定年間際の約1年ぐらい、定年後は新しい生活をしたいと考え、田舎ぐらしを真剣に考えていました。白州でセルフビルドした山小屋も候補にしていましたが、いかんせん冬は寒く、雪でも降れば根雪になり大変なことになってしまいます。暖かい海際が良いとのことで、東伊豆が第一候補でした。
1年半かけて5回ほど現地にも行き検討した一部を紹介します。
・熱海が基本
・お勧めのエリア1 南箱根エリア
・お勧めのエリア2 伊豆高原エリア
・他のエリア
・まとめ
何故 東伊豆ですか!?
田舎暮らしを検討するため首都圏を起点にエリアを探していると、条件により場所が絞られてきます。すぐに候補としてあがったのは、山よりでは、山梨、長野の別荘地、那須エリアの別荘地です。海に近いエリアでは伊豆と千葉のエリアです。
今回は暖かい海に近いエリアを考えていたので伊豆と千葉を調べました。調べてみて分かったのですが、物件数は圧倒的に伊豆が多く不動産会社も多いようです。また現在住んでいる相模原から交通の便も良さそうでした。
またエリアや物件を選ぶために、なんとなくの条件で以下を考えていました。
・現在住んでいるところから2時間半以内の場所
・中古でお買い得な物件が期待できるところ(別荘やバブル時に建てた質がよく使いこまれてない物件)
・自然が豊かで生活の便がよいところ(スーパー、病院、役所が近いところ)
当時のメモを見ると具体的にこんなことも考えていました。
・100坪以上の土地があること
・価格は1300万円以下
・改修は不要であること
・周りに家が少ない(別荘地によっては都会と同じように隣に近いところがある)
・畳の部屋が1部屋以下(古い家は、畳の部屋の数が多い)
・バスの便があること
・駅に近いこと(5㎞以内)
・周りに店、病院がある
・庭がある
・南向き
その後いろいろ見て歩きましたが、全てを満たすの物件はなかなかありませんでした。
ある時、熱海に行く機会がありました。熱海は一時の人離れから脱却し町は賑わっていました。また、住んでいる相模原から熱海までは車で1時間30分ぐらいで着きとても近く感じました。その頃から東伊豆は、近くて住みやすいと考えるようになりました。
その後いろいろ調べた結果、いろいろな利点に気が付きました。
・現在住んでいる相模原から近い。もちろん都会からも近い
・海と山の要素があり自然を楽しめる
・観光地や見どころ、温泉が多く、住みながら観光ができる
・昔からの別荘地が多く、別荘の中古物件が豊富にある
・海際は温暖な気候である。東京より数度気温が高い
熱海が基本
熱海エリアは都心から見ると、東伊豆の入り口です。東伊豆の候補地は、熱海を起点にどれだけ離れているかがポイントの一つになります。大きな利点は熱海は都会に出るのもとても近いことです。相模原駅まで約110分、東京駅まで新幹線なら50分です。
熱海城です。日本唯一の秘宝館があります。
熱海エリアにも物件があります。熱海の街並みが好きな人にはおすすめです。中心地に近いところや湾岸に近いところにも物件があるのですが、リゾートマンションや古い建物が多いです。熱海地域で有名なのは、伊豆山の別荘地や熱海自然郷の別荘地です。熱海に近いのは魅力的なのですが、実際に物件を探すと魅力的な物件は探せませんでした。古い物件がやや多い感じです。
おすすめのエリア1 南箱根エリア
お勧めのエリアに一つ目です。南箱根エリアは、ダイヤランド、エメラルドタウン、小松ヶ原別荘地、富士見ニュータウンの4つの別荘地があるエリアです。熱海からは、20~30分ぐらいですが、東京からくるには東名で沼津で下りて来る方法もあります。東伊豆地域の田舎暮らしを検討するには一度は検討したいエリアです。私も何度も物件を観に行きました。
それぞれのエリアで特色はあるのですが、共通の特色としては、標高が400~500mあり山の中の別荘地で、熱海にも、西側の伊豆長岡や韮山ひいては三島や沼津の町に比較的近いことです。また立地にもよりますが富士山が見えるのも魅力です。
ダイヤランドにセブンイレブンがありますが、この標高400~500mの別荘地での買い物は不便です。各別荘地ともバスで西側の商業地への送迎もありますが、車がないと生活はできないと思います。車があれば、西側に下りれば日常生活に必要な店やレストラン、観光地にも近く以外と便利そうです。
分譲戸数も多く豊富な物件数があるのも魅力です。よく探すと自分好みの物件が探せるかもしれません。
おすすめのエリア2 伊豆高原エリア
お勧めのエリアの2つ目です。熱海から伊豆高原まで約35kmで車で約1時間かかります。伊豆急の特急踊り子で41分です。でもここまでくるとリゾート感があり、温暖な気候で明るい感じがします。都会にでるのは不便になりますが、割り切ってここに住むのはおすすめです。
魅力的な物件も多いです。場所によっては、お椀型の大室山が見ます。
大室山とシャボテン公園
特におすすめなのは、伊豆急行が開発管理する伊豆高原分譲地です1~28次まであります。分譲地の中央を東西南北に約3kmに渡って彩る桜並木とても有名です。
分譲地内には大小さまざまな美術館やギャラリー・陶窯などの文化的な施設や洒落たレストラン・ブティックなどのショップも多く楽しめます。もちろん自然も豊富ですし、生活面ではスーパーも病院もあります。また近くの城ケ崎海岸の別荘地も魅力的です。
他のエリア
何度か現地を確認した中で気になったエリアを紹介します。
伊東エリア
伊東の町は熱海より落ち着いた感じです。町自体は落ち着いて住める感じです。ただ伊東に近い別荘地である丸善ランドや宇佐美みのりの村は目を引く物件があるのですが、行ってみると、海側からかなり登っており住むには、なかなか大変そうです。
名鉄赤沢別荘地、浮山温泉郷
伊豆高原より少し南にあるエリアです。ここまでくると都心から随分と離れた感じです。早めに候補から落としました。物件や整備状況はまあまあ良かった記憶があります。
イトーピア一碧湖畔別荘地
一碧湖別荘地は整備されやや高級感があります。湖畔が散策できたり自然も豊です。少し価格は高いようですが、ゆったりと暮らしたい人にはおすすめです。
まとめ
もろもろの事情もあり、東伊豆での田舎くらしは実現していません。実際に生活するときには、色々と課題があります。都市部より不便になります。また中古物件を買うと色々と不備もあります。友達もできず孤独になるかもしれません。
中途半端ではなく、ここで何々をやりたいと明確なものを持っている人がおすすめです。釣り、菜園、伊豆を遊びつくす、犬のドッグランを作る、ログハウスを建てる等々です。