以前、古い家に住んでいたときは、床のワックス塗りは年2回の恒例行事でした。
これが結構大変でした。今後、年をとると更に大変になります。
そこで今回、建て替えをした際に床にコーティングをすることにしました。
コーティングは20~30年の保証がありますが、初期投資はそれなりの費用が発生します。
我が家の床コーティングの様子を紹介します。
床材のコーティングの種類は主に4種です。
どれを選ぶのが正解でしょうか?
一般的な各コートの特性を表にしてみました。
コーティング | 耐久性 | 価格 | 滑り難さ | 硬さ | 光沢 |
UV | 最も強い | 最も高い | 滑り難い | 硬い | 強い |
ガラス | 強い | 高い | 滑り易い | 硬い | 微光沢 |
シリコン | 低い | 安い | 滑り難い | 柔らかい | 強い |
ウレタン | 低い | 安い | 滑り易い | 中ぐらい | 中光沢 |
最近では、逆にこの特性から外れるものを売りにしている商品が出ています。
例えば、UVコートなのに光沢があまりないものなどが、良い例になります。
現在、床材のコーティングはUVコートが最上と評価されています。
その理由は耐久性、硬さ、滑り難さ、実績などのポイントです。
耐久性は多くの業者が30年をうたっています。
微妙な評価は、光沢です。UVコートをすると床面がピカピカになります。
このピカピカを高級感あるとうたっている業者もありますが、人によっては違和感を感じる人もいます。
我が家も自然な感じがよいということで、ガラスコーティングを選択肢にいれました。
ガラスコーティングは比較的新しい技術ですが、表面の硬さがあります。
弱点は滑り易いのと実績まだまだ少ないことではないでしょうか。
でも価格はUVコーティングに比べるとかなり安くなります。
見積もり価格は色々
一般的には、価格はUVコート、ガラスコート、シリコンコートの順で安くなります。
同じ業者なら、ほぼこの順です。
でも業者が変わると、かならずしもこの順番は同じではありません。
今回は、4社5種の見積もりを取って比較してみました。
コート種類 | 光沢 | 見積もり(円) | 保証 | ||
H社 | ハウスメーカ | シリコン(シリコン) | 自然な仕上がり | 321,000 | 10年 |
A社 | 専門業者 | UVコート | 高光沢 | 350,000 | 30年 |
B社 | 専門業者 | UVコート | 自然な仕上がり | 432,600 | 30年 |
B社 | 専門業者 | ガラスコート | 自然な仕上がり | 289,800 | 20年 |
C社 | 専門業者 | UVコート | 自然な仕上がり | 298,540 | 20年 |
同じUVコーティングでも自然な仕上がりのものを選んでいます。
見積もり価格は業者によるところも大きそうです。
選択したのは比較的大手のC社です。
気になるのは、保証期間が20年とUVコーティングにしては短いところです。
実際にはそれ以上の実力があるとのことですが・・
施工当日は、朝8時スタートで14時30分には完了していました。
正味5時間30分ぐらいです。
当日は少し独特の臭いがしていましたが、数日で臭いは気にならなくなりました。
施工は掃除や傷があるところは修理してコーティングを開始します。
新築なので修理箇所は3か所でしたが・・
もし中古ならば、この工程に時間がかかるのではないでしょうか。
◆仕上がり
コーティング前
コーティング後
UVの特徴であるピカピカ感は少なく、自然の仕上がりです。
完了後は、使用方法やメンテナンス方法の説明がありました。
◆主な使用・メンテナンス方法
・掃除のときに吸着剤を含まないドライタイプのモップを使用
・汚れは固く絞った水拭きで、
・しつこい汚れは、薄めた中性洗剤か消毒用アルコールを使用
・家具の引きずり、落下NG
・水分を多量に含んだものを長時間放置はNG
・コロコロ、テープ類はNG
・キャスターはラグマット使用
・フェルトシール活用
当たり前のことも含まれていますが、しっかりこれらのことをやることで長く、きれいな状態で使用できます。
今回は、UVコーティングを行いましたが、問題点はあるのでしょうか?
1点気になっているのはは、保証期間が20年ということです。
実力的には他社と変わらないと言っていますが、
他の業者は30年というところもあるので、その差が気になります。
20年後に答えがでるかも・・?です。
仕上がりは気に入っています!
これから暫くはワックスを塗る手間に悩まされずに済みそうです!