ホルムズ海峡の封鎖 市場連動型の電気プランはどうなる?!

最近、電気料金単価が市場の取引価格に合わせて変動するプランがあるのを知りました。

このプランを上手く利用すると、電気料金を節約することができるのではないかと考えていました。

ところが、突然中東情勢の悪化でホルムズ海峡が封鎖されるという一大事が起こりました。

連動型の電気プランは急騰してしまうのでしょうか?

JEPXで現在の電気料金を調べてみるとあまり影響を受けていないようです?!

市場価格と連動している電気の契約プランとは

日本卸電力取引所(JEPX)は電気を売買する市場です。

電気の市場連動型プランとは、JEPXの取引価格に連動して、電気の料金変動する料金プランのことです。

JEPXでは30分ごとに電気の価格が変動するので、多くのプランではそれに連動して30分ごとに単価が変動します。

ざっくりでは、
電気の市場価格が 安い → 電気料金も安い
電気の市場価格が 高い → 電気料金も高い

となりますが、電気料金には他の要素もあります。

一般に電気料金は、基本料金 + 電力量料金 + 再エネ賦課金で構成されています。

電気量料金の部分が変動プランか、固定プランかを選択することになります。

多くの電力会社が採用している電気料金が固定のプランは、市場価格が上がってもすぐには影響しません。

参考記事 市場電力 「市場連動型の電気代は高騰する?仕組みや2025年以降の見通しを解説

近年の電気量料金の実績

JEPXの電気単価の推移グラフ

家庭用の電気料金は電気会社やプランなどにより異なりすが、2024~2025年では平均は27円~36円で推移しています。

それに対して、市場連動型プランの元になる2024~2025年のJEPXの東京の価格の変動は10円~18円です。

会社ごとにこれに+αのコストがかかると想定されますが、余裕はありそうに見えます。

上手く利用できらば、メリットはでそうです。

ただ、2022年には最大で53円というタイミングもあります。

原因は、ロシアによるウクライナ侵攻(2022年2月)です。

この影響で、LNG価格、石炭価格、原油価格が世界的に高騰しました。

何故現在電力価格に影響が出ていないの?

直近のJEPXの電気単価の推移グラフ

ここで不思議なのは、イラクで戦争が起きた2026年の3月初旬のJEPXの市場価格は、値上がりしていません。

2026年 3月12日の価格は12円弱です。

過去1年間の価格と比べてもむしろ安いぐらいです。

日本の発電の燃料構成

調べてみると・・

23年のデータですが、石油由来は7%だけです。

発電方式 主な燃料 割合
火力発電 LNG(天然ガス) 33%
火力発電 石炭 28%
火力発電 石油 7%
再生可能 太陽光・風力など 23%
原子力 ウラン 9%

現在、日本の電力の多くは火力発電ですが、石油を燃料にしている割合は低いようです!

今回のホルムズ海峡の封鎖とウクライナとロシアの戦争とは状況が異なるようです。

これからどうなりそう

どうもホルムズ海峡の封鎖はガソリンと異なり、電気の発電に関しては限定的なようです。

電気の市場価格の影響は過去の情報をみると他の要因の方が大きそうです。

◆電気の市場価格が上がる主な原因
 ・電力需要が急増する(猛暑・寒波)
 ・LNG、石炭など発電燃料が不足・高騰
 ・再生可能エネルギーが発電できないとき

発電燃料は、LNGや石炭の影響が大きいので、これらの供給が滞ると値段が上がります。

直近で一番心配なのは温暖化による夏の猛暑です。

高騰のリスクは高そうです。

まとめ

市場連動型の電気プランは10年前(2016年)から存在しますが、2022年のウクライナ戦争の市場高騰で話題になり有名になりました。

その後は価格は比較的安定しており、少しずつ利用者が増えているようです。

まだ知らない人も多いようですが、メリットが出る家庭は限定的のようです。

でも一度は、自分の家庭デメリットが出そうかチェックするのがおすすめです。

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