学生時代から、心電図を取ると不完全右脚ブロックと診断されることがありました。最近になり、完全右脚ブロックと診断され、今年は左脚前肢ブロックの診断があり、要精密検査と判定されました。
健康診断で診察の結果に変化があるのは、とても心配になります。今回は心配になり精密検査を受けてみました。
今回、心電図検査で、二枝ブロックと診断されました。以前から不完全右脚ブロック、完全ブロックと診断されていますが、実際には自覚症状は全くありません。
では、一体二枝ブロックとは心臓がどんな状態になっているのでしょうか?
以下の説明は私がドクターに口頭で聞いた内容です。なるほどと思ったのですが、正確には医療系のサイトや実際に病院でドクターに確認するのがよいです。
心臓の電気的刺激は右心房(にある洞結節) で発生して右脚の枝は右心室へ左脚の枝は左心室へ刺激を伝導させます。左脚はさらに前肢と後枝と呼ばれる2つの枝に分かれています。
ドクターが書いてくれた説明図です。
右脚ブロックは、ネット上で確認すると健康な人でもある割合で存在するそうです。
2枝ブロックは、右脚ばかりではく、左脚の枝分かれした二つの枝のどちらかがブロックしている場合です。
更に、左脚の残りのひとつの枝もブロックすると、3枝ブロックとなります。この場合は完全房室ブロックといわれる状態になります。ここにまで至るブロックはめったにないようですが、心臓の刺激が心房から心室に届かなくなるために、ペースメーカの植え込みが必要になるようです。
これを聞くとすごく心配になります。
東京医療センター 総合内科のパワーポイントに「心室内伝導障害の分類」があったので抜粋しました。
脚ブロック分類: 完全右脚ブロック、 不完全右脚ブロック、 完全左脚ブロック、不完全左脚ブロック
分枝ブロック分類: 左脚前枝ブロック、左脚後枝ブロック
以下の①②を2枝ブロックと呼ぶ ①右脚ブロック+左脚前枝ブロック ②右脚ブロック+左脚後枝ブロック
・左脚ブロックを2枝ブロックに含めることがある (左脚前枝+左脚後枝ブロック)
精密検査の流れ
①初回の診断(10/7): 健康診断の結果と精密検査の説明 費用 220円
②エコー検査(10/18): エコー検査(約20分)、エコー検査の結果とCT検査の説明 費用2,860円
③CT検査(11/8): CT検査(約40分) 9,650円
④CT検査結果説明(11/22) 検査結果の説明 費用220円
刺激をブロックされている原因があれば、それを治療することでブロックが治る可能性があるとのことです。また逆に特に心臓が元気で原因が見つからない場合もあるということですが、この辺をはっきりさせておくと、安心感もあるのでエコー検査とCTを受けることにしました。
検査の結果
エコー検査は:心臓の動き、特に弁の異常などが確認できます。
CT検査:心臓の冠動脈の状態などを確認できます。
結果はいずれも問題ないということで一安心です。
心臓は健康なので治療の方法は逆になく経過観察をしていくだけとのことです。
ドクターに注意する点などを確認したのですが、生活は普通通りでOKで、運動やお酒も全く問題ないとの回答でした。
もし、3枝ブロックになると息苦しくなったり、脈拍が落ちるなど症状がでるそうで、そうなったら来院するようにとのことでした。
なんか対処方法もないなかで突然調子が悪くなるのは詐欺のようなものです。
年齢を重ねていくと健康診断で悪いところが出てきます。
健康で生活していくためには、結果を恐れずに精密検査を受けたり、治療をするなり早めな対応が必要です。
ほったらかしにするより、健康診断をきっかけに診察を受けると健康保険も適用され費用的負担も少なくてすみます。