家を建て半年住んで やっぱり変だと感じたこと

家の建て替えでは、設計から出来上がりまで色々な問題や不満がありました。

新しく建った家に半年住んでみて、改めてやっぱり変だと思うことをまとめてみました。

我が家が依頼したハウスメーカー特有なこともありますが、

幾つかは今から家を建てる人にも該当するのではないでしょうか

少しでもよい家が建てられるように参考にしてもらえたらと思います!

設計段階の変なところ

ハウスメーカーの営業の守備範囲はとても広い

我が家は、当初6社のハウスメーカーを訪問しました。

その内の3社で間取りをつくり、見積もりをしてもらいました。

その時感じたのは、ハウスメーカーの営業の守備範囲はとても広いということです。

見積もりができるまでは、ほぼ担当の営業一人としか打ち合わせをしません。

担当した営業は、50代の資格を多く持ったベテラン、30代後半のやりってぽい係長営業、若手の女子営業の3人です。

結局50代の営業のハウスメーカーに依頼したのですが、

ハウスメーカーの選択は、営業のスキルや人柄に依存することになります。

その後も・・

スケジュール、費用、間取り、設備など全てをその営業一人と相談します。

特に驚いたのは、間取りなどの家の設計に関するところも営業が主体になります。

設計者がでてくるのは、間取りが決定し正式な図面を書くときです。

家は設計者と相談して間取りやデザインを決めていくという先入観はもろくも壊れました。

営業と相談しながら家の仕様を決めていくスタイルは多くのハウスメーカーが採用しているようです。

設備関係は注意が必要

ハウスメーカーの多くは、ソーラーシステム、エコキュート、お風呂、インターネット、照明、エアコン、カーテンなどの設備

を同時に設置できるように、設備メーカーと連携しています。

設備に関しては、担当の営業は一線を引いているようです。

更に、残念なことにハウスメーカーの設備担当や連携していいる設備を販売する担当は、あまり熱心ではありません。

打ち合わせも少なく色々なトラブルが発生しやすいのではないでしょうか。

我が家でも幾つかの設備でトラブルが起きています。

その内容を簡単に紹介します。

ソーラーシステム:手続きが遅れ、住み始めてから半年後にやっと売電が始まりました。
エコキュート:使い方の説明なし、設備の不具合点も判明しました。
インターネット:Wi-Fi ルーターを2階に設置する予定でしたが、ソーラーシステムの関係で相談なしにリビングに配線されていました。

照明、エアコン、カーテンの販売もありましたが、選択肢が少ない、古い機種がメインになっているなどの理由で自分たちで調達しました。

建築中の変なところ

建築中にも気になることが幾つかありました。

・作業者に外国人が多い
・大工さんや現場監督の仕事の範囲が分かりずらい
・打ち合わせ、図面に表れない細かいことがある。

外国人が多い

我が家の場合はメインの大工さんは日本人でしたが、解体、基礎つくりは外国人でした。

外国人が悪いという訳ではありませんが、トラブルは起きがちです。

我が家の場合も庭の小屋の中のものが無くなり、外国人の作業者が持ち帰っていました。

日本の常識は通用しないこともあるので、できるだけ気を利かせる必要があります。

仕事の範囲が分かりずらい

以前は棟梁の裁量で色々家にオプションがつけられる時代がありました。

今回受けた印象は、設計は営業、大工さんはそれをつくるだけです。

家の設計や工夫は、しっかり依頼主が管理する必要があります。

また現場監督という人がいましたが、建築中に会うことはありませんでした。

引き渡しで現場監督が立ち合いましたが、

こちらが指摘した事項に対しては、全て否定的な立場でやり直しはしない最悪な対応でした!

打ち合わせ、図面に表れないこと

打ち合わせで表に出ない細かい部分が分かるのが建築中です。

2パターンあって、

図面には載っているのだけど、気がついていないところと

図面には載っていないけど気になる点です。

我が家の場合は、

◆図面は載っているけど・・

・窓の位置が高い          

・ベランダへ出る段差が高い     

・犬走の高さが低い         

・勝手口が階段           

写真の奥に勝手口があり、外にでるのに段差があり2段の階段がついています。

高さも気になる上、その階段の作りが粗くて、本当にこれでできあがり?と思ったほどです。

手前は犬走りを作っていますが、高さが無くリビングから犬走りには直接下りるのには高さがありすぎです!

◆図面に載っていないもの・・

・リビングの引き戸の扉のストッパーが無い 

・壁紙の貼り方が下手           

・床板の色が違う場所がある        

・犬走り、勝手口の作りが粗末       

などが気になった点です。

部屋の隅の方が全体的に暗い色の床板をつかっています。

更に、一番端の板一枚は全く違う濃い色になっています。

住んでみて分かったこと

住んでみて分かったこともあります。

・バルコニーの幅が狭い
・Wi-Fiの速度が遅い場所が多い
・壁紙の張り方が悪い
・リビングから外に出られない

◆バルコニーの幅が狭い

2階のバルコニーに洗濯物を干すのですが、洗濯物を干すと狭くてバルコニーを歩くことができません。

営業からは、このバルコニーは広いと言われていました。

狭く感じる理由の一つはバルコニーの壁の厚みが20cmもあることです。

こんなに厚くする必要があるのでしょうか?

◆Wi-Fiの速度が遅い場所が多い

Wi-Fiルータは、いつの間にか1階のリビングになっていました。

ネットを使って作業をするのは2階です。

速度を測定してみると、2階はリビングの半分以下の速度になっています。

速度を気にする人は、ルーターの設置位置に注意しましょう!

◆壁紙の貼り方が悪い

壁紙はつなぎ目が開いているところがあります。

引き渡しのときに指摘しましたが、季節で隙間の幅が変わるから直せないと言われました。

確かに、季節で隙間は変わっているようですが・・?

壁紙の隙間は季節で変わるのが正解なのでしょうか・・??

左側が立ち合い確認時の壁紙の隙間の状態です。右側は半年後の状態です。

隙間は少なくなっていますが・・また階段の壁紙は逆に隙間が大きくなっています!!

◆リビングから外に出られない

床の高さが高くリビングから外に出にくいことは、建築中から分かっていましたが、

犬柱ができると、リビングから外に出られるようになると考えていました・・

実際にはでることは難しく、結局ウッドデッキをるくることになりました。

住宅トラブルが起きたらどこに相談すべき? 主な事例と押さえておくべき対処法

まとめ

低価格の注文住宅は、色々と妥協しなければいけないところがありそうです。

でも、気に入ったものをつくるためには、

仕様や設計については勉強して自分なりの案を持つことは必須です。

快適に住むという意味では付帯設備についても、こだわりを持って選んだり、

分からないことがあるときは確認したりする必要があります。

とにかく想像力を働かせて色々なことを準備する必要があります!

皆さまがよい家に住めることを祈っています。

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