中央高速の長坂インターの近くにキララシティというショッピングセンターがあります。
その中に入っているBOOKS SEIBUNDOUという本屋さんがあります。
八ヶ岳や南アルプスに近いせいか、多くの山の本が置いてあります。
その中でヤマケイ文庫をみつけました。
昔集めた本が文庫になって並んでいるのに驚きました!
今回は、手塚治虫の山という本を1冊購入しました!
長坂のキララシティの中にある「BOOK SEIBUNNDOU」は、
我が家の山小屋がある北杜市の中で唯一知っている本屋さんです。
もしかしたら本屋さんは、他にはないのかもしれません?
この本屋さんには特徴があります。
自然、特に山好きの人を対象にしているらしく、
山関係の本特に八ヶ岳の本が多くあります。
また植物や生き物の本、農業の本、更には石積みの本などが置いてあったりします。
石積みの本を見つけたのは、この本屋さんが初めてです。
また漫画本も多く1/4は漫画本が占めているのではないでしょうか。
お客さんの層が想像できる本屋さんです。
ヤマケイ文庫って
山と溪谷社の山と渓谷は1930年発刊の老舗の登山やアウトドアの雑誌です。
そんな山と渓谷社が、2010年から発行されています。
主に山や自然に関する過去の名著を文庫化しています。
長坂のキララシティのBOOK SEIBUNNDOUには、このヤマケイ文庫が数多く並べられています。
購入した当時は、こんな本は山屋さんじゃないと買わないよなと思った本も
ヤマケイ文庫で復刻されています。
田淵 行男の「黄色いテント」、芦沢 一洋の「バックパッキング入門」、上温湯隆の「サハラに死す」
など当時夢中になって読んだ本が、
文庫サイズでそこに置かれていたのには驚かされました!
黄色いテントは40年前の当時でも3800円と高額です。
こんな高い本誰が買うのと思いつつ買いました。
バックパック入門も約40年前に手に入れた本です。
山とは少しジャンルが異なりますが、
多くの部分で共通な所もあり、事あるごとに手に取って見ていた本です。
こちらも約40年前に出会った本です。
上温湯隆の冒険を夢中になって読んでいました。
多くの人にすすめた記憶があります。
こんな本が本屋に並んでいて、1000円前後で購入できるなんて贅沢です!
ヤマケイ文庫を確認すると、我が家の本と何冊も被るものがあります。
その他にも、同じ著書や系統の本が多く文庫化されています。
でもその多くは流行の本ではなく、過去の名著が多く、
現在山を楽しんでいる人からみると、過去の話で本当に共感が得られるか少し心配もあります。
そこでブログの題名も中高年におすすめ・・としました。
ヤマケイ文庫の中に手塚治虫のアンソロジーがあるのは、やや違和感を感じます。
他のヤマケイ文庫の作品はバリバリに本物の山や自然の作品ですが、
手塚治虫は多くの分野について博識ですが、山の漫画は山屋の視点ではありません。
人間を書いているというのが正しいのではないでしょうか。
ヤマケイ文庫のターゲットの年齢層や趣味嗜好がここにも表れているようです。
「手塚治虫の山」の魔の山より
参考に収録されている題名だけを記載しておきます。
・魔の山
・山楝蛇
・山の彼方の空紅く
・モモンガのムサ
・モンモン山が泣いているよ
・ブラック・ジャック 昭和新山
・雪野郎
・落盤
・山太郎かえる
・火の山
ちなみに、ヤマケイ文庫には手塚治虫の他のアンソロジーもあります。
◆手塚治虫のアンソロジー
・手塚治虫の山
・手塚治虫の森
・手塚治虫の海
・手塚治虫の動物
・手塚治虫の怪
・手塚治虫の挑戦
ヤマケイ文庫は、本当にこだわりの多い作品を集めています。
その昔山に行っていた人や自然が好きな人にはおすすめですが、
山の登り方も変わってきている現在、その内容が現在でも共感を得られるかは?です。
でも本物の迫力や楽しさもそこにはあると信じています!