山の中に暮らしていると、多くの切った木や折れた枝がすぐに溜まってきます。
焚火はこれらの溜まった木を無くすととも、焚火をやりながら色々なことを楽しめます。焚火の火は、多くの人が感じるように、何か特別な魅力があります。
夜にお酒を飲みながら焚火をみるのもよいですが、昼間の焚火もなかなか楽しいです。今回は贅沢な昼の焚火の紹介です。
暫く焚火をしていないので、敷地のあちこちに小枝や柴の山がつくられています。その上に草が生えてしまい草を刈りがやりにくい状態になっています。
午後は買い物に行きたいので午前中に幾つかの作業をして、10時頃から焚火の準備のスタートです。
メイン小屋のデッキの前の庭の端につまれている枝と小さい小屋のそばに積まれて草の中に埋もれている木々を燃やすことにしました。
我が家のメインの小屋です。キットのログハウスをセミセルフビルドしました。
以前はこの小屋の前で焚火を行っていましたが、直焚火をすると地面にダメージがあるので、最近は小屋の裏で焚火を行うようになりました。
ウッドデッキのある庭の端(写真の右上)に枝が積まれています。
小さい小屋のそばにも枝が積まれています。油断をするとすぐに草が覆ってきます。草刈りをするの邪魔になっています。
最近の焚火の場所はメインの小屋の裏のエリアです。写真で黒くなっている場所です。直に焚火を行うと地面にダメージが残ります。
隣人所有の山と我が家の敷地の間には切った木がとんでもなく山のようにあります。隣人は木を切った後ほったらかしにしていますが・・・
現在は晴れているのですが、夜は雨がけっこう降って木が濡れている状態です・・ こんな時は燃えにくく、煙もでます。
でも風もなく晴れて穏やかな焚火日和は少ないので、焚火を行うことにしました。
焚火の準備 安全
安全に焚火を行うには、何と言っても風のない日を選ぶことです。周りには木や落ち葉が多くあるので、風で火種が飛ばされて、燃え移る可能性があります。
焚火をしながら、火が見えるところに居ないのもNGです。
もう一つ大事なのは、万が一予定外のところに火が付いたときに消すための消化剤や水の準備です。今回は消火剤の期限が迫ているので試しに最後消化材で消してみることにしました。
敷地には自作のバーコラ(?)があります。焚火のときはここを利用します。
バーコラに水と消化剤を準備します。消火剤はエアゾール式簡易消化具で殺虫剤のようにノズルを火に向けてプッシュすると窒素ガスが週出します。窒素ガスと書かれていますが水のような液体です。丸山製作所のQUICK GUARDです。
マルヤマエクセル株式会社のHPはこちらです。
焚火をする位置から4mぐらいのところに蛇口があり。いざという時はここから水を引いてかけます。
◆焚火の安全のための準備
・風のある日は焚火はやめましょう!!
・火がついている時は必ず、火が見えるところに居ましょう!!
・万が一のため水や消火剤を準備しましょう!
焚火の準備 楽しみ
焚火の楽しみは、夜お酒を飲みながら火をみるのも魅力的ですが、昼の明るいときに行うのも良いです。今回は、昔なつかしいCDを取り出して聞きながら焚火を楽しむことにしました。
バーコラにポータブル電源とラジカセとCDを並べました。CDはドリカム、PUFFY、森高千里です。なかなか普段、昔楽しんだ音楽を聴くことがないので、貴重な時間になりました。
この後ここで昼食がとれるように嫁が食事の準備をしています。
さて、いよいよ着火です。勿体ぶらずに着火剤を使って火をつけるのが時短です。
燃えやすいように少し穴を掘って木や板を並べます。
燃やしながら木の枝を運んできますが、まずは燃やし始める分の木と今回燃やす段ボールをそばにおいておきます。
段ボールは火が弱くなったタイミングで入れると再度火が元気になります。
小さい枝と着火剤を使って火をつけ焚火スタートです。
予想通り昨日の雨で湿気った木や葉っぱは、いつもより燃えにくい感じです。
約2時間ほどでこんな感じです。でもここからゆっくり燃えて時間がかかります。我々はこのゆっくり燃える時間に横で食事を開始します。
これぐらいの時にアルミホイルにサツマイモをつつみ投入しておくと、美味しい焼き芋ができます。本日は午後の買い物のためにNGです。
今日は、買い物と消火剤の性能を確認するために、まだ燃え残っている感じで終了することにしました。
まだくすぶっています。ここから放っておくとまだ暫くは燃えています。
準備した消火剤をかけるとあっと言う間に火が消えました。水で消すと暫くは煙がでるのですが、煙もでない状態になりました。更に水をかけて終了しました。
掘って積み上げていた土をかぶせ完了です。
今回の焚火は、10am頃から始めて、約2時間でほぼ炭のような状態になり、その後食事を取りながら燃え尽きるのを待ちました。
後始末も含め約3時間で全て完了しました。
最近はキャンプ場では直火での焚火は禁止されています。こんなに気軽に焚火が楽しめるのは、やはり田舎暮らしの特権ですね。
安全には十分注意して焚火を楽しみましょう!!