小淵沢の地にこんな立派な神社! と思うほど立派な社殿や能舞台と広々とした境内があるのが身曽岐神社です。
多くの神社が、古事記や日本書紀に出てくる神様をご神祭にしていますがここは、井上正鐵翁が伝えた奥義「みそぎ」を大事にしている古神道の神社です。
1日1日を楽しく、明るく、生き生きと過ごすことを何よりも重んじているのは、このブログと同じです。
・身曽岐神社の概要
・境内のようす
・まとめ
頂いた御朱印
頂いた御朱印です。とても気品のある感じです。
上の印は、能舞台です。
身曽岐神社の概要
小淵沢は、自然や里山のイメージが強いです。その小淵沢にこれほど立派な神社があるのは知りませんでした。神社をその建物で判断してはいけないのですが、まずそのたたずまいに驚かされます。全国で有名な神社に全く引けを取れないたたずまいです。有名な神社との違いは、ここが観光地化していないことです。逆にそのことが神聖さを増しています。
鎮座地:山梨県北杜市小淵沢町高天原
御祭神:井上正鐵(いのうえまさかね)翁
アクセス:小淵沢インターから車で約15分
この身曾岐神社は、御祭神・井上正鐵(いのうえまさかね)翁がお伝えになった古神道の奥義「みそぎ」の行法並びに徳を広く皆さまにお分けする神社です。みそぎとは、「きれい」になることを指します。身曽岐神社HPより
神道には3つの軸があるといわれています。自然を敬う「自然崇拝」、自然と一体化した祖先を敬う「祖霊崇拝」、神の血を引いた天皇家を敬う「伊勢信仰」です。3つの軸に共通するのが「穢れ(けがれ)」です。この「穢れ」をきれいにするという考え方が日本人の良心によって築かれていったようです。参考
身曽岐神社のみそぎはこの「穢れ」をきれいにすることの意味のようです。
神道の原型は、縄文時代からといわれています。更に弥生時代になり稲作が始まると自然や祖先とのかかわりが強くなり発展していきます。古神道は、日本人の根底に根差している自然や祖先のかかわりの色が強いようです。
境内のようす
中央高速道路の小淵沢インターで下りて約15分ぐらい田園風景の中を走ると、身曽岐神社に到着します。
入口付近の駐車場の側に社務所があり、御朱印はここで貰えます。
駐車場から本殿に向かう途中に水を祀っている水祥殿があります。神道では水と火を大事にしています。
水祥殿に水と鏡が祀られていました。
更に進むと鳥居があります。境内が広いのですが鳥居はここだけ(?)のようです。この鳥居はゆずの北川悠仁さんが寄贈したものです。北川さんとこの神社は浅からぬ関係があるようです・・。
鳥居をくぐってすぐにある手水舎です。
光臨館です。ここで講演や勉強会が行われるようです。
本殿は柵で囲われています。
柵をくぐると広場があり、拝殿があります。
拝殿から本殿を臨みます。祠が3つあります。それぞれ誰が祀られているのか分かりませんでした。
本殿の柵の中に火祥殿があります。
火祥殿で祈願ができます。左の木の板に祈願内容を書き右側の木箱へいれます。
本殿の柵から出た所に、ご神水があります。お願いすると分けて頂けるようです。
能舞台の全景です。本殿と能舞台の前が広い広場になっています。この写真では能舞台の全体の迫力は表していません。一見の価値はあります。白い椅子が並んでいるのは、本日が年に一度の観月祭だからです。
能舞台の拡大写真です。
まとめ
身曽岐神社は古神道の神社ですが、多くの神社が所属している、八幡神社・天満宮・八坂神社等々の系列神社ではありません。個人主導の神社です。
HPなどに書かれている神道の説明はとても分かりやすいです。境内の雰囲気やシンプルな教えは、にわか信徒には分かり易いですね。