家の間取りとWi-Fiの速度の関係は?! 測定すると注意する点が見えてくる!

家を建て替えた後に漠然と分かったきたのは、部屋ごとにネットの速度がかなり異なることです。

Wi-Fiルータがあるリビングのネット速度は、快適に感じるのですが、

書斎として使っている2階の小部屋では、明らかに速度ダウンしています。

部屋ごとに一体どんな速度なのか確認してみました。

ネットの速度で注意する点が分かってきました!!

 

分かったこと

今回のWi-Fiの速度の測定で分かったことを表にしました。

項目(疑問) 答え
2.5GHzと5GHzどちらの電波を使うか 5GHZ
小部屋は注意が必要 思ったよりスピードダウン
2階、3階でどれ位ダウンするの 3階でも問題ないレベル
動画鑑賞使用可能か どの解像度でも快適に使用可能
オンラインゲームの使用可能か 2階の小部屋では速度不足

2.5GHzと5GHzどちらの電波を使うか

本来は各電波の特性を考慮して選ぶのですが、

我が家の場合は、Wi-Fiルーターがあるリビングでの5GHzと2.5GHzの信号速度がかなり違っているため

選択の余地はなく、5GHzの選択になります。

小部屋は注意が必要

5GHzも2.5GHzも、2階の小部屋での速度はリビングの速度の1/10の速度に落ちています。

間取りを確認しても、何故小部屋で速度が落ちているかは明確ではありませんが・・

狭いエリアに壁が多い影響でしょうか?

2階、3階でどれ位ダウンするの

リビング⇒2階(寝室)⇒3階(屋根裏)の順でダウンロードの速度は、

5GHzの速度は:519⇒157⇒100Mbps

2.5GHzの速度は:162⇒33⇒18Mbps

とダウンしていきます。

動画鑑賞使用可能か

現在ネット上にある一番解像度が高い動画4Kの視聴するための推奨ダウンロード速度は20Mbpsです。

5GHzの電波を使えばどの部屋でも十分な速度が確保されているのが確認されました。

オンラインゲームの使用可能か

オンラインゲームでは100Mbpsのダウンロード速度を確保したいところです。

リビング、2階寝室、3階(屋根裏)は100Mbpsの速度を確保していますが、

2階の小部屋については5GHzの電波でも47Mbpsで速度不足です。

 

ネットの基礎知識

部屋の間取りとネット速度の関係は、Wi-Fiルータの置き位置や家ごとの間取りに影響を受けます。

今回のような測定を行うと、ネットの問題点や使い方が分かってきます。

誰でも、自分の家の状態が確認できるように、関連している知識も紹介していきます。

2.5GHzと5GHz電波の特徴

プロバイダーと契約して、Wi-Fiが開通すると、2つの電波を選んで使うことができます。

2.4GHz(末尾にg)と比べると5GHz(末尾にa)の方が伝送容量が大きいため、原理上は通信速度は速くなります。

ところが、5GHzは障害物に弱く遠くまで電波を届けることができないという特徴があります。

このため利用環境に合わせて使用する周波数帯を選択することになります。

<各周波数ごとの特徴>

  2.4GHz 5GHz
障害物 強い 弱い
電波干渉 弱い 強い
距離 より遠くまで可能 遠くは苦手

より詳しくは「【わかりやすく解説】Wi-Fiの2.4GHzと5GHzって何が違うの? それぞれの違いを解説します!」参照してください。

各々の特徴をよく理解して周波数を選択するのですが、どちらか分からないときは、基本速度が速い5GHzを選択するのが一般的です。

ネット速度の目安

もう一つ大事なのは、必要な速度はどれ位かということです。

必要以上のネット速度があっても宝の持ち腐れです!

<ダウンロード>

用途 速度
メールやSNSのメッセージ受信 128Kbps〜1Mbps
WebサイトやSNSの閲覧 1Mbps〜10Mbps
動画視聴(YouTubeなど) 3Mbps〜25Mbps
オンラインゲーム 30Mbps〜100Mbps

速いネット速度が必要な個別の使い方を確認してみると

多くの人が利用する動画視聴は25Mbpsの速度があれば、ほぼ問題ありません。

動画の解像度 推奨される速度
4K 20Mbps
HD 1080p 5 Mbps
HD 720p 2.5 Mbps
SD 480p 1.1 Mbps

また、オンラインゲームを楽しむ人では100Mbpsまでの速度が欲しいところです。

<アップロード>

用途 速度
メールやSNSのメッセージ送信 1Mbps
SNSの写真投稿 3Mbps
SNSやYouTubeなどの動画投稿 10Mbps

アップロードの速度は、ダウンロードに比べそれほど速度が必要ではありません。

特殊な使い方をしない限り、問題になることは少ないのではないでしょうか?!

速度測定の方法

ネットの速度は、ネット上のサイトに幾つかアプリが存在します。

幾つか使用してみましたが、使い勝手の差はあっても結果はそれほど大きな違いは出ないようです。

今回は、USEN のスピードテストを使用しました。

測定できるデーターは

ダウンロード インターネット上にあるデータをダウンロードする速さ
アップロード 手元のデータをインターネット上にアップロードする速さ
ing値 ネットワークの応答速度 
Jitter値 Ping値の、揺らぎを示す数値

我が家の環境

我が家はNUROの10GHzプランを利用しています。

もちろん10GHzプランといっても実行速度はかなり落ちています。

Wi-Fiルータがあるリビングでは、700Mbpsぐらいまでは出ています。

もう少しは出て欲しいのですが・・

今回の測定のときは、ダウンロード速度で520Mbpsぐらいでした。

次に間取りを確認しておきます。

<1Fの間取り>

赤丸の位置にWi-Fiルータが置いてあります。測定は机のところで行っています。

<2Fの間取り>

緑丸の位置が小部屋での測定位置です。オレンジ丸の位置が寝室での測定①です。

測定データー

1階のリビングにWi-Fiルータを設置しています。

リビングのネット速度をベースにデータを測定しています。

データはバラついているので、3回測定して平均しています。

1階 リビング 5GHz(Mbps) 2.4GHz(Mbps)
ダウンロード速度 519.1 162.1
アップロード速度 457.6 143.2
2階 寝室 5GHz(Mbps) 2.4GHz(Mbps)
ダウンロード速度 157.7(30%) 33.5(21%)
アップロード速度 282.6(61%) 62.5(43%)
2階 小部屋 5GHz(Mbps) 2.4GHz(Mbps)
ダウンロード速度 47.4(9%) 18.6(11%)
アップロード速度 100.4(22%) 44.7(22%)

2階の書斎では、速度が10%以下に落ちています。

この部屋でパソコン作業をすることが多いので、こんなに速度が落ちているのは残念です・・

屋根裏(3階) 5GHz(Mbps) 2.4GHz(Mbps)
ダウンロード速度 100.2(19%) 10.4(6%)
アップロード速度 164.8(36%) 16.9(36%)

2階の小部屋より、ダウン率は低い状態です。

まとめ

今回の測定で分かったように、小部屋はかなり曲者です。

2階、3階は距離や壁などがあり、それによって速度が落ちているようですが、

小部屋は法則性が分からない状態です。

かなり速度が落ちています。

ネット速度にこだわる人は、速度が必要な部屋にルータを設置するのがおすすめです!!

 

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