60代 インプラントの治療経過 治療の流れと期間

現在66歳です。60代でもインプラントは問題ないのでしょうか?

上顎の歯にヒビが入り、昨年から今年にかけてインプラント治療を行いました。

どうも歯を失うパターンがありそうです。

これからインプラント治療を行う人の参考に、治療の流れや期間について記載します。

ほぼ計画とおりだったので、順調に行った例です。

歯を失う原因は

今回紹介する上顎のインプラントの他に、15年前に下顎のインプラントを行っています。

どうもこの2本が、インプラントになった根本原因は同じようです。

両方とも、虫歯で神経を抜いた歯です。

神経を抜いた歯はもろくなると言われていますが、下顎の歯はある時折れてしまいました。

そして上顎の歯は、歯茎の調子が悪く1年ほど病院通いをしたのですが、

分からずに、別の歯医者に行ってみると

何と歯が折れている(ヒビが入っている)との診断でした。

この歯が折れるという現象には、心当たりがあります。

30年以上筋トレが趣味で、長年歯を食いしばってきた結果のようなのです・・

折れてしまうと、治療は難しく、入れ歯かインプラントになってしまいます。

歯の神経を抜いた人で、長年歯を食いしばっている人は注意が必要です!

治療の準備

今回は上顎の端の歯が対象です。

ここが無くなってしまうと、順番に歯が抜けてしまう可能性がるとのことです。

歯医者にいってもすぐには、インプラント治療は始まりませんでした。

最初に虫歯や歯周病にならないように、歯の掃除と歯の磨き方を徹底的に教えられました。

何とこれを行うのに3ヶ月もかかっています。

その後、折れていると言われた歯を抜いて、歯茎が落ち着くまで待機です。

歯を抜いてから3ヶ月後ぐらいにやっとインプラントの手術です。

上顎の場合は骨が薄い場合は造骨する必要があります。

確認すると骨の厚みは3.2mmしかありません。

サイナスリフト法で造骨とインプラントの手術を同時に行うことになりました。

インプラント治療の計画

インプラント治療は、歯を抜いたり、インプラントが安定するのを待ったりするので時間がかかります。

私の場合も、造骨や歯茎を安定させるための待機時間が11ヶ月ありました。

インプラントについては日本歯科医師会の「インプラント 歯を失ったら」が記事が詳しく分かり易い記事です。

スケジュール

病院からは、スケジュールはあまり明確にされなませんでした。

代わりに実際のスケジュールを紹介します。

・抜歯 6月末
 歯茎整える期間(待機) 3ヶ月間
・1次手術 造骨+顎の骨にインプラントを埋め込み手術 10月末
 造骨+治癒期間(待機) 6ヶ月間
・2次手術 歯茎切開しインプラントに仮蓋 5月
 歯茎を安定させる(待機) 1ヶ月間
・人工歯装着 6月頭

病院の治療計画書抜粋

通っている病院では、インプラントの治療計画書を作成してくれます。

現在の口腔内の状況、治療計画、概算の費用、写真などです。

スケジュールの記載がないのが、少し残念です。

◆現在の口腔内の状況
・欠損部位 左上6.7
・骨幅   左上6 6.1mm
・上顎洞までの距離 3.2mm

◆治療計画
・インプラント埋め込み部位:使用インプラント
 左上6:straumann
  直径 4.1mm 長さ10mm
・サイナスリフトによる骨造成 左上6
・上部構造 単冠クラウン

実際の治療は

インプラント手術(1次手術)

インプラント埋め込みと、造骨の手術は同時に行われます。

病院に行くと静脈注射の麻酔を行います。

麻酔がはいると、朦朧としてほぼ記憶がありません。

終わって目覚めると、90分以上経っていました。

恐らく口を広げられたことにより、唇の横が切れて痛みがあります。

痛みとしてはここが一番です。

手術した部分は痛みはほとんどありません。

薬は痛み止めのロキソニンと抗生物質を毎食後、1週間分もらいました。

それとは別に、痛みが強い時にのむ痛み止めのボルタレンをもらいましたが、こちらは使用しませんでした。

造骨+治癒期間は計画通り約6ヶ月でした。

更に詳しくは「筋トレで痛んだ歯をインプラントで治療中 上顎は少し大変です!

2次手術 歯茎切開(人口の歯を着ける準備)

麻酔をして歯茎を切開して、インプラントの頭をだして仮蓋をつけます。

時間は約30分ぐらいで完了です。

この後歯茎が落ち着くまで、1ヶ月ぐらい間を開けて次の処理にすすみます。

1ヶ月後に型をとり、人工歯を装着します。

肩取りが完璧だったのか、人工歯は装着直後から咬み合わせは完璧でした。

むしろ横方向、舌の当たりに違和感がありましたが、それも数日で慣れました。

まとめ

60代でもインプラント治療は問題ありません。多くの人が治療を受けています。

麻酔をしているので、歯の周りの痛みはほとんど感じられません。

ただ、インプラント手術終了後に麻酔がきれると、口の横に痛みがあります。

手術のときに、口を横に引っ張ていたための痛みです。

ただインプラントは費用が高いので、出来ればやりたくない治療です。

虫歯になったり、歯周病になったりすることが結果としてインプラントにつながります。

特に虫歯で神経を抜くと、そのあと10年、20年して歯が折れることがあります。

こうなると、入れ歯かインプラントです。

皆さん歯を大切にしましょう!

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