2023年 ポータブル電源で電気使用量25%削減 その能力以上の削減効果の理由は何?

ポータブル電源+太陽光パネルでの省エネを本格的に始めたのは、2023年2月からです。

結果、2月から5月までの実績で昨年比で約25%電気使用量が削減できました。

我が家のシステム(2セット)では計算上はMAXでも20kwhです。計算上の4倍の削減効果です。

一体何が起こったのでしょうか? その理由を考えてみました!

省エネの結果

使用電気量

我が家は東京ガスと電気も契約をしています。東京ガスのHPに行くと実績がまとめられているのでとても便利です。

このグラフのそのHPから取ってきています。

6月分の使用期間は4月2日から5月1日なので、実際の使用月は1ヶ月ずれています。

電気使用量の削減について分かることは

・8月を除いて全ての月で削減されている

・特に2023年の3月から6月削減が多くなっています

 削減量は、

 3月 113kw(22%)

 4月 105kw(24%)

 5月  95kw(26%)

 6月  79kw(27%)

  *()内は削減率です

我が家では、暖房は石油ファンヒータがメインです。夏も冬もあまりエアコンの使用頻度は高くありません。

2023年からは、意識して省エネ取組んでいます。特に2月からは、ソーラパネルを使ってポータブル電源に充電してそれを利用しています。

料金

電気料金の単価がかなり上がってきています。最低でも昨年と同じ電気料金に押さえることが目標でした。

料金について分かることは

・2月までは使用量は減っているが、料金はアップ

・3月から6月:昨年に比べ料金が減少

  単価アップの影響を省エネ効果が勝っています!

副次効果

副次効果として、

経済産業省主催の省エネ施策で2023年1月から3月に省エネを達成することで貰える省エネポイントと、東京ガスの省エネ施策などで貰えるパッチョポイントを獲得しました。

◆2023年1月から6月で6500ポイントを獲得しました!

6500ポイント(6500円)を嫁さんが愛用してるWAONに交換しました

ポータブル電源の能力以上の効果の理由

ポータブル電源による節電

我が家には2セットのポータブル電源とソーラーパネルのセットがあります。

ポータブル電源の容量は547wと540wです。

ロスや天候も考えるとかなり上手く行っても、20kw/月ぐらいの蓄電量です。

2023年の2月以降は100kw/月 前後の削減量があるので、ポータブル電源による省エネ効果は限定的なものです。

電気の見えるかと対策

見えるか

2月から急激に省エネがすすんだ理由の一つに、機器の使用電気量が見える化されたことです。

ポータブル電源は、機器を接続すると使用電気量が表示されます。

驚いたには、普通の扇風機とDC扇風機の消費電力量の差です。

普通の扇風機は約30whあるのに対してDC扇風機はたった5wh前後です。

他にもホットカーペットなどがかなり消費電力量が多いのが分かりました。

対策

今回紹介する対策は、2023年から効果の高い期間に追加した対策です。

・機器の変更

   ホットカーペット ⇒ 消費電力量の少ない電気毛布など

   電気ストーブ   ⇒ ホカロン

   AC扇風機      ⇒ DC扇風機

 

・ソーラーパネルで蓄電したポータブル電源の使用

   主に、ホットカーペット、TV、扇風機

もちろんそれ以前に照明器具はほぼLEDに変更しています。

省エネ意識向上 

省エネを実行するに当たり大きいのは、省エネ意識の向上です。

ポータブル電源で各機器の消費電気量が分かるようになったので余計に意識するようになりました。

時々イラっとすることがありますが・・

つけっぱなしの照明やTVを消すとか、より省エネ効果の高い機器を使うなどです。

我が家のDC扇風機は、人気であちこちに移動して使われています。

我が家のポータブル電源

ポータブル電源は長い間、緊急時やキャンプなど限られた用途に使用されていました。

この理由は、使われているリチウムイオン電池の寿命(充放電の回数)が500回程度だったためです。

これをリン酸鉄リチウムイオン電池に変えることで飛躍的に寿命が延びてきています。最新のものは4000回のものなども発売されています。

寿命が延びたことで、省エネなどの日常使いでも使えるようになったのです。

我が家のポータブル電源

ブランド 型式 バッテリー 容量Wh 定格出力電力 寿命サイクル ソーラパネル出力W
BLUETTI EB55 LiFePO4 537 700 2500 200
SYOKI SPI-54AT LiFePO4  540 500 2000 120

ポイントになるのは、リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)使用とソーラパネルの出力です。

ソーラパネルの出力が100Wだと、季節や天候によっては1日中外に出していてもバッテリーを満タンにできないことが多くなります。

我が家でもソーラパネルの200Wと120Wの差はかなり大きいと感じています。

左側が EB55、右側がSPI-54ATです。

ソーラパネルは屋根に置いています。

まだまだ改善できそう!?

