
充電式草刈機は、ガソリン式に比べて多くのメリットがあります。
ところが、多くの人が手を出せていない主な理由は2つです。
パワーが十分か?、バッテリーの持ちは?
実際に使ってみると、パワーはよほどハードな場所でなければ問題ありません。
でもバッテリーの方は少し問題がありそうです。
この記事ではバッテリーについて少し掘り下げてみました!
検討したのは、①純正バッテリーBL4040が実使用上どれ位持つか、②互換バッテリーEnlifeのBL-4030はお得かの2つです。
Enlifeのバッテリーは安全性、保護機能、保証などは純正に比較して遜色なしとして、容量での比較をしました。
仕様: 60分(無負荷)
実使用: 30分(負荷あり)
*回転数は高速モードで比較しています。
実使用では里山での草刈りでの比較です。
負荷が掛かるとかなり使用時間は減り(今回は約半分)ます。
お得感は単価あたりの容量で比較しました。
純正のBL4040を基準にEnlifeのBL-4030はどれくらい効率が上がっているか確認しています。
| 純正 BL4040 | Enlife BL-4030 1個 | |
| 単価当たり容量(仕様)mAh/円 | 0.16 | 0.375 |
| 単価当たり容量(実測)mAh/円 | 0.16 | 0.25 |
仕様 : 2.3倍
実使用: 1.5倍
気になるのは、互換バッテリーでは仕様に比べ実使用では、かなり単価当たりの容量が減っていることです。
詳細は後述していきます。

少し前にマキタのバッテリー草刈機MUR001GRMを購入しました。
バッテリー(BL4040)と高速充電器が付いているセットです。
写真の赤丸が高速充電器、青丸はバッテリーML4040です。
バッテリーの使用時間は、無負荷で高速で使用した場合1時間です。
実際には高速で負荷をかけると、我が家の場合30分ぐらいしかもちません。
現在は、草を純粋に刈っている時間だけでもても1回の草刈りで2時間ほど行っています。
連続で刈るには、予備のバッテリーが必要です。
マキタの純正バッテリーは40Vmaxのものが使用可能です。
40Vmaxは、満充電時のバッテリー電圧が最大40Vという意味で定格電圧は36Vです。
マキタ純正BL4040は、定価で税込33,220円です。
アマゾンなどでは税込み25,000円前後です。
やはりかなり高額なので、価格の安い互換バッテリーが欲しくなります。
でも互換バッテリーを購入するときは幾つか気になるがあります。
・対象の機種での使用が保証されているか(仕様が満たされているか)
・バッテリーの充電器をどうするか
・保護機能があるか
・安全性が保証されているか
・保証があるか
これらの条件をクリアしているものを探しててみると、条件を満たすものは意外と少ないのです。
| ブランド / 型番 | MUR001での動作保証 | 純正充電器の互換性 | PSE認証 | 保護回路 (多重安全回路) | 保証サポート |
| マキタ純正(BL4040 / BL4040F) | 公式保証あり | 完全対応 | 適合済 | 搭載 (オートリフレッシュ制御/全セル監視) | メーカーサポートあり |
| Enelife(エネライフ)(BL-4040 互換モデル) | メーカー動作対応 | 対応 | 適合済 | 搭載 (過充電・過放電・温度・全セル電圧監視) | 日本国内メーカー保証(1年保証 / 5億円PL保険付) |
| DIGIFORCE(BL4040 互換モデル) | メーカー動作対応 | 対応 | 適合済 | 搭載 (多重保護回路/温度制御) | 日本国内メーカー保証(1年保証 / サポート窓口有) |
| Boetpcr / Enermall 等 | 無保証(自己責任) | 製品による(一部充電器でエラー・発熱報告あり) | 表示あり(品質にバラつきあり) | 簡易回路のみ(個別セル監視が不十分な場合あり) | 販売店保証(初期不良対応・1〜3ヶ月程度) |
Enelife(エネライフ)
日本の会社(エネライフ株式会社)が企画・保証を行っている互換バッテリーブランド。
ラインナップ: 4.0Ah(BL4040相当)モデルや、コンパクトな2.5Ah(BL-4025)、3.0Ah(BL-4030)など。
大手セルメーカー製(EVEなど)のバッテリーセルを採用し、製造物責任(PL)保険が加入されている点が強み。
互換品の中では安全対策(保護回路や全セル電圧監視など)が手厚く、1年以上の製品保証が付くモデルが主流。
DIGIFORCE(デジフォース)
日本のメーカー(株式会社デジフォース)が展開するマキタ40Vmax互換バッテリー。
ラインナップ: 40V/4.0Ahのみ
国内メーカー企画・サポート体制があり、PSE認証や基板保護回路を搭載。互換品でありながら高い信頼性とアフターサポートを重視。
Boetpcr / Enermall 等(Amazon等で流通する海外ブランド)
ECサイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)で多く販売されている低価格帯の互換ブランドです。
ラインナップ:2.5Ah(BL4025互換)や4.0Ah(BL4040互換)、大容量タイプなど。
