています。
更にBardでは、回答に解説がついていたり、回答が3種同時に用意されたり、画像の使用や参照のURLが表示されたりします。
今回のような課題で無料版同士の比較なら、選択肢はBardです!!
Google Bardは、2023年2月のプロジェクトの発表以降、5月に日本でも試験版が公開され現在試用期間です。
現在の知名度や使用人数は圧倒的にChatGPTがありますが、実力や使い易さはどうでしょうか?
まずは、Bard、ChatGPTのそれぞれに、ChatGPTとBardの違いついて聞いてみました。
プロムプトは「ChatGPTとBardの違いを教えて!」です。
2つのAIに尋ねた印象は、
Bardの回答:比較的自分のことを優れていると主張しているよう感じられます。
利点はGoogle検索とリンクしておりリアルタイムの情報が得られることです。
ChatGPTの回答:回答は淡泊です。Bardの特徴として文学的なスタイル、詩の形式に従ったテキストを生成をあげています。
これは、2021年までのデータしか学習していない影響かもしれません・・
ここでは触れていない、相違点としては、
◆ChatGPTとBardの相違点
・ChatGPTは有料版、無料版がある。現状Bardは試用版のみ
・有料のChatGpt(Advanced Data Analysis)では色々な種類ファイルの読込みや出力が可能
・Bardは同時に3種の回答がある。これは便利!
・Bardは、Google スプレッドシートにエクスポート可能
・Bardは、回答に画像を提示することがある。
などがあります。
ChatGPTとBardは、どちらも大規模言語モデル(LLM)に基づくチャットボットですが、いくつかの重要な違いがあります。
データセット
ChatGPTは、テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされています。一方、Bardは、テキストとコードに加えて、Google 検索を通じて現実世界の情報にもアクセスして処理できます。これにより、Bardはより包括的で正確な回答を提供できる可能性があります。
機能
ChatGPTは、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブ コンテンツの作成など、さまざまなタスクを実行できます。一方、Bardは、ChatGPTと同じタスクに加えて、質問に答えたり、指示に従ったりすることもできます。
利用可能性
ChatGPTは、OpenAI によって一般に公開されています。一方、Bard は、Google によってベータ版で提供されています。
項目 | ChatGPT | Bard |
データセット | テキストとコード | テキスト、コード、現実世界の情報 |
機能 |
テキストの生成、言語の翻訳、クリエイティブ コンテンツの作成など |
テキストの生成、言語の翻訳、クリエイティブ コンテンツの作成、質問への回答、指示の実行など |
利用可能性 | 一般公開 | ベータ版 |
まとめ
ChatGPT と Bard はどちらも強力なチャットボットですが、それぞれに独自の強みと弱みがあります。ChatGPT は、テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされているため、創造的なテキスト形式を生成するのに優れています。一方、Bard は、Google 検索を通じて現実世界の情報にもアクセスできるため、より包括的で正確な回答を提供できます。
ChatGPTとBardは、OpenAIが開発した2つの異なるAIモデルです。以下にそれぞれの特徴と違いを説明します。
ChatGPT:
・ChatGPTは、対話型のAIモデルです。ユーザーとの自然な対話を行うことが得意です。
・一般的な質問応答、テキスト生成、対話に関連したタスクに適しています。
・チャットボットやカスタマーサポートの自動化、テキストベースの対話インターフェースの開発などに利用できます。
Bard:
・Bardは、テキスト生成のAIモデルで、特に詩や文学的なテキストを生成するのが得意です。
・文学的なスタイル、詩の形式に従ったテキストを生成できます。
・Bardは文学や詩の愛好家、コンテンツ制作者、クリエイティブライティングの支援に役立つことが期待されます。
要するに、ChatGPTは対話向けであり、一般的な対話や質問応答に適しています。一方、Bardは文学的なテキスト生成に特化しており、詩や文学の創作に役立つモデルです。どちらのモデルも、異なるコンテキストや用途に合わせて活用できます。
実際に使用するシーンでどれ位の差が生じるか確認してみました。
ブログを書く際にリード部分はとても重要です。より分かり易く、説得力のある要修正を依頼しました。
今回の結果では、Bard修正版の方はかなり良い出来です。一方ChatGPTの修正はオリジナルを尊重して少しだけ修正した感じです。
