ジムや自宅で、ベンチプレスをノーギアで楽しむ人にとっては、必須のアイテムはそれほど多くありません。
でも、ここで紹介するグッズを使うと、よりパフォーマンスを上げたり、トレーニングを効率的に行ったり、怪我があるときなどは痛みをより感じないトレーニングを行うことができます。
まだ使っていない人はぜひおすすめです。
今回紹介するベンチプレスのパフォーマンスを上げるグッズは、フルギアのためのアイテムや試合にでるためのコスチームのことではありません。
ベンチプレスのパフォーマンス、特にMAXの重量を上げるためのグッズです。でもある意味、それはノーギアの試合で使用するコスチームで使うアイテムと共通するところがあります。
ジムや自宅でベンチプレスを楽しむ人やMAXの挙上重量を上げたい人にとっても、ノーギアの試合で使うアイテムはとても参考になります。
フルギアは、専用のベンチプレスシャツ(ベンチシャツ)を着用してベンチプレスを行います。ベンチプレスを行っている人は見たことがある人も多いかと思いますが、ベンチシャツを着るとキョンシーのように腕が前にでます。
それに対し、ノーギアはベンチシャツを着用しないで行なうベンチプレスのことです。
たかがベンチシャツの違いですが、これをうまく着ることで反発力やアシスト効果によりノーギアよりも20㎏から100㎏重量をアップさせることができます。フルギアでは、ベンチプレス自体の実力を向上させることも大切ですが、いかにベンチシャツの効果を引き出すかも勝負になります。
試合用のコスチームはJPAのルールブックで細かく決められています。ノーギアの試合で、必須で着用を指定されているのは、吊りパン、アンダーシャツ(Tシャツ)、アンダーショーツだけです。JPAのルールブックはこちら
吊りパンはベンチ台から腰が浮くのをチェックするために体にピタっとしたものが要求されています。このためか、地方大会ではスパッツを代用することを許可している大会もあります。数年前参加した東京大会もスパッツで参加することができました。
吊りパンはそこそこの値段がするので普段あまり使用頻度がない人にとってはスパッツの代用はありがたいですね。
必須ではありませんが、多くの参加者はこれに加えてベルト、リストストラップをつけて大会に参加しています。
ベンチプレスを楽しんでいる人たちに、おすすめのMAXを更新を手伝ってくれたり、体のメンテナンスに役立つグッズを紹介します。
必須アイテムはノーギアの試合のコスチームをみると、分かりやすいです。怪我無くより重たい重量を挙げるために必須なのは、ベルトとリストストラップです。特に100㎏以上の重さを扱う人は、絶対使用することをおすすめします。
ベンチプレスを行う人におすすめのベルトを3種紹介します。
①ゴールドジムアンティークレザーベルト G3323 M
多くのトレーニーが愛用しているゴールドジムのベルトです。ゴールドジムに行かなくても多くのジムで販売され、使用されている定番のベルトです。私も長年愛用していました。初心者から中級者まで、ベンチプレスでは100㎏までの人におすすめです。
リストストラップは、手首を守るだけではなく、ベンチプレスを行うルーチンの中で、手首に巻くことで気合が入ります。使ってみるとその気持ちが分かります!
