長い間使っていない2009年頃に購入したFM V-BIBLO R/E50に電源を入れてみると立上がりました。
OSはWindow7です。廃棄の予定でしたが当時の思い出もあり、10にアップグレードすることにしました。
無償アップグレード期間は終了していすが、裏技を見つけ無事アップグレードしました!
FM V-BIBLO R/E50は2009年頃に購入したパソコンです。
それなりには使用しようしていましたが、仕様はそれほど高くありません。
液晶パネルは12.1型ワイドで重さも1.37kgと小型軽量です。
最近、2013年に発売のWindows8.1モデル富士通LIFEBOOK SH90/MをWindows10にアップグレードしました。
「2023年 今からでも間に合う?! LIFEBOOK SH90/MをWindows8.1から10へのアップグレード」
こちらは以前一度10にアップグレードして再インストールだったので、パソコンの登録あったようで通常手順で更新ができました。
今回は、Windows7から初めての10へのアップグレードです。
ライセンスがないので、マイクロソフトにサイトの手順そのままではアップグレードは不可!? かもしれません。
まずは、パソコン自体の仕様がWindows10に対応できるか確認しました。
項目 | 必要使用 | FM V-BIBLO R/E50 |
プロセッサ | 1 Ghz以上のプロセッサ 又は システム・オン・チップ | インテル® Celeron® プロセッサーU2300 1.20GHz |
RAM | 32 ビット版では 1 GB、64 ビット版では 2 GB | 2.00GB |
ハード ドライブの空き領域 | 32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 32 GB | HDD容量約265GB |
グラフィックス カード | DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー) | ? |
ディスプレイ | 800×600 | 1280×800ドット 1677万色 |
グラフィックカードは不明でしたが、他はギリ、クリアーしているようです。
Windows10に必要なパソコンの仕様はそれほど高くありません。
かなり古い仕様の低いパソコンでもWindows10がインストール可能です。
Windows10をインストールする!!
今回試したオーソドックスな手順と裏技を紹介します。
Windows10ダウンロードは、通常マイクロソフトのサイトでツールをダウンロードして行います。
ここでのダウンロードには条件があります。
・Windows 10 のインストールライセンスがあり、、Windows 7 、 Windows 8.1 からをアップグレードする場合
・Windows 10 のライセンス認証が完了した PC で、Windows 10 を再インストールする場合
残念ながら、今回のケースはどちらにも当てはまりません。
とっくに無償期間をすぎているのでダメだと思いながらも
ツールのダウンロードボタンをクリックしてみました・・
エラーがでます!
想定内とは言え、がっくりです。
YouTubeで紹介されていた方法でWindows10のインストール
このエラーが起こらずにWindows10をインストールする方法がないか調べていると、
YouTubの「ロケットちゃんねる」でこの内容を取り上げていました。
出来なくて元々なので、早々に試してみました。
すると何と!
Windows10がインストールできました。
時間的にも3時間ぐらいで、前回8.1からアップグレードしたときより短い時間です。
ざっくりした手順を紹介しておきます。
詳しくはYouTubeの動画で確認してください。
◆ざっくりとした手順
<準備>
・7ZIP(解凍ソフト)をダウンロード
・CrystalDiskInfo ハードディスの状態チェック ⇒ 今回は回復できないセクターがあり健康状態は「注意」でした。
・Windows7のアップデート ⇒ 今回はアップデートできず
・Googleクロムのダウンロード
<Windows10のダウンロード>
・呪文を唱える(作業はChromeではないように認識させる)
・クロムを使ってWindows10ダウンロードのサイト行く
・エディション選択
・言語の選択
(ISOファイルを)ダウンロードボタンクリック
・ISOファイルを7ZIPで解凍する。
・setupファイルを実行
・インストール開始
インストール開始後は、数回自動で再起動などがありまっすがやることはほとんどありません。
それでも時間がかかるので気長に待ちましょう!
Windows10をインストール後の速度は
気になるのは、何と言ってもアップグレードしたパソコンの速度です。
ウイルスソフトは、市販のソフトだと速度への影響が大きいため。
Windows10で最初から搭載しているMicrosoft Defenderを使用しています。
パソコンの体感速度は、①起動時間と②ストレージへのアクセス時間に依存します。
①起動時間はタスクマネージャーで測定します。
タスクマネージャーでは、Windowsの起動が開始してからサイン画面が表示されるまでの時間が測定できます。
②ストレージへのアクセス時間は、有名なCrystalDiskMarkで行います。
CrystalDiskMarkは、SSDやHDDに実際にテスト用のデータを読み書きさせ、一定時間内にどのくらい読み書きができるかを計測することで、速度を計測するソフトです。
体感的には、他のパソコンに比べ、起動速度、オフィスソフトの使用感、ブラウザーの表示などは少し遅い感じです。
①タスクマネージャーで測定の起動時間
今まではどのパソコンでも測定できたのですが、今回は表示は0.0秒です。恐らく測定できていないようです。
体感的には大分時間がかかっているようです。
②ストレージへのアクセス時間
CrystalDiskMarkの使い方やデータの意味はこちらのサイト参照してください。
測定はストレージを指定して、読み取り(READ)、書き込み(WRITE)速度を連続したデータとランダムデータで実際に読み書きして速度を測定します。
数字が大きい方が速度が速いことになります。
mouse B5-R7 | LAVIE | LIFEBOOK | FM V-BIBLO | |
R_SEQ1M Q8T1 | 558 | 102 | 88 | 80 |
R_SEQ1M Q1T1 | 502 | 104 | 58 | 47 |
R_RND4K Q32T1 | 258 | 1 | 1 | 1 |
R_RND4K Q1T1 | 36 | 1 | 0.5 | 0.5 |
W_SEQ1M Q8T1 | 478 | 100 | 105 | 65 |
W_SEQ1M Q1T1 | 361 | 97 | 106 | 39 |
W_RND4K Q32T1 | 224 | 1 | 1 | 1 |
W_RND4K Q1T1 | 66 | 1 | 1 | 0.5 |
mouse B5-R7は現在メインで使用している機種でWindows11を搭載しています。SSDを搭載しているのでストレージのアクセス速度かなり速くなっています。
NEC LAVIEは、2015年に購入でWindows10を搭載しています。この後SSDを搭載するとかなり、mouseに近いパフォーマンスを記録しました。
富士通のLIFEBOOKは2013購入でWindows8.1を搭載、FM V-BIBLOは2009年頃購入でWindows7が搭載されていたのを、両方ともWindows10にアップグレードした後の速度です。
表を見て分かるように、同じWindows10でも基本性能が上がると、アクセス速度が上がっています。
今回の検討で分かったのは
・Windows10の搭載要件は意外とハードルが低いので多くのパソコンがアップグレードできそうです。
・今回の方法を用いれば、Windows10へのインストールライセンスが無くてもアップグレードが可能です。
・Windows7を10にアップグレードした場合は、速度の低下を感じる場面が増えます(最新機に比較した場合)。