純正品や国内企画品よりもかなり手頃な価格で購入できるため、コスパ重視やサブ・予備用として選ばれています
この中で安心して使用可能なのは、EnelifeとDIGIFORCEではないでしょうか

今回はアマゾンでEnlifeのBL-4030の2個セットを購入しました。
BL-4030の容量は3.0Ahなので、純正のBL4040に比べると、75%の容量です。
同時期のアマゾンの価格では
BL4040は1個 25、000円
BL-4030は2個 16,000円
単純計算をすると容量が1.5倍(2個分)が9、000円安く購入できます。
カタログ使用を比較してみました。
| 項目 | マキタ純正 BL4040 | Enelife BL-4030(互換) | 比較ポイント |
| バッテリー容量 | 4.0 Ah (144 Wh) | 3.0 Ah (108 Wh) | BL4040のほうが容量が大きく、連続運転時間が長くなります。 |
| 定格電圧 | 36V(最大 40Vmax) | 36V(最大 40Vmax) | 同等のパワー出力を持ちます。 |
| 本体重量 | 約 1.0 kg | 約 0.69 kg(軽量) | BL-4030は純正BL4025(2.5Ah)に近い軽さで持ち作業が楽になります。 |
| 内蔵セルメーカー | マキタ自社選定セル | EVEエナジー社製(INE18650/30P) | 国内検品&大手セルメーカー品を採用。 |
| 防じん・防水性能 | IP56準拠 | 防水防じん規格の明記なし | 雨天や水濡れリスクのある作業では純正に優位性があります。 |
| 充電対応(DC40RA等) | 完全対応 | 対応 | 純正急速充電器での充電が可能です。 |
| 実用・フル充電時間 | 実用約31分 / フル約45分 | 約19分〜25分程度 | 容量が小ぶりな分、BL-4030のほうが充電スピードは早いです。 |
| 安全回路・制御 | オートリフレッシュ制御 / 全セル監視 | 過充電・過放電・温度制御・全セル監視 | Enelifeも独自の多重安全基板を搭載しています。 |
| 安全認証・保険 | PSEマーク適合(経済産業省基準) | PSEマーク適合 / 5億円PL保険加入 | 日本メーカー(エネライフ社)によるアフターサポートが付帯します。 |
| メーカー保証期間 | 初期不良・本体付属保証 | 1年間(日本国内サポート窓口あり) | 交換・返品等の国内対応が受けられます。 |
防塵性など少し気になるところもありますが、仕様通りならEnlifeのBL4030はコストパフォーマンスは良いようです!!
| 使用時間 | 充電時間 | |
| 純正バッテリー BL4040 | 32分 | 47分 |
| Enlife BL-4030 | 15分 | 25分 |
データーは3回の平均です。
回転速度最大での使用時間です。
草刈機で使用して停止したときをバッテリーが空と判断しています。
ええ・・・容量は75%あるはずなのに・・使用時間は半分以下??
という結果です。もちろん刈っている場所が違うので負荷は違うのですが・・
・純正バッテリー使用時間は、無負荷使用での60分(仕様)に対して約半分の32分
・仕様ではEnlifeのBL-4030は純正のBL4040の75%の容量ですが、使用時間は約半分
・充電時間は、54%の時間で完了
これら、使用時間約半分、充電時間は54%から考えられるのは
EnlifeのBL-4030は、実際に使用できる容量は純正のBL4040の約半分です。
今回の測定が正しいのならば、EnlifeのBL-4030の実用の容量は、純正のBL4040 の半分です。
アマゾンでの実販価格は
純正 BL4040(1個) 25,000円
Enlife BL-4030(1個) 8,000円
実容量(BL-40302個分)の比較だけでみると、9,000円安いといえます。
| 純正 BL4040 | Enlife BL-4030 1個 | |
| 容量(仕様) | 4.0 Ah (144 Wh) | 3.0 Ah (108 Wh) |
| 容量(実測定) | 4.0 Ah (144 Wh) | 2.0 Ah (72 Wh) |
| 価格(アマゾン実販) | 2、5000円 | 8、000円 |
| 単価当たり容量(仕様)mAh/円 | 0.16 | 0.375 |
| 単価当たり容量(実測)mAh/円 | 0.16 | 0.25 |
実使用だと単価当たりの容量はEnlifeのBL-4030が純正の約1.5倍です。
仕様では2.3倍です。
仕様に比べ、実使用では33%も単価当たりの容量が落ちているのがきになります。
バッテリーは仕様と実使用では、かなり差がありそうです。
純正バッテリーは高価で、互換バッテリーが欲しくなります。
単価あたりの容量で比較すると、互換バッテリーはメリットが出そうです。
Enlifeはバッテリーメーカの中でも定評があり、安心して使える互換バッテリーです。
注意すべきは、仕様通りの実力が必ずしも発揮できていないことです。
まして、格安のバッテリーは安全性、保護機能、保証などで不安のあるものがあり注意が必要です。



