温泉の評価表を作成してみた !!

日本人は温泉が大好きです。今まで、あちらこちらの温泉に行きました。旅行にいくときは、食事と温泉がたのしみです。 でも今までは、温泉にいっても気持ちがいいで終わっていました。より温泉を楽しむために考えてみました。

楽しめた温泉の記憶を残すため、温泉の評価を残せばよいのでは・・今回は温泉の評価表を作成しましたので紹介します。 これを元にこれから温泉を紹介していきたいと考えています。

コンテンツ
・温泉の質
・風呂の種類(数)
・温泉にある施設
・値段
・その他の項目
・まとめ

作成した温泉の評価表の大項目は、①温泉の質、②風呂の種類(数)、③温泉にある施設、④値段、⑤その他の項目の5つです。その中に細かい項目があります。また各大項目のMAX点数は18点です。これらの点数をもとに、訪れた温泉を紹介したいと思います。

評価方法の詳細を下記します。

温泉の質

温泉の質は、温泉そのものの質を評価する項目です。

源泉の場所

源泉が何処にあるかの評価です。温泉と同じ敷地もしくは近くにあれば理想的です。東京ではタンクローリで温泉のお湯を運んできて温泉をうたっているところもあります。このブログでは、スーパー銭湯なども紹介したいので「温泉でない」を評価項目に入れました。

湧出し量

温泉の湧出し量が多ければ多いほど温泉や施設として充実していると考えられます。今回は一つの施設やホテルごとの評価と考えているので、温泉地として湧出し量とは異なります。うまく評価できますかね?

源泉かけ流しに必要な湧き出し量に関する記事はいろいろあります。「おおむね湧出量が60リットル/分あれば、掛け流しの浴場をつくるには充分な湯の量を確保できます。」「450リットル/分なら、一日に450人ほどを源泉かけ流しで衛生的に賄えるという目安です。」等々

計算方法や条件が色々ある中、湧き出し量の基準を作るのは難しいので、ざっくり500リットル/分としてみました。

泉質は療養泉の規定に適合するか

療養泉について少し説明しておきます。療養泉は温泉のくくりの中にあります。

温泉の定義温泉は「温泉法」という法律で「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表①に掲げる温度又は物質を有するもの」と定義されています。

地中からゆう出した時の温度が、25℃以上あれば温泉となり、また25℃未満であっても別表の物質(19項目のうちいずれかひとつ以上)が規定量含まれていれば、温泉となります。温度が低くても、成分量が規定値を超えていた場合は、「鉱泉」と言います。「鉱泉」も温泉です。

別表① 19項目の物質一覧

温泉水1kg中の含有量
・溶存物質(ガス性のものを除く):総量1000mg以上
・遊離炭酸:250mg以上
・リチウムイオン:1mg以上
・ストロンチウムイオン:10mg以上
・バリウムイオン:5mg以上
・鉄イオン:10mg以上
・第一マンガンイオン:10mg以上
・水素イオン:1mg以上
・臭素イオン:5mg以上
・沃素イオン:1mg以上
・ふっ素イオン:2mg以上
・ヒドロひ酸イオン:1,3mg以上
・メタ亜ひ酸:1mg以上
・総硫黄:1mg以上
・メタほう酸:5mg以上
・メタけい酸:50mg以上
・重炭酸ソーダ:340mg以上
・ラドン:20(100億分の1キュリー単位)以上
・ラジウム塩:1億分の1mg以上

療養泉の定義療養泉は、環境省が温泉の成分分析のために定めた「鉱泉分析法指針」のなかで、温泉(水蒸気その他のガスを除く。)のうち、「特に治療の目的に供し得るもの」として、別表②の温度又は物質を有するものと定義されています。

別表②
1、温度(温泉源から採取されたときの温度)が25℃以上
2、物質(下記に掲げるもののうち、いずれかひとつが含まれていること)
温泉水1kg中の含有量
・溶存物質(ガス性のものを除く)総量:1000mg以上
・遊離二酸化炭素:1000mg以上
・総鉄イオン:20mg以上
・水素イオン:1mg以上
・よう化物イオン:10mg以上
・総硫黄:2mg以上
・ラドン:30(100億分の1キュリー単位)以上

適応症
一般適応症:全ての泉質で得られる効果・効能を「一般適応症」と呼びます。
泉質別適応症:療養泉によってもたらされる効果・症状を「(泉質別)適応症」と呼びます。

療養泉の種類:単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉

温泉の質の評価表

各評価項目に対して条件と点数を割り当ててみました。温泉の質の3項目は、それぞれ最大で6点が入り合計が最大で18点になるように割り振りをしました。

温泉の質 条件 点数
源泉の場所、湧出し量など 湧出し量 450リットル/分以上 4
  源泉は所在地にあり 4
  源泉は離れたところにある 2
  温泉ではない 0
  不明 0.5
泉質は療養泉の規定に適合するか 特筆する効果がある 加点 4
  療養泉に適合 4
  療養泉に不適合 0
  不明 2
源泉かけ流しか 全部が源泉かけ流し 6
  一部が源泉かけ流し 4
  源泉かけ流しではない 0
  加水している 減点1
  加温している 減点1
  消毒用の塩素臭あり 減点1

 

お風呂の種類(数)

評価する項目は、お風呂の種類(数)です。露天風呂があるか、サウナがあるか、打たせ湯があるか、貸し切り風呂があるか、混浴風呂があるか、他に特質するお風呂があるかなどです。最大で18点です。

お風呂の種類(数)の評価表:

お風呂の数・種類 評価内容 点数
お風呂の数 10以上 6
  5以上 4
  5以下 2
  3以下 0
露天風呂 有る 2
サウナ 有る 2
打たせ湯 有る 2
貸切風呂 有る 2
混浴風呂 有る 2
その他特筆する風呂がある 有る 2

温泉にある施設

温泉にある施設が充実していると、より温泉を楽しめます。温泉ライフを楽しむための施設は評価項目にいれました。最大で18点です。

温泉施設の評価表:

施設名 評価内容 点数
食事施設があるか 有る 2
休憩所があるか 有る 2
駐車場があるか 有る 2
眺望がよいか 有る 2
売店があるか 有る 2
イベントがあるか(含むマッサージ) 有る 2
特筆するものがあるか 最大3施設 1施設につき2点

 

値段

お風呂の値段も大切な要素です。割引券等があればこれも含んで評価したいと考えています。こちらも最大で18点です。

値段の評価表:

値段 評価内容 点数
  無料 18
  300円以下 15
  500円以下 12
  800円以下 9
  1000円以下 6
  2000円未満 3
  2000円以上 0
  ホテル代に含まれる 9

 

その他の項目

今までの評価項目に含まれていない項目で温泉ライフを楽しくするもの。まだ他にも項目があると考え特筆するものの項目を用意しました。最大で18点です。

その他の項目の評価表:

評価項目 評価内容 点数
駅に近い 歩いて行ける 行ける 2、行けない 0
周りに観光地がある 有る 多数ある 3、ある 2、無い 0
温泉の雰囲気 良い/悪い とても良い 3、良い2、普通 0、悪い ₋2
全体印象 また来たいと思うか すごく思う 2、思う 1、来たくない ₋2
特筆するものがある 最大4項目 1項目について2点

 

まとめ

おとたの的評価表を作成しました。作成にあたり「温泉の化学」佐々木信行著や多くのWebサイトを参考にさせて貰いました。まだまだ完成度は高くないので利用しながらブラッシュアップしていきたいと思います。

 

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