我が家の16歳になる愛猫のゴジが甲状腺亢進症が判明して、投薬治療を始めて約2年10ヶ月が経ちます。
亢進症の指標であるT4は投薬で改善して、もう少しで基準範囲だったのですが・・
3ヶ月前の前回検査で悪化したのにに続き、今回も甲状腺ホルモンの値は悪いままです。
ドクターの提案もあり、薬の量を増やすことにしました。
前々回までの検査では、少しずつですが検査指標が良い方向に向かっていました。
ところが、前回、今回と甲状腺ホルモンT4の値は突然悪化しています。
他の指標はあまり変化はありませんが、少しだけ肝臓の指標が悪化しています。
◆主な血液検査指標の変化
項目 | 参考基準範囲 | ’22/5 | ’22/6 | ’22/7 | ’22/10 | ’23/2 | ’23/6 | ’23/11 | ’24/6 | ’24/12 | ’25/3 |
甲状腺ホルモン T4 | 0.90-3.70 | 13.5 | 11.25 | 1.08 | 5.86 | 5.15 | 7.1 | 4.72 | 3.89 | 11.07 | 10.89 |
アルブミン | 2.3-3,5 | 2.8 | 2.7 | 2.7 | 2.8 | 2.7 | 2.7 | 2.7 | 2.6 | 2.8 | 2.6 |
総コレステロール | 95-259 | 92 | 84 | 92 | 107 | 107 | 103 | 94 | 136 | 122 | 120 |
ALP 肝臓の指標 | 0-58 | 114 | 98 | 48 | 74 | 56 | 78 | 61 | 47 | 68 | 80 |
PLT 血小板 | 30-80 | 19.9 | 34.1 | 27.4 | 19.9 | 26.1 | 17.8 | 20.4 | 20.0 |
赤字は参考基準範囲を越えているところです。
甲状腺ホルモンのT4:甲状腺ホルモンの値は、前回の検査で値が大きくなって、少しだけ薬の量を増やしましたが、今回も大きな値のままです。ほぼ発病したときの値です。
アルブミン:人間の場合は、アルブミンが基準範囲より下にくると、栄養失調状態といわれます。私はバセドウ病になったときは、その状態になりましたがゴジは安定していて大丈夫そうです。
総コレステロール:甲状腺機能亢進症になると体の活動が活発になり、痩せてきます。総コレステロールも低くなる傾向があります。総コレステロール自体の値は基準内です。
ALP:肝臓の指標です。動物病院のドクターは、亢進症の影響で基準範囲外になっているといっていました。ホルモン値T4の上昇とともに悪くなっていっているようです。
PLT:血小板は当初から低く心配していました。ずっと改善できていません。
薬は、チロブロック(メルカゾール)で人が、バセドウ病のときに飲む薬と同じです。
発病から前回悪化するまでは、1日2.5mgを投薬していました。
実際には、朝夕に1.25mgのチロブロックを1粒ずつ、食事(チュール)といっよにあげています。
前回急に甲状腺ホルモンT4の値が悪化したので、少しだけ薬の量を増やしました。
3日のうち2日は2.5mg(2粒)、1日は、3.75mg(3粒)しました。
今回、ホルモン値T4が改善しなかったので、ドクターと相談して
一日おきに、2.5mg(2粒)と3.75mg(3粒)にすることにしました。
左が2.5mg、右が1.25mgのチロブロックです。
大きさはそれほど変わらないので、飲ませるときに助かります!
猫の症状も人間にかなり似ています。
一般的には、体重減少、食欲増進、行動の変化(攻撃性が増す、異常に活発になる、異常に鳴くなど)、嘔吐、下痢、多飲多尿、食欲低下、元気消失です。
関連記事「猫の甲状腺機能亢進症はどんな病気?治療法は?」
我が家のゴジの症状で当初該当していたのは、体重減少、食欲増進、行動の変化、嘔吐、下痢などです。
現在はほとんど嘔吐や下痢はなくなっています。
食欲はそれなりにありますが、体調を崩すことがあり、そのタイミングで体重減は少しずつですが減少していうるようです。
元気なときの体重は3.3kgでした。
体調があまり良くない直近の体重は2.6kgです。
もう少し体重を増やしてあげたいのですが・・
行動の変化では、以前から朝早くから、大きな声で鳴いて皆を起こしています。
これが亢進症のせいか、本来の行動かは謎のままです。
カーテンの後ろもお気に入りの場所です。
前回のT4値が悪いのは、少し薬の量を増やしたことで改善されると考えていましたが、甘かったようです。
でも残念ながら、薬の量を増やすこと以外できることがわかりません。
今回も少しだけ薬の量を増やして様子を見ることにしています。
環境も新しい家に引っ越して半年経ち、慣れてきているはずです。
お気に入りの場所でいつもくつろいでいる姿を見せてくれています。
次回はホルモン値が正常になることを祈っています。