Bardは修正した文章のあとに、修正のポイントなど解説がついています。
<オリジナル>
Googleが開発した対話型のAI Bardの実力はまだ未知です。
火付け役のChatGPTは、更にAdvanced Data Analysisにより次の段階に移行しています。
一方Bardは現在試用期間です。一般の人が使用するには情報が少なく使い勝手も不明です。
今回はChatGPTと比較する形でその実力を調べてみました。
<Bard修正版>
Google AIのBardは、ChatGPTと並ぶ大規模言語モデル(LLM)チャットボットとして、注目を集めています。
ChatGPTは、Advanced Data Analysisにより、より高度な分析が可能になりました。一方、Bardは現在試用期間中であり、一般の人には情報が少なく、使い勝手も不明です。
今回は、ChatGPTとBardの違いを比較し、Bardの実力を探ってみました。
<ChatGPT修正版>
Googleが開発した対話型のAI、Bardの実力はまだ未知数です。
火付け役のChatGPTは、Advanced Data Analysisにより更なる進化を遂げています。
一方、Bardは現在試用期間中で、一般の利用者には情報が限られ、使い勝手も未知数です。
今回は、ChatGPTとの比較を通じて、Bardの実力を探ってみたいと思います。
AIに専門用語が入った英文の翻訳を任せることができれば、とても有り難いです。
今回はパワーリフティングに関する英文を幾つか確認してみましたが、どちらも自然な日本語訳の回答がありました。
なおBardの回答には解説分がついています。
<オリジナル>
The World Anti-Doping Agency (WADA) Prohibited List is the International Standard that identifies the substances and methods prohibited in-competition and out-of-competition. WADA is responsible for the preparation and publication of the List, which it updates every year effective January 1.
<Bardの翻訳>
世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止リストは、競技中および競技外の禁止物質および方法を特定する国際基準です。WADAは、毎年1月1日から施行されるリストの作成および公表を担当しています。
<ChatGPTの翻訳>世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止薬物リストは、競技内外で禁止されている物質と方法を特定する国際基準です。WADAはこのリストの作成と公表を担当し、毎年1月1日から有効な更新を行っています。
筋トレマニアにとっては最新の筋肥大理論を知っていることは大切なことです。
プロンプトは「最新理論での筋肥大と筋トレ総重量の関係を200字以内で教えてください!」です。
Bardの回答:200文字以内なら合格レベルの回答です。
ChatGPTの回答:理論を知っている人ならば納得できますが、少し分かり難い説明です。
<Bardの回答>
最新理論での筋肥大と筋トレ総重量の関係は、筋トレ総重量を高めることで筋肥大を促進できるというものです。
筋トレ総重量とは、トレーニングの強度(重量)と回数、それにセット数をかけ合わせた総量になります。筋肥大を促すためには、筋肉に十分な負荷を与えることが重要であり、筋トレ総重量を高めることで、筋肉に大きな負荷を与えることができます。
ただし、筋トレ総重量を高めすぎると、筋肉に過度の負荷がかかり、故障の原因となる可能性があるため、無理のない範囲で筋トレ総重量を高めることが重要です。
また、筋トレ総重量を高めるためには、筋肉の種類や強度に合わせたトレーニングを行うことも重要です。速筋には高強度・低レップ数のトレーニングが効果的であり、遅筋には低強度・高レップ数のトレーニングが効果的であるとされています。
これらの点を踏まえて、自分に合った筋トレ総重量を設定することが重要です。
<ChatGPTの回答>
最新の筋肥大理論によれば、筋トレ総重量(Total Training Volume)と筋肥大には密接な関係があります。総重量は、セットの重量(ウェイト)とセット数、リップ数を組み合わせたもので、これを増加させることが筋肥大の鍵とされています。高いトレーニングボリュームは筋肉に対する刺激を増加させ、成長を促進します。プログレッシブ・オーバーロードの原則に従い、トレーニング総重量を徐々に増やすことが効果的です。また、バリエーションを取り入れ、異なる筋肉線維を刺激することも重要です。総重量の増加は、筋肥大を支える要因の一つであり、適切な栄養と休息と組み合わせることが重要です。