里山の雑草対策 クラピアは山の雑草の勝てるの!?

最近は、グランドカバー・プランツのグラビアの記事がネット上でも見られるようになってきました。

2拠点生活をしている里山エリアで雑草に苦しめられています。雑草対策をしてくれるというクラピアに注目しています。

芝生の代わりにクラピアを植えるケースは多くなっていますが、里山の自然にあふれた土地の雑草対策には有効なのでしょうか?

クラピアを植えてから60日目のようすを紹介します。

クラピアとは

クラピアとは、在来種であるイワダレソウを改良し新たに品種登録された植物です。宇都宮大学の倉持先生が改良したグラウンドカバー・プランツの一種です。

グラウンドカバー・プランツは、雑草を抑えることが主な目的になりますが、美観の向上、土壌の流出防止など副次的な効果も期待されます。

現在、クラピアには3つの品種があります。ピンク色の花のK3、薄ピンク色の花のK5、白い花のK7です。それぞれに特徴があります。今回植えたのはK7です。

クラピアの種類ごとの特徴の記事はこちら「2022年最新版・クラピアとは?お庭の雑草対策で注目のグランドカバー植物を解説

◆クラピアの特徴

①密に広がる ⇒ 地表面を密に覆うことで、雑草種子の侵入を低減

②土壌流出防止 ⇒ 根は土壌深く張り、根量が多い
③横に広がる特性 ⇒ 成長は縦ではなく横に広がる

④繁殖スピード ⇒ 芝の約10倍の速度で広がる

⑤種がない ⇒ 意図しないところに種で勝手に広がらない

⑥耐踏圧性 ⇒ 短期間に回りから再生

⑦多年生植物 ⇒ 日平均気温が10℃以下になると休眠

⑧美観の向上 ⇒ 花も咲き、刈ると緑一面にもなる

⑨耐塩性 ⇒ 原種は海岸沿いで自生

クラピアの特徴の①から⑥は今回の目的に最適です。心配なのは里山にはびこる雑草の強さに対抗できるかどうかです。

里山の我が家の小屋のようす

我が家の里山の雑草の状況

我が家の小屋も早建ててから18年になります。雑草には当初から悩まされています。

当初は、クマザサを代表とする硬い植物たちが多かったですが、草刈りをするときに、それらを中心に刈ることで現在では以前に比べると、柔らかい草が多くなってきています。

とはいえ、春から秋にかけ敷地のほとんどは草に覆われれてしまいます。

図は敷地のイメージです。340坪ありますが、全体が傾斜地で山になっているところもあります。敷地の横には小さな川が流れていて、土手があります。今回、赤〇で囲った位置の土手にクラピアを植えました。

写真の左がログハウスです。右側に小さな川が流れいます。

現在は、2拠点生活の8割は神奈川の拠点で生活しています。暫くぶりに山梨の里山の拠点に帰ってくるとほとんど雑草に覆われている状態になっています。成長する速度は都会より早い気がします。

これを1~1.5日をかけて刈るのがメインの仕事になっていました。でも最近では、全てを刈るのではなく、小屋の前など、しっかり刈る場所と、雑に刈る場所、刈らない場所に分けて草刈りをしています。

土手の整備をしたい!

草刈りの時間を更に減らしたいのはもちろんですが、合わせて土手をきれいにしたいと考えています。平なところは、なんだかかんだで草を刈っていますが、土手はほとんど雑草が生え放題です。

更に最近の雨の大雨で土手が一部崩れています。土手の補強と雑草の駆除を同時にできなかと、色々探していたところに見つけたのがクラピアです。

クラピアは、根が深く、繁殖力が強く、見た目もよいので理想的です。

60日後のクラピアは?!

残念ながら、60日経った段階では、当初の想定までは成長していません。クラピアは苦戦しているようです。

◆草刈りをする前のようす

クラピアを植えたところは上から雑草が覆いかぶさっています。

中央部分クラピアが覗いています。

◆クラピアの成長のようす

植えたばかりのクラピアです。ポットに入っているクラピアを穴を作って植えています。白い花が咲いています。

関連記事「週末田舎暮らしは 雑草との闘い! グランドカバーと土手整備用にクラピアを植えてみた!

こちらも植えたばかりのクラピカです。間隔を30~50㎝で10株植えています。

各株は広がっていますが、未だ隣とつながるまで至っていません。7月に来たときは白い花が咲いていましたが、今回は花がみられません。

拡大するとこんな感じです。もう少ししたら隣とくっつきそうです。

成長はやや遅いようです。このエリアは、山沿いで雨も多く湿気も高くコケやキノコなども多く生えています。土は、砂地で水はけは良い状態で日当たりも良い状態です。

標高は、700mぐらいあります。気温は低めです。冬はかなり寒くなるので冬を越せるかどうかが次のハードルです。

クラピアの植え終わりは、最低気温が15度を下回る日の40日前といわれているので9月まではまだ植える時期に入っています。

まとめ

田舎暮らしをするには、雑草の草刈りは時間がとられる仕事の一つです。何とか工夫して有効に時間を使いたいものです。

草刈りにメリハリをつけるのはもちろんですが、このグラウンドカバー・プランツが有効に働いてくれるとありがたいのですが、まだ少し時間がかかりそうです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です