バセドウ病治療経過 TSH値が激高に振れた

バセドウ病と判明してから、早12週（3か月）が経ちました。本日12週目の検査に行って来ました。メルカゾールが効きすぎてFT4が低く、TSHが高い甲状腺機能低下症のような状態になっていました。バセドウ病と分かる前の体調に比べると格段に調子はよいのですが、最近元気が出ず調子が悪いと感じることがあります。

コンテンツ

・8週目までの治療経過
・12週目までの生活、体調
・12週の検査結果
・まとめ

8週目までの治療経過

検査項目

各検査項目の意味の再確認です。

・甲状腺ホルモン：FT3、FT4
FT4：甲状腺のホルモンを作る能力を調べることができる。
FT3：甲状腺ホルモンの全身への作用の程度を調べることができる。
・甲状腺刺激ホルモン：TSH
TSHを測定することで甲状腺ホルモンの過不足を知ることができます。
甲状腺機能亢進症（バセドウ病）の場合は、FT3、FT4が高くTSHが低く、甲状腺ホルモンは過剰になっています。
分かり易く記載されている岡本甲状腺クリニックHPを参照しました。

これまでの治療状況

治療はバセドウ病の薬であるメルカゾール5㎎を3錠/日と心臓の過剰な働きをゆるやかにするビソプロロールフマル酸塩錠　2.5㎎ 1錠/日
で始まりました。

ビソプロロールフマル酸塩錠はフラフラするので4週目までで先生と相談し投薬中止としました。また、甲状腺ホルモンのFT3、FT4はの値は4週目の検査で一度正常値の範囲に入っていました。

8週目の検査ではFT3が薬が効きすぎて低い側の許容値を超え、メルカゾールの量が3錠から2錠へ変更になりました。この時点の体調は比較的安定しており少しずつ運動も初めています。

12週目までの生活と体調

幸いなことに、8週目まではメルカゾールの副作用はありませんでした。8週目の検査から次の検査までは1ヶ月間は病院に行くことはありません。特に先生から生活に対する注意とかアドバイスはありませんでした。やや心配な１ヶ月です。淡々と朝メルカゾールを飲んでいるだけです。

バセドウ病が分かるまでの体調がとても悪かったので、その時に比べると体調は良く感じられました。ジムへ通って運動しても筋トレのパフォーマンスは少しずつ上がていきました。体調がすごく悪化することはありませんでした。

少し気になるのは、夜になると身体から力が抜けてしまうような感じになることがあります。またジムでも始めるまでは、身体がシャキリしない感じがありました。なんとなくですが、ホルモンバランスが悪くなっているかなと思っていました。

12週の検査結果

今までの検査結果と12週目の結果を表にしました。右端は12週目の検査結果です。

想定していたよりもメルカゾールが効いており、何とTSH値が激高の69値になっていました。基準値が0.5～5．0なのでかなりオーバーです。TSH 10以上になると、甲状腺ホルモン剤の服用による治療を開始するとのことですのでそれに比べるとかなり大きな値になっています。

最終的にホルモンとして働いているFT3 は正常値ですが、甲状腺ホルモンの合成能力を調べるFT4は低くなっています。メルカゾールが効きすぎてFT4値が低くなっているのでTSH値の値が上がっているようです。

TSHは脳下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンの分泌を増やす作用があるそうです。脳下垂体は血液中の甲状腺ホルモンの量を監視していて、甲状腺ホルモンが足らないとTSHの分泌を増やして甲状腺を刺激します。甲状腺ホルモンが多すぎるとTSHの分泌を減らして甲状腺への刺激をストップします。

この検査結果をみて、先生よりまず1週間はメルカゾールの投薬を中止し、その後2錠を１錠にして投薬を続けましょうとの指示がありました。この薬が効きすぎるという現象はどう考えたらよいのでしょうか？　身体が反応して早く正常にもどろうとしていると考えればよいですかね

現時点では甲状腺機能低下症のような状況になっているようです。そう言えばとても疲れたり、調子が悪いことがあるような気がします。
病は気からですかね？　でもTSH値が異常に高いのが気になります。情報があるかたは教えてくださいね。

他の項目では、アルブミン、総コレステロール、血糖値はもともとの値に近くなっています。運動も始めているのでいい感じです。でも体重は予定より早く戻っています。既に、ほぼもとの値です。