高級スマホは3つのレンズが付いて、その性能は、もはやコンパクトデジタルカメラに比較しても遜色ありません。
銀塩カメラの時代から写真やカメラは、全ての日本人の人が楽しんだ文化です。日本では多くの企業が多くの魅力的なカメラやそれにともなうアイテムを提供してきました。
カメラとスマホの違いや、カメラの魅力は何なのか考えてみました。
銀塩カメラ時代
物心がついた頃、我が家には既にカメラがありました。Fujica 35-Mが我が家のカメラでした。親父の趣味の一つが写真だったのです。このカメラで多くの家族写真が撮られ、現在でも残っています。
Fujica 35-Mは写真の楽しさを教えてくれました
私も、その後そのカメラを借りて写真を撮ったりしていました。山歩きを始めると、中古で買ったコニカのメカシャッター搭載のACOM-1で山の写真を撮っていました。当時電子制御のカメラが出始めていましたが、冬山の寒い中では誤動作があったり、バッテリーがすぐヘタってしまうからです。
ACOM-1で撮影した槍ヶ岳の穂先です。
子供がで生まれるとEOSキッスを購入するなど、人生のフェイズが変わる度にカメラを買い替えています。
仕事上では、1982年発売のJVCのシティジャックを始めとするカムコーダ群や、デジカメの始まりと言われているカシオの1995年発売のQV10以降の機種に関係する業務をしていました。日本でカメラの歴史が作られるのを感じながら仕事をしていました。
マーティが持っているカムコーダは、1984年に世界最小最軽量の一体型ビデオカメラとして登場したJVC「GR-C1」です!
デジカメ時代
カシオのQV1は初めてデジカメ商用ベースでの成功した機種です。その後デジタルカメラが発展し銀塩カメラは消えていきます。
我が家の富士フイルムX-A5です。デジカメの外観は、銀塩カメラと変わらず、現像代がかからず撮ってすぐみれるとこうことで急速に広がっていきました。
その後スマホの発売により世界が一変します。スマホの勢いはとどまることを知らず、最近では、カメラ機能だけをとってもスマホの高級機種では比較する相手はデジカメの高級機種である一眼レフです。
ネット上で確認するとデジカメとスマホの違いの記事が多くあります。驚くべきは、プロのカメラマンや業界の人が正直にスマホのレベルが既に一眼レフと比較できるレベルになっていること認めていることです。
そのサイズを考えるとスマホの性能に驚かされます。デジタル一眼レフカメラのサイズはスマホに比べると圧倒的に大きいものが多いのです。
一眼レフカメラ(ミラーレスカメラ)と高級スマホの代表的な違いを2つずつ記載しました。
一眼レフが強いところ
①光の取入れ量が多い:一眼レフカメラはスマホに比べると圧倒的に大きいイメージセンサーとレンズを使っています。これにより多くの光を取り込むことで、高画質や高解像の実現や暗い所での撮影を可能にしています。
アイアール技術者教育研究所「3分でわかる技術の超キホン イメージセンサーのサイズを比較して整理!種類と用途、画質との関係は?」より抜粋
iphone13proなどで一部1/1.7サイズ相当のものも使用されていますが、多くのスマホのイメージセンサーの多くは1/2.3相当のものです。一方デジカメは、小型軽量タイプや中級機でフォーサーサイズやAPSーCサイズ、一眼レフの高級機ではフルサイズ、商用のカメラでは大判サイズのイメージセンサーが使用されています。
このイメージセンサーの大きさの差は性能のポテンシャルに決定的に影響があります。
②レンズを交換することで多くの被写体をカバー
特に遠く自然やスポーツ観戦など遠くにある被写体を写すときに一眼レフは力を発揮します。
高級スマホは最近3つのレンズが搭載されているものがあります。iphon13proでは、35㎜換算で焦点距離が、超広角 f⁼13㎜、広角 f⁼26mm、望遠 f= 77mmです。iphone13/13miniは望遠レンズが搭載されてなく超広角と広角だけです。
もちろん、これ自体でもすごいことなのですが、一眼レフは、更に広い範囲をカバーすることができます。特に普通のユーザーでも遠くの被写体を写す人は多く望遠系を使用する人はいるのではないでしょうか、私も200㎜と150㎜のレンズを持っています。
後ろの被写体をぼかして写せるの一眼レフやミラーレスカメラの魅力です。
スマホが強いところ
③小型軽量
個人的に感じているのは、良い写真が撮れる条件はシャッターのタイミングです。いつでも小型軽量のスマホを持っていれば良いシーンに出会うチャンスは増えます。最近ネットやTVでスマホの動画が氾濫している理由もここにあります。
④SNSとの親和性
取った画像や動画をSNSにアップするには圧倒的にスマホで撮った方が簡単にできます。写真の楽しみの範囲を広げたという意味ではスマホの役割はとても大きかったと思います。
お店で気軽に写真が撮れるのはスマホです
反面、デジカメでは未だにアルバムが主流で多くの写真はSDカード内にいるか、パソコンやハードディスク内にいることが続きているのではないでしょうか。