①シーク リストラップ 24インチ
初級から中級者向けです。シークの24インチ(約60㎝)のリストストラップはリーズナブルな値段ですが、長さも十分ありしっかり手首を固定してくれます。
③SBD リストラップフレキシブル Mサイズ
パワーリフターやベンチプレッサーが好んで使うストラップです。こだわりたい人におすすめです。
ここで紹介する、あると便利なグッズは、試合などでは使用できませんが、トレーニングではより効果的トレーニングや痛みを押えたトレーニングをサポートしてくれます。
通常ベンチプレスでは綿のTシャツを着ます。面のTシャツは流行りのドライTシャツに比べ滑りにくいからです。それでもブリッジを組む時に肩甲骨側が滑ってしまうことがあります。
今回紹介する滑り止めが付いたTシャツでブリッジを組めばより高い肩甲骨が立ったブリッジが組めます。
練習パートナーが使用していますが、ブリッジが組みやすいと言っています。でも肩甲骨をベンチ台上を滑らせてブリッジを組む人にはあまりおすすめではありません。グリップがついているため滑らないからです。
また、残念なことに試合では使用は不可です。高くて質のよいブリッジを組むための練習用です。
①A7 Bar Grip シャドウバーグリップTシャツ
バーグリップTシャツは、A7が本家です。ジムで購入した人はネットでも品薄でなかなか気に入ったものは時間がかるとのことでした。
ジムによってはベンチプレス台に滑り止めシートが置かれていることがあります。こちらも使い慣れれば高いブリッジを組む手伝いをしてくれます。自分で用意して持ち歩けばTシャツがなくてもOKです。
バーベルパットはスクワットパットとも呼ばれています。スクワットを行う時にバーを直接肩に乗せると痛いのでバーにこのパットをつけてスクワットを行ったりします。
このスクワットパッドはベンチプレスにも有効です。2通りの使い方があります。
●MAXより少し重たい重量を挙げたい時:パットの厚みは多くは片側3㎝程度ぐらいあるので、直径では6㎝程度あるものが多いようです。
このパッドを付けてベンチプレスを行うと挙上距離が短くなり、より高いブリッジが組めた形になります。また、ボトムで弾ませて挙げる人は、よりその動きがやり易くなります。
●肩が痛い時:ベンチプレスで肩を痛めると、痛め方にもよりますが、ボトムで痛くなることが多いです。胸の上10㎝までは問題なく下せるのですが、それ以上下ろそうとすると、急に痛みが増したりします。
こんな時は、このパッドを利用するとトレーニングをすることが可能になります!!
①GORILLA SQUAD(ゴリラスクワッド) バーベルパッド
パッドの厚み3cm 直径9cmです。
②GronG(グロング)スクワットパッド
こちらもパッドの厚み3㎝です。
メンテナンスグッズも色々とありますが、ベンチプレスをやる上でぜひ使って欲しいグッズを2つ紹介します。
ストレッチポールやグリッドは、体に対してコロコロさせて筋膜リリースやストレッチを行うことができます。ストレッチポールとグリッドの違いは、ストレッチポールの方が長く、より柔らかく、コロコロするときに体に優しい感じです。
ベンチプレスをやる人におすすめなのはグリッドです。もちろん全身の筋膜リリースやストレッチにも使用可能ですが、より高いブリッジを組むための柔軟性を得ることができます。
特におすすめなのは、大、小(径方向)2種あるグリッドの併用です。腰のストレッチや柔軟をやりながら背中にグリッドを当て、肩とお尻が地面に着くように柔軟性をあげるストレッチを行います。大で肩とお尻がつくようになると、かなり柔軟性が高いといえます。
時々ベンチ台でグリッドを背中にいれてベンチプレスを行う人もいますが、これはあまりおすすめではありません。グリッドの上から重量がのり腰や背骨を傷めてしまいます。
①トリガーポイントグリッド
定番のグリッドです。色やデザインの種類が豊富です。
②EYUM フォームローラー 大・小2個セット
コストパフォーマンスが高い2個セットです。大は、通常の大きさで径が14㎝、長さ33㎝です。小は、径10㎝、長さ30㎝です。ブリッジ強化におすすめです。
これはもはや、筋トレひいては、スポーツをする人に必須のアイテムです。使用するのは前提で、あとはどう使うかです。YouTube動画などで効果的な使い方が紹介されていますが、いかにうまく使うかです。
個人的には、身体が大きく肉が沢山ついている人以外は、小型軽量のものがおすすめです。持ち歩いて、時間があるときに、筋肉に当てると間膜リリースできたりほぐれたりして助かります。
ただ弱点もあります。手が届く範囲はとても良い効果があるのですが、背中側などは自分では手が届かないのです!! 肩の側面、裏側、肩甲骨あたりに当てたいのですが、自分ではできません。
①YABER製マッサージガン
私もこの機種を愛用しています。2年間ほど週に5日は使用していますが、不具合点はありません。購入当時は500gはとても軽量でした。当時は1㎏を超えるものが通常でした。現在は300g台のものもあります。
体重が100㎏を超える筋肉質の人には少しパワー不足かもしれません。
②創通メディカル トータルボディケア マイトレックス リバイブ
医療機器に認証されている本格的なマッサージガンです。より効果を高めたい人にはおすすめです。
ベンチプレスを長年取り組んでいると、なかなかMAX重量が伸びなくなります。今回紹介したグッズを利用すると重量を伸ばすきっかけになるかもしれません。
新しいグッズを手にするとモチベーションが上がったりします。是非伸び悩んでいる人は試してみてください!