
少し前に30年以上前に録画したVHSテープをキャプチャしてデジタル化しました。
当初はこれを保存しとけば完了と思っていたのですが・・
ところがデジタル化したMP4ファイルは、簡単にTVで再生できません。
誰でもが気軽に昔の動画を見れるようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
昔の動画をどうやって保存するのが正解でしょうか?
家庭用の磁気テープ(VHS,8mm等)の寿命は環境に影響は大きいようですが、10~30年です。
今回はVHSで録画した動画をどうやって保存するかです。
すでに現時点で30~40年経っているのでタイムリミットです。
劣化を防ぐためにデジタル化は必須なので、まずはMP4ファイルに変換しています。
VHSテープをデジタル化する方法は「昔のVHSテープを費用をかけずにデジタル化してみた!」を参照してください。
◆この回答は
以下の2通りで保存するのが正解です!
・ブルーレイにメニュー付で保存
・MP4ファイルをブルーレイディスクRWに保存
現時点ではこれをやっておけば間違いありません!!
前述した方法でVHSテープから作成したMP4ファイルはパソコン上での再生は簡単です。
多くの再生ソフトがあるのでそれらを利用していれば、ファイルをクリックするだけで再生が始まります。

パソコン用には、最初からインストールされているものも含め多くの再生ソフトがあります。
フォト、フォトレガシ、メディアプレーヤー、ANY DVD、Real Player、VCL media player、映画&テレビなどです。
パソコンからしか見ないのであれば、MP4のファイルのまま保存しておけばOKです。
でも昔の家族の動画は、皆が集まったところで大きな画面のTVに出して見たくなります。
パソコンを使わないで誰でもが再生できるようにするには、少しハードルがあります!
更に長期に渡り劣化せずに保存できることが望ましいのです。
ハードディスクは意外と寿命が短く3~7年と言われています。
実際に我が家にあるハードディスクは、20年近いものもありますが・・
このため、大事なデーターや動画はDVDやブルーレイに保存することになります。
では、どちらのメディアがおすすめなのでしょうか?
比較表を作成してみました。
| 項目 | DVD | Blu-ray(ブルーレイ) |
| 記録容量 | 約4.7GB(片面1層) | 約25GB(1層) |
| 約8.5GB(片面2層) | 約50GB(2層) | |
| 画質対応 | 標準画質(SD) | 高画質(HD・フルHD)~4K対応 |
| 720×480ピクセル程度 | 1920×1080以上 | |
| 映像形式 | MPEG-2 | MPEG-2 / AVC(H.264) / VC-1 など高圧縮 |
| 音質 | 通常のドルビーデジタル | 高音質(DTS-HD MA、Dolby TrueHDなど) |
| 書き込み速度 | 最大24倍速(ドライブ・メディアによる) | 最大16倍速程度(一般的には2~6倍速) |
| 再生機器の互換性 | DVDプレーヤー、PCドライブなど広く対応 | Blu-rayプレーヤーまたは対応PCが必要 |
| メディア価格 | 安い(1枚数数十円〜) | やや高い(1枚100円〜) |
| 保存寿命(目安) | 約10〜20年(保存状態による) | 約20〜100年(品質の良いメディアなら) |
| 用途の例 | テレビ録画、家庭用ビデオの配布など | 高画質映像、長時間録画、映画保存など |
実際に両方に書き込んでみると、改めて気がつくことがあります。
量販店などでは、ブルーレイの方がやや高く、100円/枚ぐらいですが、
アマゾンで、50枚パックでDVDを購入すると25円前後/枚で購入することができます。
ブルーレイは50円/枚ぐらいです。
VHSをMP4に変換するときに、フルHD 1920 × 1080に変換しました。
実際のVHSテープの画質はそれほど高くなく、SD 720 × 480で変換しても見かけの画質は変わりません。
それでも、少しでもきれいな画質で録画したいので、フルHDにしました。
DVDはSDまでしか対応していないので、DVDに書き込むときは、ファイルを再びSDサイズに変換するという変なことになってしまいます。
書き込み速度はDVDの方が早く、DVDは数十分なのでストレスは低いのですが、ブルーレイは数時間になることがあるのでストレスが高くなります。
ブルーレイドライバーならばDVDも再生できるので問題ありません。
古いDVDしか対応していない機種で再生する場合は気にしましょう!
今回調べてみて意外だったのですが、DVDは保存期間は10~20年と言われています。
デジタルの記録なので、画質の劣化は少ないのですが寿命はそれほど長くありません。
でも我が家にあるDVDは30年経っても問題なく再生できますが・・
ブルーレイは20~100年と言われているので、DVDに比べ何倍もの寿命があります。
寿命で考えるなら、圧倒的にブルーレイです。
DVDとブルーレイを比較してみると、DVDの方が手軽ですが、長期に保存することを考えると圧倒的にブルーレイです。
保存するには2通りの考え方があります。
・動画として保存
・データーとして保存
◆動画として保存するとは
ブルーレイドライブにディスクを入れると、
モニター(TV画面)にファイルがメニューとして表示され、見たい動画を選択して再生できるというものです。

メニュー付の再生画面です!
ここまで行っていると、ブルーレイドライブがあれば、気軽に動画を再生してTVモニターで見ることができます。
短い動画を数本合わせて、ファイルごとに再生メニューを作っておけばブルーレイの容量を効率的に使うこともできます。
◆データーとして保存するとは
MP4ファイルをそのまま保存します。
言い換えれば、ブルーレイをハードディスクのように使います。
ハードディスクの寿命は3~7年とも言われているので、ブルーレイの寿命に比べるとかなり短いようです。
大事なファイルはブルーレイに保存しておくと安心です。
◆MP4ファイルで保存する利点
・MP4ファイルから色々な動画ファイルに変換可能
・MP4ファイル自体を編集可能
・再度色々なファイルを組合わせて動画用ブルーレイを作成可能
Corel VideoStudoでブルーレイを作成してみた!
今回は購入したLogitecのブルーレイドライブについてきたCorel VideoStudio for Logiiteceを利用しました。
Corel VideoStudioは単体でも販売されているので入手することができます。
少し取っつきは悪かったですが、分かればブルーレイへの書き込み比較的に簡単です。

最初にVSPファイルを作成します。MP4ファイルを読込み、動画の前に画像ファイルを付けています。
これをセーブするとVSPが作成されます。

その後完了をクリックして、ブルーレイを選択すると、新しいウインドウが開きます。

開いたウインドウで、ブルーレイに書き込みしたいファイルを選択(複数OK)します。

メニュー作成クリックすると、自動でメニューを作ってくれます。
メニュー画面はサンプルから選択できます。

最後に出力をクリックします。
必要に応じて設定を変更しますが、基本はそのままでOKです。
ブルーレイに書き込むには赤丸の書き込みをクリックします!
私と同じ年代の人は、VHS、8mm、DVCカメラなどで撮影した動画を沢山持っている人がいるのではないでしょうか。
これらの磁気テープは、そろそろ保存のタイムリミットです。
昔の動画を再度楽しみながら、保存用ブルーレイを作成するのがおすすめです!
我が家も次は、DVCをブルーレイに落とす予定です。

