家を建て替えるときに、ソーラーシステムを導入しました。
エネルギー価格が高騰を続ける中、ささやかな抵抗です。
リースなのですぐに費用発生はないのですが、導入が正しかったかを4ヶ月の実績で確認してみました。
ソーラーシステムの導入を今から考えている人に参考になればと思います。
導入したソーラーシステムは、建て替えをお願いしたハウスメーカーと提携している電気販売会社のLooopです。
Looopは、ソーラーシステムの開発や全体の取りまとめをしています。
◎システムの中身
実際の説明や申請作業は、株式会社住環境ジャパン
ソーラーパネルは、株式会社Looop
蓄電池は、オムロン株式会社
で役割分担されています。
◆ソーラーシステムの能力
・ソーラーパネル 5.7 kWh
・蓄電池容量 6.5kWh
です。
採算の実績
今回は夏~秋(8~11月)の4ヶ月の採算です。
今後、各季節の採算も確認していきます。
晴れている昼間はエネルギーはソーラーパネルの発電でまかなえています。
夜は、昼間蓄電したエネルギーを使い、足りなければ買電をすることになります。
ソーラーシステムを導入したときのエネルギー費用の採算を確認します。
現在はオール電化になっているので、電気費用の採算です。
電気会社から購入する買電料金、ソーラーシステムで売電する売電金額
その差額を採算金額としました。
8月から11月の採算実績は、
8月、9月は売電金額が買電料金を上回って黒字です。
10月、11月は寒くなりエアコンやお風呂などで電気使用量が増えて赤字(費用発生)になっています。
10月は、採算金額が△1621円
11月は、採算金額が△4311円
でした。
3人暮らしの家庭が、支払うエネルギー費用としてはかなり少ない金額です。
でも実際にはソーラーシステムのリース代金が加味されていないので、
本当に節約されているのか判断できません。
次に2023年に比べてエネルギー費用が下がっているかどうかを確認してみました。
2023年のエネルギー費用は、電気代、ガス代、灯油代などの合計になります。
2024年のエネルギー費用は、電気代、ソーラーシステムのリース代の合計です。
ちなみにリース代は、夏は高く、冬は休めに設定されています。
結果は
・8月はマイナス
・9月~11月はプラス(お得)
・4ヶ月トータルでは6、463円のプラスになっています。
本当にお得になるかは、1年間の採算を見て見なければ分かりませんが、
夏から秋にかけての4ヶ月では6、463円のお得になっています!
当初のシュミレーションでは、この期間は11、000円のマイナスだったので
年間を通じてもプラスが期待できそうです。
リース費用は決まっているので、採算性は実際の消費電力と発電に依存します。
シュミレーションしたときと異なるところを確認しました。
消費電力は想定よりやや多くなっています。
特にエコキュートやお風呂などは推定が難しく想定からずれているようです。
発電量は、推定からのバラツキがややあります。
これは、どうも天候の影響がありそうです。
10月は天候が悪い日が多く発電量が減っています。
太陽光が弱くなった11月の方が多くなっています。
夏から秋にかけての4ヶ月間のソーラーシステムの採算は,
2023年の実績と比較すると改善されています。
金額で約6、500円です。
年間の実績を確認しなければ、ソーラシステムの導入効果は不明ですが、
出だしの4ヶ月としては良好です。
エネルギーのモニタリングをしていると、
昼間は天気さえよければ、ほぼエネルギーはソーラーシステムでまかなっています。
更に売電をしている状態です。
逆に夜は、蓄電されている電気が無くなると、あとは買電を行います。
夜はエアコンに加えて、お風呂、料理などエネルギー使用量は増加しています。
ソーラーシステムの蓄電以外にもポータブル電源で1kwhの蓄電をして使っていますが、
こちらは、TVやパソコン、スマホの充電に使っています。
当初のシュミレーションでは、3kwhの別蓄電池を購入予定でしたが、
簡単に蓄電池のコンセントから取れる機器が少ないので保留しています。
エアコン、IH、給湯器などが別蓄電池から供給可能ならば更に節減が期待できます