投薬治療を止めて5年経ちます。
4年前にドクターに1年に一度は血液検査に来てねと言われから、行かないまま2年が経ちます。
体調が極端に悪いことがないので、足が遠のいてしまっています。
結局ドクターからは寛解の言葉を聞けていません。
投薬治療完了から現在までの経過を一度まとめることにしました。
38年勤めた会社を辞め1年弱経ったころ、急に体調不良になりました。
日々体重が減っていき、結局1ヶ月ぐらいで8kgぐらい減りました。
行きつけの病院に行き内視鏡などを行いましたが、原因が分かりません。
自己診断で症状から、甲状腺亢進症ではないかと思い、町田にある専門病院にいきました。
血液検査をして、その日の午後には、甲状腺亢進症(バセドウ病)と判明しました。
そこからすぐに、投薬治療が始まりました。
投薬は、1錠5mmgのメルカゾールを使います。
約1年4ヶ月間投薬治療を行いました。
ネット上では多くの場合、投薬治療完了まで2年以上かかるとあるので、短めだったようです。
◆投薬の経過
~8週目 3錠/日
~13週目 2錠/日
~16週目 1錠/日
~65週目 一日おきに1錠
投薬完了
検査の初回から194週目までの血液検査の結果を並べてみました。
検査項目 | 基準値 | 初回5/14 | 2週間後 | 4週間後 | 12週間後 | 24週間後 | 28週間後 | 65週間後 | 90週間後 | 102週間後 | 114週間後 | 140週間後 | 194週間後 |
FT4 | 0.9-1.7 | >7.77 | – | 1.41 | 0.55 | 1.71 | 1.38 | 1.63 | 1.74 | 1.68 | 1.81 | 1.54 | 1.54 |
FT3 | 2.3-4.0 | 19.73 | 7,69 | 3.88 | 2.45 | 3.69 | 3.2 | 2.7 | 2.9 | 3.11 | 3.26 | 2.81 | 2.91 |
TSH | 0.5-5.00 | 0.005 | – | <0.005 | 69.12 | 0.099 | 1.22 | 3.36 | 1.62 | 2.03 | 1.82 | 1.73 | 1.97 |
TRAb | 2.0未満 | 8.3 | – | – | – | 1.4 | – | 0.4 | 1 | <0.800 | 1.1 | 1.1 | 1 |
体重(㎏) | 67.9 | 68 | 69.1 | 74.5 | 74.5 | 74.5 | 76 | 76 | 76 | 75.5 | 75.5 | 74.5 | |
メルカゾール(錠) | 3 | 3 | 3 | 1 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
投薬治療が完了後は、検査の間隔を2か月、3ヵ月、6ヶ月、1年間になり、その後約2年は検査はしていません。
結局ドクターからは寛解の言葉はもらえてない状況です。
気になるのは、90週目、114週目の検査でFT4が基準値を超えているところです。
落ち着いているようでもFT4値は高めなのかもしれません。
◆バセドウ病の指標
◎FT3、FT4 甲状腺ホルモン
甲状腺ホルモンはT3、T4の2種類があります。一部が遊離した型で存在し、フリーT3、フリーT4(FT3、FT4)と呼ばれています。
甲状腺の検査は蛋白の影響を受けないこのFT3 、FT4を使います。
FT4:甲状腺のホルモンを作る能力を調べることができる。
FT3:甲状腺ホルモンの全身への作用の程度を調べることができる。
◎TSH 甲状腺刺激ホルモン
TSHは脳下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンの分泌を増やす作用があります。
TSHを測定することで甲状腺ホルモンの過不足を知ることができる。
◎TRAb 抗TSHレセプター抗体
TRAbはバセドウ病における甲状腺機能亢進症の原因といわれています。TRAbがTSHと同じように甲状腺を刺激することにより発症する自己免疫性疾患であることが分かっています。
TRAbは、バセドウ病の原因といえる。
今回参考にしたHPです。岡本甲状腺クリニック、隈病院
血液検査は行っていませんが、体調から察して恐らく再発はしていません。
週3~5回の運動やその他にも忙しくしています。
時々、疲労が蓄積してダウン寸前になりますが、以前より元気がないのは、年齢のせいと考えるようにしています。
他の方は、寛解ですといわれるまで病院に通っているのでしょうか??
バセドウ病は女性の方が発症率が3~5倍多く、尚且つ20~40代の比較的若い女性に多いようです。
そのため、最初に行った病院のドクターは別の病気を想像したようです。
60過ぎの男性もバセドウ病なるのです。
原因の一つにストレスというのもあるのですが、再就職したストレスがあったのかもしれませんが、
元いた会社の方が圧倒的にストレスを感じていました。
病気はどのタイミングで起きるかは分かり難いので、常に自分の体調には注意していきたいと感じています。