ミラーレスカメラは、一眼レフカメラからファインダーに被写体の画をファインダーに導く鏡(レフ)がなく、代わり液晶画面が付いているものです。この構造からサイズは一眼レフカメラに比較するとかなり小さくなっています。
我が家のデジタルカメラです。左が一眼レフのNikonのD5000、右がミラーレスのオリンパスPEN Lite E-PL5です。イメージセンサーは、Nikonの一眼レフはAPSーCサイズでPEN Liteはフォーサーサイズで、レンズも200㎜と150㎜ですが、本体をだけを比べてもPEN Liteはとても小さく感じます。
我が家にある2台のミラーレスカメラ(X-A5、PEN Lite E-PL5)は購入時のキットのレンズを含めても500gを切る重さです。これくらいの重さならばあまりストレスなく持ち歩くことができます。
一眼レフの愛好者の中には、ファインダーで覗いて写真を撮るというスタイルにこだわりを持っている人も多く根強い人気があるのも事実です。このため多くの日本のカメラメーカはミラーレスのカメラの発売(移行)が遅れました。
小型軽量のミラーレスカメラが普及することで新たなユーザーが開拓できるのではないでしょうか。私は最近ではミラーレスカメラを首にぶら下げてウォーキングするのがスタイルになっています。
カメラや撮影した撮影した写真をアルバムにすることは長い間、日本人の文化になっています。日本人の肌に合い楽しめるものの一つです。でも最近は、スマホで撮って、撮った画像や動画をSNSにあげるのが当たり前になっており、新しい文化が形成されつつあります。
カメラは文化!!
一部の人の中には人は良いカメラ、高級一眼レフカメラなどは、まるで有名ブランドの時計のようなイメージを持っているの人もいるのではないでしょうか。これらの人は持っているだけ、飾っているだけで嬉しいと感じます。
それ以外の人でもある年代より上の人の多くは、一眼レフは、ステータスのあるアイテムの一つです。記念日や旅行に行って写真をとりアルバムをつくることを当たり前のようにやっている人もまだまだいます。
最近は、カメラ女子と言う言葉もできました
まだまだ、その文化を楽しもうとしている人は多くいます。この文化は全世界の人に広がっています。そしてこの文化づくりには日本人が大きく貢献しているのです。
日本人は写真が撮るのが好き!?
私もそうですが、いい写真や面白い写真をとって自分で楽しんだり、人に見せることはとても楽しく、いい趣味のように思えます。
私の被写体は山や人、我が家の猫たちなのですが撮っても撮っても飽きることはありません。カメラがスマホに代わっても写すことを楽しんでいる人は多いと思います。どうも日本人は写真を撮るのが好きなようです。
よい写真を撮るには!
前述した通り、個人的には、良い写真が撮れる条件はシャッターチャンスと考えています。常に持ち歩いているスマホの方が、そのシャッターチャンスを逃さずに写すことができます。
でも旅行やイベントなど、最初から写真を写すことが分かっている場合は、よりきれいな写真がとれる一眼レフカメラやミラーレスカメラを持っていくのがおすすめです。
山歩きやウォーキングが好きな私は、以前は一眼レフを持って歩いていましたが、最近は小型軽量のミラーレスカメラを持ち歩いています。重さに対する負荷はほとんどありません。
カメラを趣味にするには
もしあなたが写真を撮ったり見たりするのが好きならば、日本発祥の文化であるカメラを趣味にしてはどうでしょうか!!
スマホでは取れないような、魅力的な写真がとれれば自己満足もでき人にも自慢できます。少しだけ、カメラや撮影の仕方を勉強すると、その世界は格段に広がります。私もまだまだですが・・・
おすすめはプロの写真家に習うことがベストですが、なかなか難しいし費用もかかります。でも直に習うことができなくてもおすすめの講座があります。
業界の最前線で活躍している高崎勉さんの講座です。
この講座のよいところは人物、風景、物・花など被写体ごとにシーンを設定して撮影のポイントやテクニックを教えてくれることです。
またブログなどSNSに力を入れている人にもおすすめの趣味です。人との差別化のポイントの一つはきれいな画像や動画がです。また更にすすめて写真撮影を仕事にしたい人におすすめの講座もあります。
こちらも高崎勉さんの講座です。
こちらは、ネットで商品を販売している人におすすめの講座ですが、自分のSNSで人よりすごい写真をアップしたい人などにもおすすめの講座です。
スマホのカメラの性能の向上は本当に素晴らしいものです。また画像編集アプリやSNSへの親和性は、新しい文化をつくっています。もしかしたらカメラでとる写真の文化とスマホの画像文化は、似ているけで違うものなのかもしれません。
カメラの写真文化は日本が貢献して世界に広がった文化の一つです。まだまだ多くの人が楽しめるポテンシャルがあります。一眼レフカメラやミラーレスカメラのポテンシャルもまだまだ発展途上です。
ぜひ日本が育てた文化を楽しんでください!