60代家づくり 図面では気がつきにくいことがあります!!

昨年家の建て替えが完了して、無事引っ越しをしました。

設計をFIXするとき、図面をしっかり見てくださいとハウスメーカーの営業に言われました。

素人に図面をしっかり見ろといわれてもと思いつつ一生懸命確認しましたが・・

できてみて、やはり気がつかなかったことや、想定外のことがあります。

今から家をつくる人に向けて、我が家のケースを紹介します。

ハウスメーカーの営業の言葉に注意!

家は高い買い物です。できるだけ自分の希望にあったものをつくりたいものです。

現在の多くのハウスメーカーでは、営業と打ち合わせして、間取りや仕様を決めて仮の図面を起こして見積もりを行います。

この時点までは設計者(図面を書く人)は打ち合わせに参加しません。

仮図面をつくるのは営業に仕事です。

営業の役割はとても重要です。

でもそれより重要なのは、依頼者がいかに自分の家について理解をしているかです。

今回、家ができてみて図面では気がつかなかったことや、想定と異なったことの幾つかは、

ハウスメーカーの営業が言った言葉を信じてしまったことが原因です。

我が家の場合の「ベランダの幅はかなり広いですよ」とか「家の裏側の隣との境界は十分隙間をとっていますよ」などは分かり易い例です。

感覚的な言葉は信じないのが鉄則で、寸法を見て判断するのが正解です。

参考「施主のための設計図8選!見落とし注意なチェックポイントを解説

室内で気が気がつかなかったこと

間取りは多くの人がキッチリ見ていますが、高さ方向は抜けが多いので注意が必要です。

床の高さ

現在の家は床下に入って作業をし易くするためか、以前の家より床下が高くなっています。

このため想定外だったのことは、道路から玄関までに階段をつくったり、1階から庭に出るのに工夫が必要なことです。

写真の奥の勝手口は庭に出るのに階段となっています。

手前のリビングの前には、犬走を作ったのですが、リビングの床から犬走までは45cmあり、階段が必要です。

改めて申請図面で確認しても、図面では分かりずらくなっています。

エアコンとカーテンレールがギリギリ

エアコンを付けたあとに、カーテンのレールをつけようとすると!

2階の寝室はギリギリです。1階も同じようにギリギリです。

設計者はこれを知っていたのでしょうか??

省エネタイプの大きなエアコンを付けていたらカーテンレールとぶつかっていたかもしれません。

バルコニーに出る段差

2階にはバルコニーがあります。

ところが、2階の大きな窓の下には壁があります。

このため、バルコニーに出るためには、

バリアフリーどころか30cmの段差を乗り越える必要があります。

1階は床ギリギリまでサッシがあり、段差はありません。

図面では、1階では床の関係が分かるのですが、2階はバルコニーに隠れて分かりません。

こんなのありですか!!

屋根裏階段の高さ

我が家には、約12帖の屋根裏があります。

階段も普通の階段がついており、色々なものを置く計画をつくっていました。

ところが・・

タンスを中に入れようとしたところ入りません。

屋根裏の高さは140cmあり問題ないはずなのですが、

なんと屋根裏の入り口の高さが低く、

引っ越し屋さんに何度かトライしてもらったのですが入りませんでした・・

換気口の位置

24時間換気のための換気口が各部屋にあります。

折角広い壁があるので、利用したいのですが・・

あまり位置を考えずにOKしてしまいまいた。

壁を上手く利用したい人は良く考えて位置をきめましょう!

Wi-Fiルーターの設置位置

ハウスメーカーと打ち合わせをしているときは、

Wi-fiルータの設置位置については、全く話題にあがりませんでした。

Wi-Fiは自分達で別途プロバイダーに加入して話を進めていました。

ネットの速度にはこだわりがあります。

そのため、2階にルーターを付ける予定だったのですが・・!!

家ができてみると、リビングにWi-fiルータ-を置くことに前提に

ソーラーシステムのイーサネットの線がすでに設置されていました!!

何故一言も相談がなく、図面にも何もかかれていないのにこうなっているの!!

結局1階のリビングにルーターを設置しました。

2階のWi-Fiの速度は1階の約1/4で使用しています・・

家の外で気がつかなかったこと

外回りも意外と抜けがあります。

エアコンの室外機、エコキュート、ソーラーの機器の置き場所は特に注意が必要そうです。

バルコニーの奥行

家が出来て最初に気がついたのは、バルコニーの奥行がないことです。

営業からは、何故か奥行は十分あるので大丈夫ですと言われていましたが・・

外寸では1050ですが、内寸は820しかありません。

何とバルコニーの壁厚が21cmもあります!!

こんなに必要ですか??

更に猫たちがバルコニーから外が見られるように窓をつけたのですが、

壁が厚いため、隙間から顔を出すことができず、全く興味をもちません。

エコキュートの給湯器、ソーラーシステムの貯蔵ユニット ソーラー蓄電池

エコキュートやソーラーシステムを導入した家庭は注意が必要です。

これらのものは意外と大きく、設置するのにスペースは必要になります。

我が家は駐車場の後ろにスペースを作り、ここを色々と利用しようと考えていましたが、

これらのものが置かれ、空きスペースは無くなってしまいまいた。

更に、建設中の家を見に行くと、壁に変なものが付いています。

なんと不思議な形状をしたユニットが3つ家の壁に!!

AICOTと書かれているこのユニットはソーラーシステムを多数台連系の単独運転防止技術だそうです??

こんなものが付くなんて全く、誰からも聞いていませんでした!!

一言ぐらい説明しろよ!!

隣との空スペース

家の周りは、歩いて1周できるできるようにと、営業と話していました。

以前の家よりスペースを取っているから全然問題ないですと言われていましたが・・

出来て見るとかなり狭く、エアコンの室外機を置くと結局通れなくなりました。

まとめ

今から家を建てる人は、今回取り上げたところを参考にして抜けが無いようにして貰えたら嬉しいです。

特に注意する点は、高さ方向です。

平面は間取りを検討するときにかなりチェックが入りますが、

高さ方向は図面が分かり難いこともあり、抜けが出やすいので注意が必要です。

又、外回りも抜けが多くなるので、そこも注意が必要です。

ソーラーシステムやエコキュートを導入するときは、

設備関係やWifiルータの位置などをしっかり相談するして納得する必要があります。

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