七里岩は山梨県韮崎市から長野県富士見町の蔦木エリアまで続く28㎞の台地です。長年この付近をウロウロしているのですが、七里岩の上には行ったことがありませんでした。行ってみると驚きです。
普通に街があり、列車も走っています。それに加え武田勝頼公が築城した新府城や桃畑、富士山、南アルプス、八ヶ岳などの山々の景観がとても素晴らしいエリアです。
七里岩の台地の一番端は韮崎です。今回歩いたエリアは、七里岩の端のエリアに当たります。
白州から甲州街道を車で走ってくると、地元で人気のみどり食堂の前を通り釜無川にかかる穴山橋を渡ります。橋を渡りすぐに左に道をそれ道を上っていくと七里岩の上にでます。
七里岩の高さは40m程度なので、すぐに上にでます。その後穴山駅に向かいます。
穴山駅の真後ろには、南アルプスの鳳凰三山が見えています。少し見ずらいですが右の木の後ろに甲斐駒ヶ岳が見えています。
穴山駅は無人駅です。駐車場はすぐそばの穴山さくら公園の横に駐車場に車を止めます。公園の駐車場はかなり広いのですが、列車を利用する人が停めているのか、駐車場はほぼ満車でした。
<ウォーキングコースの概要>
スタート 穴山さくら公園駐車場 ⇒ 石水の井戸 ⇒ 新府城駐車場(ここまで約5㎞) ⇒ 新府城内散策 ⇒ 新府駅 ⇒ 列車で穴山駅までもどる ⇒ 穴山さくら公園駐車場
行動時間(新府駅まで) 約2時間 歩行距離 9.3㎞でした。
七里岩の上は驚くほど普通の街があります。違うのは、多くの桃畑があるのと、山の景色がとてもよく、南アルプス、八ヶ岳、茅が岳、そして富士山が見えます。観光地としては、武田勝頼公の新府城跡が見どころです。
穴山さくら公園は、芝生の広場がありゆったりとしています。まずは公園横をあるいていきます。
右手には、南アルプスの山々が見えています。
このエリアからは茅が岳が良く見えています。距離的にもとても近い距離にあります。
石水エリアの井戸です。日照りでも枯れなかった清水と記されており地名の元にもなっています。最近水質検査で飲み水として適しているとの確認がとれているそうです。
桃畑と南アルプス鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳です。2週間ほど前までは桃の花が咲いていてとても綺麗だったようです。毎年桃の花の時期は訪れる人も多いようですが、現在は、ウォーキングコースで出会った観光客は2名だけです。
桃畑と富士山です。富士山もきれいに見えるエリアです。
更に歩いていくとJAの共選場があります。桃の時期は一般の人もここで桃を購入することができます。右側の山は茅が岳です。
穴山さくら公園から新府城までは約5㎞です。とてものんびりとしたウォーキングを楽しめました。
武田勝頼が築いた戦国時代末期の城郭跡で、築城するも織田勢に攻められわずか68日で勝頼自らが火を放った悲運の城です。
今回歩いたコースは地図の赤線のコースです。本丸はとても広々としており短命の城であったのは、とても残念です。
この地図は、韮崎市観光協会のHPにあります。
乾門桝形虎口の広場からの写真です。ここからも茅が岳がとてもきれいです。
二の丸に向かう道です。山の中を歩いている感じです。
途中に道には山ツツジが多く咲いていました。
二の丸は空き地になっているだけで、建物などはありません。
本丸は広々としています。正面の木の後ろには、藤武神社があります。
本丸の端に大きな石碑があります。
石碑の後ろに回ると八ヶ岳がとてもきれいに見えます。
石碑の横にはとても大きな石が置かれています。
武田勝頼公霊社と重臣霊位が祀られています。
本丸にある藤武神社の拝殿です。
藤武神社の正殿です。右が拝殿、左側が本殿です。ご祭神は勝頼公です。
城から下りてきて、新府駅に向かう途中で、藤武神社の参道がありました。
このあと新府駅まで歩き、列車で穴山駅までもどりました。
このコースの良さは、桃畑の間に見える南アルプス、八ヶ岳、茅が岳、富士山などの山々です。幾つもの山が比較的近い距離で見られるエリアはそれほど多くなく、貴重なエリアです。
天気がいい日にカメラを持っていくといい写真がとれると思います。また桃の花の季節であれば更に楽しむことができます。
またお城好きな人には新府城跡、特に広々とした本丸はおすすめです。