オオムラサキは、日本の国蝶です。山梨県北杜市にあるオオムラサキセンターは、季節になるとたくさんのオオムラサキを見ることがでいます。世界の多くの昆虫標本があり、昆虫好きの人はとても楽しめます。
北杜市自体が里山が多いのですが、併設されている自然公園は里山の雰囲気を凝縮くした感じの自然公園になっています。
・オオムラサキセンターのようす
・自然公園のようす
・まとめ
オオムラサキ自然公園の概要
オオムラサキ自然公園は、有料のオオムラサキセンターと無料の自然公園です。オオムラサキセンターは蝶だけでなく、昆虫の情報や多くの標本がかざっています。自然公園は里山の中を散策できるエリアになっています。
オオムラサキ
オオムラサキは昭和32年に日本甲虫学会が、世界に誇る日本の代表的な、格調の高い華麗な蝶として国蝶に決まりました。オオムラサキは、羽を広げると10㎝以上になる大型のタテハ蝶で、雄は羽の表側が美しい紫色に輝き、雌はありません。成虫は6月下旬から7月下旬にかけて羽化、北海道から本州、四国、九州に、国外では中国、台湾、朝鮮に分布しています。オオムラサキセンターのパンフレットより
北杜市オオムラサキセンター
〒408-0024 山梨県北杜市長坂町富岡2812
TEL. 0551-32-6648 FAX. 0551-20-4380
E-mail : info@oomurasaki.net
駐車場:無料 普通車38台 / バス4台 / 車椅子駐車場
利用料金:大人 420円、小中学生 200円
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30) [7月~8月]8:30~19:00(最終入館は18:30まで)、[12月~3月]9:00~16:00(最終入館は15:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日) 祝日の翌日(土・日曜日の場合を除く)、12月28日~1月4日(特別開館あり) ※ その他、臨時開館、臨時休館あり
オオムラサキセンターのようす
オオムラサキセンターの入口です。本館はオオムラサキをイメージした独特の建物です。
本館を入ると大きなオオムラサキが迎えてくれます。本館はオオムラサキが生息する里山について学ぶことができる施設です。
入口のところにゲンゴロウを使ったルーレットゲームがありました。ゲンゴロウがとまったところが当たり番号です。ゲンゴロウ久しぶりに見ました。
里山の動物たちを再現した展示もあります。野うさぎやキジ、たぬきなど実際に近所で見た動物たちが多いです。
国内の各地のオオムラサキの標本があります。もっと紫色が強いと思ったのですが・・
世界のかぶと虫の標本です。
世界の大型昆虫の標本です。他にもとても多くの標本が飾られています。蝶の標本が多いですね。
森林科学館にも多くの標本が展示されています。ここには世界のカブトムシ、クワガタムシの飼育展示を行っています。
生態観察施設「びばりうむ長坂」は、広さ1.400㎡の鉄骨ネット張りの観察施設です。自然の生体状態でオオムラサキやカブトムシなどの里山の昆虫がいます。
びばりうむ長坂の中のようすです。木製の歩道の上を歩いていきます。
訪れたのは10月初旬なので、オオムラサキの成虫はいず、幼虫たちをみることができました。
アサギマダラの成虫がいました。
アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡り個体が多く発見され、少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されています。ウイキペディアより
自然公園のようす
自然公園は、里山をイメージに池や田畑、雑木林、川、水車小屋などがあります。少しあるいただけで、蛇やカエルトンボなどに出会いました。
自然公園を黒い線のルートで散策しました。オオムラサキセンターパンフレットより
メダカ観察池です。浮き草が多くメダカは見られませんでした。
赤くなった赤とんぼがたくさん池の周りにいます。
歩いていくと蛇が草むらの中へ入っていくところでした。写真の中央に蛇が写っています。
散策路です。
吊り橋を渡ったところに、クルミの木があり下にたくさんクルミが落ちていました。
水車小屋があり、背景も含め里山らしい風景が広がっていました。
水車小屋から少し行ったところの散策路です。
自然公園内を流れている小川です。
自然観察林の中の散策路です。
あずまやとびばりうむ長坂です。
虫たちを供養している蟲塚です。
まとめ
今回は残念ながら、オオムラサキの成虫がいない時期でした。7、8月が成虫を見られる時期なので次回は是非そのタイミングで訪問したいと思います。
でもオオムラサキセンターの多くのの展示や自然公園の散策だけで、とても楽しめる自然公園です。自然や昆虫が好きな人は是非一度行ってみてはどうでしょうか。