ここ4ヶ月は、電気料金の単価の値上がりにもかかわらず、昨年に比べて料金は減ってきています。

家計は、少しだけ助かっています。

これ以上の省エネは可能なのでしょうか?

充電しながらの利用

ポータブル電源でまだ使っていない機能がパススルー充電です。

パススルー充電は、充電しながら電気を使用することです。

夏場は、充電量が多いので、自宅でパソコン、TV、扇風機などをポータブル電源から電気を供給しながら作業ができそうです。

これができれば、更に省エネ効果が高まりそうです。

パススルーでパソコンなどを使ってみて問題ないことは確認しています。

パススルー充電は、できるけどバッテリを痛めるというメーカーが多かったようです。メーカーに問い合わせたところ、技術が向上し問題ないとの回答を貰いました。

エアコン、扇風機使い方

夏場はエアコンや扇風機を頻繁に使用するようになります。

エアコン

我が家の場合は、エアコンはあまり使用しないようにしていますが、

とは言え暑さが厳しいときは、各部屋ごとでつけることがあります。

対策は、なるべく1ヶ所のみのエアコンだけにしたり、設定温度をしっかりコントロールするなどです(一般的に言われていることです)。

扇風機

もう一つは、あまり気にしていなかったDC扇風機の使用です。

我が家では扇風機は長時間使用しています。

4台の扇風機があるのですが、省エネタイプのDC扇風機は1台です。

現在は稼働率が高いので、もう一台あっても良さそうです。

おすすめのポータブル電源は

ここ4ヶ月は省エネ効果とても高くなっています。

この大きな理由は、色々な意味でポータブル電源の効果といえそうです。

でも正直なところ、ポータブル電源を自身の省エネ効果だけで判断すると元を取る(費用対効果で黒になる)のはなかなか難しそうです。

我が家の事例

我が家太陽光システム(ポータブルEB55と200Wソーラパネル)の現在の実販価格は約9万円です。

このシステムでの削減電気量を、①産出エネルギーのみ計算と我が家で発生した②無形効果も含めた計算をしてみました。

①エネルギー量のみ計算

 ・エネルギー産出量:10kW/月

 ・10年間では:1200kW

 ・10年間削減電気料金:33、600円

   *電気料金は 28円/kwで計算

②無形効果も含めた計算

 ・エネルギー削減量:100kw/月削減できたとすると

・10年間削減電気料金:336,000円

我が家は元々アウトドアや緊急時用の電源と考えていたので、

それを流用して省エネができたという位置づけだったので、丸儲け感がありますが・・

では現時点で選ぶとしたらどれがおすすめでしょうか!

同じBLUETTIのAC180です。容量は倍になっており、寿命も延びています。

ブランド 型式 バッテリー 容量Wh 定格出力電力 寿命サイクル ソーラパネル出力W
BLUETTI EB55 LiFePO4 537 700 2500 200
BLUETTI AC180 LiFePO4 1,152 1,800 3500 200

このセットでは、蓄電容量が大きくなっているので夏場でなければ、ソーラパネルだけで満タンになる可能性は高くありません。

もう一枚200Wパネルを購入すると満タンにすることができ、23kW/月ぐらいのエネルギー削減が期待できます。

価格は、AC180+ソーラパネル1枚で約15万円です。

 

 BLUETTI AC180 大容量ポータブル電源とソーラパネルPV200のセットです。

 

BLUETTIでは定期的にセールを行っているので価格が安いときの購入がおすすめです。

まとめ

色々と工夫して省エネを行うと、料金を減らすことができました。

我が家ではポータブル電源を利用することをキッカケに急激に省エネがすすみました。

ただ実際には、ポータブル電源がソーラパネルで蓄えたエネルギー量がそれほど大きくないのも事実です。

ポータブル電源は、アウトドアや緊急事態用として購入を考えている人には、同時に非常によい省エネツールとなります!

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