メラニンスポンジ「激落ちくん」と「落ち落ちV」を木材に使うと?!

先日、久しぶりにログハウスの室内をきれいにしようと思い、

汚れを落とす道具として定着したメラニンスポンジを準備しました。

メラニンスポンジで木(ログ材)の汚れを落とした例はあまり見うけられません。

また、本家の「激落ちくん」とダイソーの「落ち落ちV」に違いはあるのでしょうか?

木材に使うという切り口で比較してみました!

「激落ちくん」と「落ち落ちV」とは

激落ちくんは、1999年にレック社から発売されています。

清掃用のメラニンスポンジとして商用として最初に成功した老舗です。

多くのシリーズがありますが、違いはサイズを工夫したもののようです。

激落ちくんとは

激落ちくんはメラニンスポンジを素材とした、表面を削ることで汚れを落とします。

水をスポンジに含ませて、軽くこするだけで汚れを落とすことができます。

◆どうして汚れが落ちるの?
そのヒミツは、メラミン樹脂をミクロン単位で発泡させることでできる硬度の高い骨格構造!!この骨格構造が汚れと素材の間に、1本1本入り込んで汚れをカットしていきます。

こすると骨格構造は折れていくためカスがでます。しかしそのおかげで素材へのダメージが少なく、激落ちくんが通常のスポンジでは、なかなか落ちないガンコな汚れを、水だけで簡単に落とすことができるのです。

落ち落ちVとは

ダイソーのプライベートブランドの落ち落ちVは多くの人が同様の勘違いをするように、

私も、激落ちくんを真似て作ったものだと思っていました。

ところが、調べてみると製造元は同じレック社です。

ダイソーのプライベートブランドとして作られたもののようです。

ここまでで、何だ同じもの?と思ったのですが

実際には値段も違うし使った感じも少し違うのです・・・

掃除対象のログ材は

今回の記事の主題は、メラニンスポンジで木材がきれいなるか?です。

メラミンスポンジは研磨することで汚れを落とすスポンジです。

レックス社のサイトによると、効果を発揮する対象は、水アカ、トイレの黒ずみ、茶しぶ、網戸の汚れなどです。

今回は、約20年前にセルフビルドしたログハウスの部屋の中のログ材が対象です。

ログハウスの外側はキシラデコールで塗装して、数年ごとに再塗装を繰り返していますが、

部屋の中は、塗装せずに無垢のままなので、定期的に清掃をしています。

といっても、たいてい水拭きです。

ログの材質はパイン材(松材)です。

時間が経つとともに、手形、足形、油汚れ、カビなどが目立つようになっています。

手形、足形の多くは作るときに、手で触ったり、足をのせたりしたものが時間を経て浮き出ているものです。

使って見た結果

木材はおすすめの対象には入っていませんが、研磨して汚れを落とす原理からすると、効果がありそうです。

ログ材の汚れ具合は、事前に行った雑巾による水拭きでは、ほとんど汚れは雑巾につきませんでした。

ログ清掃の結果

木材の汚れもメラニンスポンジで落とすことは可能です!

但し木材の表面を削っているため、白くなることがあるので塗装しているものなどはNGです!

◆メラニンスポンジでのログ材清掃の結果
 ・ピンポイントの汚れは落としやすい
 ・黒カビは?
 ・広範囲の汚れは大変

ログ材(無垢材)のピンポイントで汚れた部分は落としやすく、数分で汚れが分からなくなります。

事例1 清掃前です。赤丸内に汚れがあります。

清掃後です。汚れは取れています。

事例2 清掃前です。赤丸内が汚れです。

こちらもきれいになりました!

全体に汚れている場合も時間をかけると、清掃可能ですが労力は半端ありません!

黒カビは、丁寧に時間をかければ黒カビ?部分が薄くなりますが、完全の除去するのは難しそうです。

事例3 天井との境の黒カビ?にチャレンジしました。

以前サンダーで削ったことがあります。

あまり変化がありません。もう少し時間をかけるときれいになるかもしれません。

やり過ぎるとやすりで削ったように白くなります。

「激落ちくん」と「落ち落ちV」の違い

激落ちくんは、元祖ということもあり、価格的には2~3倍以上のイメージです。

落ち落ちVはダイソーで基本的に110円で購入可能です。

この値段の違いはどこにでるのでしょうか?!

今回使用したのは、

激落ちくんは切断されていない、大きなものを使用。

落ち落ちVは立方体にカットされているモノを使用。

元は同じメーカーが作っているメラニンスポンジですが、使用した感じは少し異なりました。

サイズやカットの状態の影響もあるかもしれません。

◆激落ちくんと落ち落ちVの使ってみた違い
 ・激落ちくんの方が、ボロボロと崩れやすい
 ・落ち落ちVの方がハードに使っても壊れにくい
 ・激落ちくんの方が、汚れが落ちやすい?

感覚では激落ちくんの方が密度がある感じがあります。

汚れをこすっていると、激落ちくんは壊れてしまいボロボロになりますが、

落ち落ちVは基本立方体の原型を保っています。

雑巾ではほとんど色がつかなかったのですが、メラニンスポンジでは木が削れて色がついています。

右の2つが落ち落ちVですが、ダメージが少なく感じます。

水で洗うと、何度も使用可能ですが、激落ちくんの方が回数は少ないようです。

また感覚でしかありませんが、激落ちくんの方が汚れが落ちやすい気がします。

まとめ

ログハウスの塗装をしていない室内の汚れはメラニンスポンジで取ることできることが分かりました。

表面を研磨するのでやり過ぎると色が変わるので注意しましょう!

今回の使用では、価格が高い「激落ちくん」と100均で購入できる「落ち落ちV」の違いは明確には分かりませんでした。

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