●Fujica 35-M仕様
富士フイルムがはじめて1957年9月に発売した35㎜判カメラ。完全なマニュアル操作で、優れたデザインで国内のグッドデザインに選定された。1958年のベルギー万博では銀メダルを受賞した。初号機からシチズンMLTという1/1000秒が切れる先進のシャッターを搭載。
発売年:1957年
レンズ:Fujinon F2.8/45mm
サイズ:123×80×61mm
シャッター速度:B・1~1/400秒
重量:約630g
電池:なし
当時価格:15900円
●親父の愛機
このFujica 35-Mは親父の愛機で私が小学生を卒業するまでの家族の写真は全てこのカメラで撮影されました。私は3人兄弟の末っ子ですが、このカメラは現在私のところにいます。1957年の物価から販売価格を換算すると現在では約9万円の販売価格かと思います。今回調べてみるまで、このカメラがこんなにエポックメイキングな機種だとは知りませんでした。にがい想い出としては親父が写した写真はきれいにとれているのですが、子供も私がカメラを借りて写すときれいに写せなかったことを覚えています。革のケースを外すとかっこいいカメラが確認できます。
●現在の価格は
ヤフオクなどで確認すると1万円ぐらいでの取引のようです。カバーや箱もあるので少し高いですかね?