バセドウ病でメルカゾールの投薬治療を中止してから、1年が経ち血液検査をしてきました。ここで4つの指標が全て基準値内であれば気持ちよい日常生活が送れるのですが・・
FT4のみ基準値オーバーでした!? ドクターは稀にこういう人がいるんだよねと言っていました。
ネットで同様な現象がないか探してみましたが見つかりません、これってどういうことでしょうか??
血液検査の結果とドクターの判断!
3ヶ月ぶりの血液検査です。ドクターに診察室に呼ばれドキドキしながら結果を聞くと、嫌な想定が当たっていました。
表の右端が今回の結果です。FT4が基準値を超えています。他の3つのバセドウ病の指標(FT3、TSH、TRAb)は基準値内でした。
ここ何回かFT4の値が高めなので少し心配をしていたのですが、FT4が1.81と1.7の基準に比較してオーバーしています。
でもドクターは、「稀にこういう人がいるんですよね」とのコメントです。心配する必要がないですよともいわれたのですが、心配です!!
その後、血液検査の間隔を6ヶ月にしましょうとのことだったので、それほど心配しなくていいんのかなぁと考えるようにしました。
帰りに本屋によって立ち読みをしていると、60歳を越えると健康面でパーフェクトはない! それに付き合っていかなければいけないと書かれた本があり、今回のことも、それか・・と思うようにしました。
でも本当に何が起こっているのでしょうか??
体調は!!
実は体調は、それほどよくありません。寝込むほどではないのですが、疲れやすく倦怠感があります。
また気になるのは喉がいがらっぽくなることです。以前は喉が気になることはあまりなかったのですが、のどの調子が悪いのが気になります。
気温も高く体力を消耗する季節なので、バセドウ病の影響ではないのかもしれません。でも喉の調子がわるいと甲状腺の病気(バセドウ病)の影響かと考えてしまいます。
バセドウ病の血液検査の指標
このブログでは何度か、バセドウ病の指標について紹介しているので、今回は簡潔な説明に留めます。
もう少し詳しい説明は、「バセドウ病 血液検査のどの指標に注目すればよいの!?」を参照してください。
また、外部記事では 岡本甲状腺クリニック、隈病院、hareco.net などが分かり易いです。
バセドウ病の血液検査でよく指標として使われているのは、FT3、FT4、TSH、TRAbの4つです。
◆FT3、FT4 甲状腺ホルモン
FT4:甲状腺のホルモンを作る能力を調べることができる。
FT3:甲状腺ホルモンの全身への作用の程度を調べることができる。
甲状腺ホルモンにはT3とT4の2種類があります。T3も一部は甲状腺から分泌されますが、多くは肝臓などの臓器でT4を材料に作られます。最終的にホルモンとして働いているのはT3です。
このため甲状腺のホルモン合成能力を調べるにはT4、甲状腺ホルモンの全身への作用の程度を調べるにはT3を測定します。
T3とT4はタンパク質に結合しているものと、結合していないもの(フリー:F)があり、フリーのT3であるFT3とフリーのT4であるFT4を通常は測定します。
◆TSH 甲状腺刺激ホルモン
TSHを測定することで甲状腺ホルモンの過不足を知ることができる。
◆TRAb 抗TSHレセプター抗体
バセドウ病は甲状腺に対する異常な免疫反応により、甲状腺を刺激する抗体(TRAb、TSAb)が作られ、その抗体が甲状腺を刺激することで甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
TRAbは、バセドウ病の原因
同じような症状はないか調べてみた!
自宅に帰り、FT4だけが高い症状がないか、ネットで調べてみましたが、見つかりません!
やはり、そのような症状がでることはないのでしょうか?
調べた中でバセドウ病の指標がバセドウ病と異なるケースの記事があったので紹介しておきます。「特定非営利活動法人医療教育情報センターのQA」サイトです。
通常、FT4, FT3は一緒に変動するので、一方のみを測定すれば十分ですが、両者が一致しない病態があるので、その場合は両者とも測定する必要があります。
①FT4が正常なのに、FT3が低い場合をlow T3症候群という。この場合は両方測定する。
②抗甲状腺剤治療中にFT4は正常になっても、FT3が高いことがある。この場合、TSHは低く、甲状腺機能は亢進状態にある。
③橋本病で甲状腺機能低下が軽度のとき、FT4だけが低値で、FT3は正常値のことがある。
まとめ
FT4だけが基準値超えという現象は、少し心配ですが、ドクターの言葉を信じてバセドウ病の症状はないと信じることにしました。
同じ症状の人、情報を持っている人教えて頂ければ幸いです。