我が家は田舎暮らしに憧れて、約20年前から白州との2拠点生活をしています。
その中で一番の思い出で、思入れがあるのがログハウスです。
フィンランド製のログハウスのキットを輸入して、セミセルフビルドを行いました。
多くの苦労もありましたが、達成感も半端ではありません。
そして、現在もこのログハウスを中心に田舎暮らしを楽しんでいます。
継続する物価高で、都心でマンションや一戸建てをもつことは、かなりハードルが高くなっています。
また災害、政情の不安定、インフレなど将来の不安はつきません。
庶民が将来の備えて何ができるのでしょうか?
リモートで色々な仕事ができるようになったとはいえ、
いきなり住居や物価が安い田舎に引っ越すのはハードル高いですね。
そこでおすすめなのは、2拠点生活です。
現在、仕事の関係で都市部に住んでいる人におすすめです。
田舎で自然や趣味を楽しみつつ、仕事の拠点は都市部で行います。
もちろんリモートで仕事をするのもOKです。
田舎生活を暫くお試しで行い、気に入れば永住するということも可能です!
2拠点生活へのチャレンジをすると、夢を持つことができます!!
嫁さんとは会社の山の会で知り合いました。
2人とも山や自然好きで田舎暮らしに憧れていました。
定年後に田舎暮らしとも考えていましたが、
体が動くうちでなければ意味が無いと思い、
思い切って勤続20年の長期休暇をキッカケにログハウスをつくり始めました!
それから数年は、長い休みや週末はログハウスをつくるのに時間を費やしました。
素人で重機なしだったのでかなり大変でしたが、その分充実感、達成感は半端ありません。
そして今でも、そのログハウスを拠点に色々と楽しんでします。
約20年は楽しめているので、今となっては最初の投資も安いものです。
ログハウスをつくる数年前から、雑誌をみたり実際に土地やログハウスを見に行ったりしていました。
◆ログハウスを建てる前に行うこと
・土地探し
・キット選択
・代理店と打ち合わせ
・資金計画
・簡易トイレ
土地はネットで探して現場で確認することを、何ヶ所か行い現在の場所に決めています。
現在の場所は、森の中でありながら、スーパーや道の駅、温泉などに近く正解でした。
不動産から土地を購入したのですが、その後隣の土地の地主さんから
隣地を1/4の価格で購入でき敷地を拡大しています。
ログハウスのキットの選択も雑誌やネットです。
日本でも購入可能な本場のフィンランド製のログハウスのキットを選びました。
重機なしでセルフビルドやメンテナンスを行う予定なので、
足場が不要な平屋で屋根の角度がないキットを選択しました。
ロフトがあった方がスペースが広がるのですが、
屋根の角度がきつくなり、屋根に上りにくくなるので、泣く泣く諦めました。
キット選択のポイントの一つは、建てる土地のそばに販売店や代理店があるかでした、
いざという時は作り方教えて貰ったり、一部をお願いできる体制をつくりました。
長坂に代理店があったので、白州までは車で30分程度の距離です。
資金計画と作成日程の計画を作成しましたが、残念ながら日程は全く計画通りいきませんでした。
我が家の資金計画はいい加減だったので、想像以上にお金がかかっています。
土地、キット代だけでなく、その他の材料費(屋根材、断熱材)、道具代、交通費、食事代など費用は色々かかります。
普段は、神奈川県の相模原に住んでいるので、ログハウスを建てるのは長い休みか週末になります。
ログハウスがある程度できるまでは、テントや車の中で寝ていました。
ログハウスに屋根が付くと、一部床を張りログハウスの中で寝るようになりました。
もう一つ大事なのが、トイレです。
こちらは、簡易トイレを借りることにしました。
よく工事現場などにあるあれです!
ここまで準備が出来ると、後はキットの到着を待って組み立てます。
ログを組立てればほぼ完了と勘違いしていました。
屋根も床も塗装もそれなりに大変です!!
ログの組み立ては、ログハウスをつくる時の醍醐味です。
カタログには大人3人で1週間でログが組立てられると書かれています。
作業要員は、私、嫁、小学5年生の息子の3人です。
材料の到着が遅れ、2週間あった休みも半分になりました。
始めにやることは、トラックから降ろされたログ材やほかの材料を養生させることです。
左側が養生した材料です。最初はテントに泊まり組立てていました。
材料はログ材、屋根材、床材なども含まれています。
結局、ログの組み立てには3ヶ月以上かかってしまいました。
脚立を足場にしてログ材を組立てています。
天井の材料の板材はキットに含まれていましたが、屋根の上を覆う材料(アスファルトシングル)は自分達で調達です。
最初に板材を張り、その上にシートを貼り、その上にアスファルトシングルを貼って行きます。
雨漏りは20年経っても一度も無いのつくり方は正解だったようです。
ここまでできると、安心して作る速度が急激の堕ちました
でも屋根だけでも、この後内側をつくる必要があります。
天井材を貼りながら、間に断熱材をいれて天井をつくっていきます。
この作業は先にに床をつくってからなので、工程のかなり後になりました。
床つくりは、ログの組み立てや屋根つくりに比べるとかなり楽でした。
何と言っても脚立に登らなくよいし、重たい材料を持ち上げるなくてよいのです!
屋根が付いているので、自分達がいるスペースを広げるように床材を貼っていきます。
床の構造は2重になっていて、コンパネの外床の上に断熱材を敷いて、その上に床板を貼っていきます。
塗装作業までくると、もう少しで出来上がりです。
楽しい作業になります。
でも外観が決まる作業なので、ムラにならないように始めは丁寧に塗っていましたが、
すぐに大胆に塗るようなり、雑になってしまいます。
でも塗り終わってみると、なかなかの出来です。
気になっていた所も、あまり気になりません。
その他にも備品があります。
トイレ:水回りの工事といっよに付けて貰いました
風呂:浴槽を置ける土台にしたのですが、自分で組み立てられるキットのシャワールームにしました。
流し台:ログハウスの代理店から少し古いタイプのものを安くゆずってもらいました。
照明器具:近くのショッピングセンターで購入して付けました。
ログハウスのセミセルフビルドはかなりハードでした。
費用も時間もかなりかかります。
本文中で記載しませんでしたが、完成と思えるまで10年近くかかっています。
費用もキットの価格の倍はかかっているのではないでしょうか。
達成感が半端でないという言葉は、文言ではシンプルですが、
その内容はかなり濃く、本当の意味で楽しめた!という実感です。
そして今なお楽しみは継続しています。
中途半端ではなく本気で楽しみたい人には、おすすめのログハウスのセミセルフビルドです!