最近はキャンプが流行しており、山を購入する人もいます。購入しないまでも、山のそばの木々の多いエリアに住んでいる人も増えています。
住んでみると分かるのですが、木々の成長は早く、油断していると数年で大きくなり手に負えなくなることがあります。
冬は木を整備したり、伐採するのにおすすめの季節です。川沿いのエリアを整備したので紹介します。
我が家の山小屋は南アルプスの甲斐駒ヶ岳の登山口に近い里山にあります。
周りには何件か別荘もありますが、傾斜地にある我が家の山小屋の周りは管理されてない木々も多い状態です。ほとんどが緩傾斜地です。広さは370坪あり、南側は山、右側は小さな川があります。
写真の右上に見えるのがセミセルフビルドした山小屋です。右側が山になっており、左側は川です。
ここに約15年前からキットのログハウスを建て、常駐はしていないのですが、里山ぐらしを楽しんでします。
毎年夏になり、草木が元気になると、何で冬の間に木を切っておかなかったのだろうかと後悔します。
数年前に、敷地にある、唐松を9本伐採しました。25mほどある大きな木が何本もあり、秋になり、太陽の高さが低くなると敷地の半分は影が出来て暗くなっていました。これらの木をきることで、秋以降も日当たりがかなりよくなり、冬でも日がある範囲がひろがりました。
これらの木々の伐採は森林組合にお願いして行いました。トータルの費用は赤字ですが、伐採された木は売られて利用されるそうです。
また隣の敷地の人が、山の斜面の木々を整備してくれたので更に、敷地の明るさはましたのですが・・
敷地の隣の山の木を間引いたので敷地が明るくなりました。
それでも夏になると周りの木々や草がのびてきて、自然の飲み込まれそうな感じになります。特に我が家の横を流れている小さな川の土手や対岸の木の枝が伸びてきて川が全く見えないような状態になっています。
夏になり、油断をすると緑に飲み込まれそうになります。右側の川の土手の木々が覆いかぶさってきます。草も生え放題になってしまいます。
川の土手の多くは、我が家の敷地ではないのですが誰も整備しません。
何もしないと、小さな木生えてきて数年で大きくなります。樺の一種が生えていて数年で直径が10~20㎝になります。小さいうちに伐採しないと大変なことになります。
温かい時に作業ができれば、体的には楽なのですが、葉が多かったり、草が多かったりして作業が大変です。冬は、葉っぱが落ち、草が枯れるため木々が裸になり伐採や整備する作業はし易くなります。
里山とは言え自然は甘くありません。木々や草の容赦ない成長をコントロールする必要があります。
大きな木は、素人ではなかなか伐採することは難しいです。この里山でも、山の中で一人で作業して伐採した木の下敷きになり亡くなった事故が発生しています。
素人でも、ある程度これらの木々や草を整備するのには武器(道具)が必要です!
私が愛用しているのは、3つです。
・ガソリン草刈機(リョービ製)
・ガソリンチェンソー(マキタ製)
・生木も切れる万能ノコギリ
ガソリン草刈機
里山で暮らすなら必須のアイテムです。クマザサなどの硬い茎の草も多い上、夏になると草がとんでもなく生えてきます。
電気の草刈機もありますが、おすすめ絶対ガソリンの草刈きです。コンセントを気にすることなく機能性もよく、力も強いです。草が多く長くなっているときは、草刈機の歯とカバーの間に草がつまり簡単に回転が停止しまうので力がある方が快適に作業ができます。
ガソリン草刈機がなければ、夏場の草には対抗できません。
ガソリン草刈機のメンテや扱いは比較的簡単です。冬場に始動がしにくいことがあるぐらいで、大きなトレブルは今までありません。
ガソリン チェンソー
木を切るのは注意が必要です。素人が切るのであれば、個人的には20㎝ぐらいが目安ではないでしょうか。それ以上太くなると、伐採も大変ですし危険も伴います。また切ったあとの処理も大変です。
安全に無理なくやることが、とても大事です。こちらも電気のチェンソーもありますが、ガソリンの方が機動性やパワーがあります。
我が家のマキタのチェンソーです。小型で使い易いですが大きな木は切れません。
チェンソーは草刈り機よりも危険性があります。一つは機械のリスクのキックバックでもう一つは伐採時の木や周辺の状況によるリスクです。
キックバックは、使用中に突然チェンソーが作業者のほうに跳ね返る現象です。 私は経験したことはないのですが、怪我につながるので注意が必要です。
伐採時の木や周辺の状況によるリスクは、倒す方向がわるければ最悪木に挟まれたり、足場が悪い場合は、避けようとして転倒したりします。
生木も切れる万能ノコギリ
切れ味のよい万能ノコギリもとても便利です。細い木であれば、万能ノコギリで切った方が早かったりします。重さも軽いので枝などを切る場合はとても便利です。
今回、夏の間笹に占領された、10坪くらいの土地を整備しました。
川の隣にある。このエリアは草がなければ、小さな川が流れ夏場は快適な場所になります。ここ数年は忙しさもあって笹に覆われています。
整備する前は笹の葉で覆われていました。
最初に、笹を草刈でかります。
次に生えていた機をチェンソーできります。これぐらいの木でも数年経つと手に負えないぐらい成長します。
草を刈るとこんな感じの川が出てきます。
素人でも道具があれば、これぐらいの整備は簡単にできるます。川沿いには、まだまだ他にも冬の間に整備しておきたいところがいっぱいあります。
数年後を想像しながら、まめに少しずつやるのがおすすめです。