我が家の愛猫ゴジは先日16歳2ヶ月で亡くなりました。
ここ数年は甲状腺亢進症に悩まされて、薬で小康状態を保っていましたが、
突然更に痩せ始め、薬も飲めなくなりました。
でも最後まで食べたい気持ちはあり、色々なものを少しずつ食べていました。
そして最後に好きになったのがメディアジャムです。
我が家のゴジは風貌ゴジラに似ているから愛称としてゴジと呼んでいました。
病院に届け出ている名前は、チャコでした。
約15年前に野良猫だったゴジは時々、我が家に遊びに来ていました。
痩せた猫だなあと思っていましたが、首輪がついていたので、飼い猫だったようでした。
大雨の日、子ネコを4匹連れて我が家に救いを求めにきました。
いつの間にか、お母さんになっていたようです。
5匹を保護して、獣医さんに連れていき、その後里親探しの会に参加しました。
子ネコたちは全員貰われていきましたが、母猫のゴジは貰い手がつかず、
我が家で飼うことにしました。
頑固な猫で家の猫たちにとは仲良くなれませんでしたが、人に対しては甘える猫でした。
ゴジは元々小柄で若いときでも3.5kgの小柄な猫でした。
13歳のある日体重が急激に減ってしまい、病院に連れていくと
年を取った猫がかかる、甲状腺亢進症でした。
症状は体重減少、食欲増進、行動の変化、嘔吐、下痢などです。
攻撃性が増したり、異常に活発になったり、鳴くなどの症状もでていました。
ここから投薬治療が始まり、症状は大分おさまり体重は減ったままでしたが、
2年以上は、穏やかに生活をしていました。
ところが、ここ数ヶ月食欲が落ちて更に体重が落ちてしまいました。
食べる意欲はあるのですが、食がすすみません、薬も飲めません。
病院に行き、点滴をしてもらうと少し元気になり食欲が少しでるということを繰り返していました。
食欲がでたときに、本マグロ、中トロ、アジ、鯛、鶏肉など色々なものをあげました。
味が変わると少し食べてくれるのですが・・
あるとき、ドクターに相談すると
メディアジャムチーズ(犬用)を紹介してくれてサンプルを貰いました。
ドクターの猫も20歳で、これならば食べることができるとのことでした。
そんなとき、このメディアジャムチーズをあげると食べてくれました。
翌日、そしてその次の日も食べてくれたのです。
その後少し飽きたようですが、他のチュールは食べない中、
メディアジャムは、少しずつでも食べることができました。
途中で猫用も購入したのですが、犬用の方が柔らかく(?)犬用を好んで食べていました。
メディジャムは粉薬や、何かに包み込んでお薬を食べることが苦手なワンちゃんのために臨床獣医師が質感と素材を追求して開発したグレインフリーの投薬補助用おやつです。
チーズの食感にこだわって仕上げています。
その後暫くしてゴジは亡くなりました。
無くなる朝も、ほんの少しだけメディアジャムを食べていました。
ゴジにとっては最後に好きになった食べ物でした。
メディアジャムとそれを紹介してくれたドクターに感謝です。