アルバは、セイコーの廉価版のブランドです。チープカシオ、チープシチズンを意識してか最近はオシャレで軽快なイメージです。 以前はクロノグラフなどにも力が入っていました。
今回紹介するのはアルバのクロノグラフです。ムーブメントはセイコーのクロノグラフ時計と同じものを使用しています。アルバは、セイコーの先進機能と堅実な時計作りが楽しめます。 現在、コスパよくクロノグラフを購入するのにおすすめのものはどれでしょうか?
・今購入すべきクロノグラフ
・まとめ
アルバ クロノグラフ 7T92-0CV0
このアルバのクロノグラフを購入したのは2005年ぐらいかと思います。当時デザインと値段をみて喜んで購入したのを覚えています。その後2年ぐらいで電池切れになり、電池の交換をしました。交換後数か月は動いていたのですが、暫くして動かなくなりました。修理に出せばよかったのですが、そのままになってしまいました。
数日前に修理に出そうとヨドバシカメラに行ったのですが、機械的に最低で15,000円以上かかるといわれ、すごすごと帰ってきました。記憶ですが、この時計は1万数千円で購入したので修理代の方が高くなってしまうのです。
素性を確認すべく裏蓋の刻印を見てみました。
シリアルNOは、456190です。シリアルNOの1文字目な製造年、2文字目が製造月、その後の4文字は製造番号です。2004年の5月の製造のようです。
品番は、7T92-0CV0です。最初の4文字がキャリバー番号で、後ろの4文字はケース番号です。この時計は、7T92のキャリバーを使用しています。調べてみると当時の多くのセイコーのクロノグラフがこのキャリバーを使用しています。
このアルバのクロノグラフは価格的には、安いですが、心臓部は高価なセイコーのクロノグラフと同じ心臓部をもっていたのです。
仕様
精度:平均月差±15秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)クォーツ(7T92)、100m(10気圧)防水
作動温度範囲:-10℃~+60℃
電池寿命:約3年 ただし、1日にストップウオッチ2時間以内
今購入すべきクロノグラフ
修理費用が思いのほか高そうだったので、セイコー系列で新規購入を考えてみました。
最初に同じアルバブランドでクロノグラフがあるか確認してみました。今回紹介したクロノグラフのような質実剛健なクロノグラフは存在しませんでした。
唯一近いのはアルバ内の新ブランドのFUSIONのAFST401・402です。でもFUSIONは古さと新しさの「融合」がコンセプト。ジェンダーレスブランドをうたっておりこの時計もそのイメージとおりです。価格は14,000円です。
FUSION AFST402です
他のセイコーブランドを確認してみましたが、セイコーの名がつくと価格は飛躍的に高くなります。
その中で見つけたのは、2000年誕生したセイコーの比較的新しいブランドのWIREDです。こちらはアルバよりは高価ですがかなりコストパフォーマンスはよいです。ちゃんとクロノグラフのカテゴリーがあり価格も13,000円~28,000円ととてもリーズナブルです。
実はこれを見ていて驚いたことがあります。AGAV108・109・110のキャリバーが7T92だったのです。7T92は、まだ現役で頑張っていたのです。価格は、16,000円です。デザインも悪くなく心を動かされています。修理したと考えてこれを購入するか・・
WIRED 109です
まとめ
残念なことに財力不足で何十万円もする時計を購入することはできません。でも時計はとても魅力的なアイテムです。無理はしない範囲で時計を楽しむのは、とても楽しい時間です。
クロノグラフが好きな人はWIREDはおすすめのブランドの一つです。