少し遠出をして、久しぶりに御朱印を頂きに平塚の前鳥神社を参拝しました。前鳥神社は、平安時代には既に相模の国のこの地で祭祀を行なっていたようです。
周辺の地名は四之宮です。四之宮神社はあちこちでよく聞く名称です。
地域で一番格式の高い神社を一之宮と呼んでいますが、もしかして、この流れの話かなと思いつつ参拝しました。
前鳥神社は神奈川県の平塚にあります。
所在地の住所に四之宮が入っています。
その地域で最も社格が高い神社を一之宮と呼んでいます。
この制度は平安時代から鎌倉時代初期につくられてます。社格は各エリアで定められていたようです。
そして、このノリで二ノ宮、三之宮・・とつけられている神社があるようです。
確かに、全国の地名や神社名にそんな名前が付けられています。
知り合いの四之宮さんという方がいますが、この場合は、もと宮司さんだったのでしょうか?
相模の国の○○宮
多くの一之宮神社は、現在でも立派で有名な神社であることが多いのですが、
現在有名で参拝者が多い神社でも、一之宮でない場合もあります。
同じ地域にある鎌倉の鶴岡八幡宮は一之宮会に入っているものの、さがみ野国の一之宮は寒川神社です。
◆相模の国の○○宮は
・一之宮:寒川神社(寒川町)
・二之宮:川勾神社(二宮町)
・三之宮:比々多神社(伊勢原市)
・四之宮:前鳥神社(平塚市)
・五之宮:平塚八幡宮(平塚市)
そうです! 前鳥神社は、その当時4番目の社格として四之宮とされていました。
頂いた御朱印
しっかりと相模国四之宮と記載されています。
社務所では、境内にある神戸神社と奨学神社の御朱印も頂けます。
あまりにもカワイイ陶器の龍のおみくじがあったので引いてみました(500円です)。
龍の下の部分におみくじがしまわれています。何と今回は大吉でした!
◆御祭神 前鳥神社HPより
・菟道稚郎子命(うぢのわきいらつこのみこと)
修学・学問の神さま。我が国で初めて中国からの典籍を学ばれました。
・大山咋命(おおやまくいのみこと)
活動と福禄の神さま。明治期に村内の日枝神社を合祀しました。
・日本武尊(やまとたけるのみこと)
火難除けと安全守護の神さま。東征の折り、当地にて身を憩われました。
◆境内のようす
御朱印を頂いたときに小さい前鳥神社のガイド冊子を頂きました。
簡潔でとてもよくまとまっています。
01御由緒、02御祭神、03御神徳、04年間行事、05文化財(境内地図)などの記載があります。
冊子の境内地図です。 い:神戸神社、ろ:奨学神社、ほ:主務所・研修殿、を:ご神木「大欅」
一の鳥居です。左側に駐車場があります。
桜並木と二の鳥居です。
正面が本殿です。左にご神木の大欅があります。
樹齢は300年以上とのことですが、何と言っても樹勢があり元気です。
本殿です。左に社務所があります。
境内には他にも立派な樹があります。本殿の横に幸せの松があります。
第二の鳥居の参道の横にある鐘楼の横にも立派なイチョウがあります。
久ぶりの神社参拝を楽しみました。
無信教と言いつつも、しっかりとお参りをしています。
そして神聖な気持ちになっています。
日本人の心の根源には神様がいるのでしょうか?
龍のおみくじはとても可愛く、お気に入りになりました。
大吉だからですかね!?