愛猫が甲状腺機能亢進症になった!! 今回は検査値が軒並み悪化した!

我が家の愛猫ゴジは、甲状腺亢進症が判明して投薬を開始して1年以上になります。

今回は、4ヶ月ぶりの血液検査ですが、気にしていた指標が軒並み悪化していました。投薬方法は、人の甲状腺亢進症とやや異なる感じです。

投薬量を増やすべきか悩ましいところですが、ドクターからは、症状の改善が大切とアドバイスがありました。

血液検査の結果

前回までの検査では、少しずつですが検査指標が良い方向に向かっていました。今回は残念ながら結果はあまり良くありません。

薬は、チロブロック(メルカゾール)で人間と同じ薬です。

現在の投薬量は、3日のうち2日は2.5mg(2粒)、1日は、1.25mg(1粒)です。

主な血液検査指標の変化

項目 参考基準範囲 5月13日 6月11日 7月2日 10月8日 2月17日 6月13日
甲状腺ホルモン T4 0.90-3.70 13.5 11.25 1.08 5.86 5.15 7.1
アルブミン 2.3-3,5 2.8 2.7 2.7 2.8 2.7 2.7
総コレステロール 95-259 92 84 92 107 107 103
ALP 肝臓の指標 0-58 114 98 48 74 56 78
PLT 血小板 30-80   19.9 34.1   27.4 19.9

赤字は参考基準範囲を越えているところです。

血液検査の各指標の意味と変化

甲状腺ホルモンのT4:甲状腺ホルモンの値は、病気が発覚したとき13.5だったので、それに比べると今回の7.1でも下がっています。でも前回に比べると約2値が上がっています。薬が少し足りないのかもしれません。

アルブミン:人の場合は、アルブミンが基準範囲より下にくると、栄養失調状態といわれます。私はバセドウ病になったときは、その状態になりましたがゴジは安定していて大丈夫そうです。

総コレステロール:甲状腺機能亢進症になると体の活動が活発になり、痩せてきます。総コレステロールも低くなる傾向があります。ゴジの場合はもともと細身です。投薬後基準範囲に入ってきましたが、今回は少し低めです。

体重は、発症前は3kg、発症当時2.7kg、今回は2.8kgでした。もう少し太って欲しいのですが・・

ALP:肝臓の指標です。動物病院のドクターは、亢進症の影響で基準範囲外になっているといっていました。前回は、基準値内に入っていたのですが、今回は再び基準範囲外になってしまいました。

PLT:血小板は当初から低く心配していました。一度基準値内に入ったのですが、今回は再び最初の悪い状態に戻ってしまいました。

人の甲状腺亢進症との治療の違いは?

私も数年前に人の甲状腺亢進症のバセドウ病になってしまいました。現在は投薬治療は完了し定期的に血液検査をしている状態です。

人の投薬治療は

甲状腺亢進症はホルモンの異常により体が活性化して、消耗が多くなり体重が減ります。他にも疲れ易くなったり、イライラしたり、微熱がでたりと色々な症状がでる病気です。

人の場合も治療の一つとして投薬治療があり、薬も猫たちと同じメルカゾールです。

専門の医療機関(甲状腺クリニック)に通院すると、亢進症のホルモンの値が落ち着くまでは、かなりの頻度で血液検査を行い、薬の量を調節します。

投薬量が多すぎると、薬が効きすぎて値が下がり過ぎになります。投薬量を増やしたり、減らしたりしながら、基準値内に押さえるようにします。

そこから少しずつ薬を減らしていきます。

このコントロールは専門医だからできることかもしれません。

猫の投薬治療は

恐らくは猫の場合も同様なコントロールを行うことが正解だと考えられるのですが、幾つかの理由でそれができていないのではないでしょうか。

・専門医でないのでコントロールが難しい

・費用がかかるのでコントロールが甘くなる

人間の場合は、知識も経験も高い専門医がいます。

獣医の場合は猫の亢進症が多いとはいえ、幅広い病気や動物に対応しなければいけないので、知識や経験は低いのは仕方がないことです。

また、血液検査は1回1万円以上かかりますし、薬も安くはありません。

猫に負荷がかかるのもあり、人間の場合ほど頻繁に血液検査をすることはできないのも事実です。

症状は改善したの?

猫の症状も人間にかなり似ています。

一般的には、体重減少、食欲増進、行動の変化(攻撃性が増す、異常に活発になる、異常に鳴くなど)、嘔吐、下痢、多飲多尿、食欲低下、元気消失です。

関連記事「猫の甲状腺機能亢進症はどんな病気?治療法は?

我が家のゴジの症状で当初該当していたのは、体重減少、食欲増進、行動の変化、嘔吐、下痢などです。

現在はほとんど嘔吐や下痢はなくなっています。

食欲は結構あるのですが、体重は増えてきません。

最近少し変わったのは、行動です。

以前は朝、昼、夜にかかわらず、なき声をあげていて、朝方は起こされてしまっていました。

このなき声は少し治まってきた感じです。

でも相変わらず活動は活発で食欲も旺盛です。

これは恐らく甲状腺亢進症の影響です。

まとめ 今後の治療は

現状は、薬の効きがやや悪いという状況ではないでしょうか

ところが、ドクターは、検査の数値だけでなく症状をみて判断してくださいとのことです。

確かに、ここ数ヶ月は症状自体は落ち着いており、酷くなっている感じはありません。

現在は、3日に1回、1.25mg(1粒)の日があるので、毎日2粒にするか、4日に1回1粒の日をつくるかを

選択して、ようすを見ようと考えています。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です