約20年前にフィンランド製のキットのログハウスを自作しました。
外装はキシラデコールで定期的に再塗装しているのですが、
未塗装の家の中はほとんど清掃したことがありません。
塗装していないログ材の清掃方法の情報は少ないのですが、
さすがに汚れが目立ってきたので、色々と調べて清掃することにしました!!
約10年ぐらい前に一度だけ、気合をいれて清掃したことがあります。
壁の隅が黒くなったり(黒カビ)、手形や足形などの汚れが目立ってきました。
結果、汚れが目立っていたところは中途半端にしか清掃できずに終わりました。
◆前回の手順
・水拭き
・白木用洗剤で清掃
・落ちない汚れをサンダーで削る
白木用洗剤での清掃は、ログ材にはあまり汚れが落ちず、
サンダーで削る作業がかなり増えました。
でも、サンダーを使うと木くずが飛び大変な状況になります。
できればこの作業は2度とやりたくありません。
少しは、キレイにはなったのですが・・
ごく一部をやっただけで、まるまる2日以上かかった上、
サンダーや白木用の洗剤でログの一部が白くなるという結果でした。
全体をやるとすると、かなりの日数が必要です。
ピンポイントで汚れた部分と日常的な汚れやホコリなどの両方の清掃がが目標です!
最悪でも、
短時間で清掃する方法が明確にしたいところです。
今回の手順は
◆手順
・雑巾で水拭き
・メラニンスポンジで清掃
・次亜塩素酸でカビ取り
・手で#1000以上の紙やすりで研磨
今後のことも考え、とにかく楽に、短時間で行える方法を目指します。
このため、今回はサンダーで研磨はNGとしました。
最悪で紙やすりを使う場合でも手動でピンポイントで行うことにしました。
メラニンスポンジが効果を発揮してくれて、紙やすりの出番がないことを祈ります!
メラニンスポンジは、「激落ちくん」と「落ち落ちV」を用意しました。
ログ材が黒くなっている部分には、次亜塩素酸の効果を期待しています。
参考『メラニンスポンジ「激落ちくん」と「落ち落ちV」を木材に使うと?!』
我が家は相模原と白州で2拠点生活を行っています。
相模原が生活のメインですが、今回は4日間の日程で、ログハウスのある白州にいきました。
2日目の午後に実験的にログ材の清掃、3日目に室内全体のログ材の清掃を実施しました。
トータルでは、2人で延べ14時間ぐらいの作業になりました。
手形、足形などの汚れはメラニンスポンジで落とすことが出来ることが確認できました。
但し、薄っすらと汚れた全体をきれいにしようとするとかなり時間がかかります。
<事例1>
赤丸内の汚れをメラニンスポンジに水を含ませて擦ります。
汚れ部分が削られて、汚れた部分は分からなくなります。
<事例2>
赤丸内の汚れを事例1と同じように、メラニンスポンジで擦ります。
こちらもきれいに汚れがおちました。
同様に、汚れがある部分をメラニンスポンジで擦るときれいになるのですが、
よく見るとそこ、ここに汚れがあり、主なものをきれいにするだけでもかなり時間を要します。
天井に近いログ材が黒くなっています。
前回、白木清掃剤やサンダーである程度きれいにしたのですが、
再び黒くなっています。
次亜塩素酸でも清掃も候補だったのですが、
前日にメラニンスポンジで良い結果が出ていたので、
メラニンスポンジで削ってみることにしました。
ログ材の隅がかなり黒くなっています。
メラニンスポンジで研磨した結果です。
残念ながら、あまりきれいになっていません。
もう少し時間をかけて擦るときれいになりそうですが・・
今回はここで諦めました。
雑巾での水拭きではほとんど汚れがつかなかったのですが、
メラニンスポンジで擦ると、木材が削られて色がつきます。
同時に汚れがとれているということですね!
ログハウスの室内をきれいにするという目標は、
全体の水拭きや、極端に汚れが目立つ部分のメラニンスポンジでの清掃は完了しました!
手形や足形などのよごれについては、メラニンスポンジが有効でした!
でも残念ながら、黒くなっている部分については、もう少し別の方法が必要です。
次回は、今回試せなかった次亜塩素酸を試す予定です。