我が家にある18年前に購入した 日本ビクターのエブリオGZ-MG40は優れもの!!

約18年前に折角購入したビデオカメラですが、あまり使用せずに長年箱に入ったままで今日に至りました。

久しぶりにいじってみると、中々の優れものです。小型軽量でフォルムが可愛いのが売りです!

エブリオは、ビデオテープのビデオカメラの文化を終わらせ、新しい流れを作った機種です。

この新しい流れは現在でも継続しています。

日本ビクター エブリオ GZ-MG40の仕様

ハードディスクカメラ以前は

VHC方式のビデオを開発した日本ビクターは、VHS-Cでビデオカメラの分野でも業界を長年引っ張っていました。

ビデオカメラ業界は、記録媒体として色々なフォーマットのテープが存在しましたが、

1995年にDV(MiniDV)が統一規格として誕生して、各メーカーは同一規格で競うようになります。

DVCテープとIPhone12 miniとの大きさ比較。DVCのテープは従来のVHS-Cや8mmテープに比べかなり小型化していましたが・・

DVは、1995年から2005年頃まで、家庭用カムコーダのテープとして採用されていました。

そして現在に繋がる機種として、2004年に発売されたのがエブリオです。

2005年以降は、テープの機種が無くなくなり、内臓メモリー+SDカードというのがビデオカメラの主流になってきます。

現在もこの流れは続いています。

2005年当時はメモリ自体が高額であったこともあり、エブリオは当初内臓メモリがハードディスクだったようです。

GZ-MG40の仕様

GZ-MG40の記録媒体はハードディスクです。SDカードも使用できるようになっているので、ハードディスがいっぱいになったら、記録媒体をSDカードに切り替えることもできます。

仕様の詳細はこちら

レンズ

F値 W(1.2)~T(2.8) f=3mm~45mm/35mm換算43.3mm~649.5mm/光学15倍ズーム(動画はデジタル200倍ズーム)

スマホとの差はこのレンズのズーム性能ではないでしょうか、2005年の段階でも光学15倍のレンズが搭載されています。

この後には光学40倍が当たり前のように搭載されるようになります。

外寸・重量

外寸:67mm(W)×70mm(H)×109mm(D)

GZ-MG40とIPhone12 miniとの大きさ比較。

本体重量:約320g

撮影時重量:約380g

これまでのテープ方式に比較するとハードディスクにして、驚異的な小型軽量をを実現しています。

この後さらに小型軽量がすすめい300gを切る製品も発売されています。

重量に関しては現在の一眼レフやミラーレスに比べてもかなり軽くなっています。

MPEG-2 動画撮影時間

記録媒体 容量 720×480ドット 352×240ドット
ウルトラファイン ファイン ノーマル エコノミー
ハードディスク 20GB 約4時間50分 約7時間10分 約9時間30分 約25時間
SDメモリーカード 1GB 約14分 約21分 約27分 約73分

やや録画時間としては物足りませんが、この仕様も数年後には大きく改善されます。

我が家のGZ-MG40は

エポックメイキングを果たしたエブリオですが、2022年で生産が終了しています。

この業界では、長寿命ですが日本ビクター自体がこの事業から撤退する方向なので非常に残念です。

我が家のエブリオは2005年製と本体に記載があり、初期の機種であることが分かります。

外観

エブリオの外箱です。

シンプルな外観のGZ-MG40です。

パソコンとの相性

エブリオはパソコンとの相性もよく、USBを繋げると、動画ファイルと静止画ファイルをパソコンに取り込むことができます。

動画ファイルの拡張子は、MODファイル、静止画ファイルの拡張子は、JPGです。

MODファイルは、JVCやPanasonic、Canonのビデオカメラで使用されている動画形式です。

現在の多くの機器と同様にUSBで接続するとフォルダーが開きます。

残念な画質

我が家のGZ-MG40は長い間箱に入って棚に置かれていました。

理由は、子供が大きくなったり、仕事が忙しくなったりということもあったのですが、

画質がフレアーぽかったからが主な理由です。

当時この業界にいて、多くのビデオカメラの画質を見ていたのですが、購入したカメラの画質が気に入らなかったのです。

恐らくはレンズの不具合でフレアーぽく、コントラストがない画像となっています。

当時のJVCの多くの製品の画質はそれなりの性能だったので、逆にこの画質が気に入りませんでした。

これが無かったら愛用の一台になっていたことは間違いなかったのですが・・

GZ-MG40の画像です。このサイズでもフレアぽさやコントラスト感のなさが感じられます。

2015年発売の富士フィルムのX-A5の画像です。

まとめ

スマホの登場で多くの産業や文化が影響をうけました。

その中でもコンシューマ用のデジタルカメラやビデオカメラは一番影響を受けたのではないでしょうか

でも今だに不思議なのは、現在の内部メモリを保有したビデオカメラは、非常に小型軽量で高ズームで

低価格にも関わらず、以前に比べると、事業規模も大きく縮小され、ニッチな製品のような扱いになってしまっています。

やはり話題性がないのも大きな影響があるようです。

昔からのカメラファンとしては、何よりも外観も含め魅力的な製品が少なくなっているのが残念です。

このGZ-MG40のフォルムはとても魅力的なのですが・・!

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