バセドウ病の投薬治療を完了してから、3年以上が経過しました。血液検査は、昨年の11月から1年ぶりです。
毎回検査になると再発していないか、ドクターは寛解したと言ってくれるかなど色々考えてしまいます。
今回は、2ヶ月ぐらいの間に2.5kg体重が減ったのでもしかして・・と思ってドキドキしながら血液検査を受けに行ってきました。
2019年の4月末に体調をくずし、急激に体重が減りました。5月の連休明けにバセドウ病と診断されました。
2020年の9月に投薬治療が終了しました。約1年半メルカゾールを服用していました。
バセドウ病の投薬治療の治療は病院により異なりますが、再発を防ぐためにも最低でも1.5~2年と言われています。
私の場合は、1.5年の投薬期間だったので短かったようです。
投薬治療が完了後は、検査の間隔を2か月、3ヵ月、6ヶ月と伸ばし、今回は初めて間隔が1年間になり、1年ぶりの血液検査となりました。
1年ぶりの検査結果は無事4つのバセドウ病の指標(FT4、FT3、TSH、TRAb)は基準値内で再発はありませんでした!
今回の血液検査の結果を今までの検査に追加した表をつくりました。一番右が今回の結果です。
検査項目 | 基準値 | 初回 | 4週間後 | 12週間後 | 24週間後 | 90週間後 | 102週間後 | 114週間後 | 182週間後 | 234週間後 |
FT4 | 0.9-1.7 | >7.77 | 1.41 | 0.55 | 1.71 | 1.74 | 1.68 | 1.81 | 1.54 | 1.54 |
FT3 | 2.3-4.0 | 19.73 | 3.88 | 2.45 | 3.69 | 2.9 | 3.11 | 3.26 | 2.81 | 2.91 |
TSH | 0.5-5.00 | 0.005 | <0.005 | 69.12 | 0.099 | 1.62 | 2.03 | 1.82 | 1.73 | 1.97 |
TRAb | 2.0未満 | 8.3 | – | – | 1.4 | 1 | <0.800 | 1.1 | 1.1 | 1 |
アルブミン | 3.7-5.5 | 3.6 | 3.8 | 4.2 | 4.1 | – | 4.1 | 4.2 | 4.2 | 4.4 |
総コレステロール | 150-219 | 109 | 133 | 182 | – | – | – | – | – | – |
血糖値 | 70-109 | 139 | 97 | 99 | 89 | – | – | 90 | 94 | 99 |
体重(㎏) | 67.9 | 69.1 | 74.5 | 74.5 | 76.0 | 76 | 75.5 | 75.5 | 74.5 | |
メルカゾール(錠) | 3 | 3 | 1 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
赤字は基準値外
私の通院している病院は、午前中の早い時間に血液検査を受けると、約1時間で検査結果が出て診断を受けることができます。
ドキドキしながら、待っているときに待合室をみていると、約10人ぐらいの人がいましたが、その内の4人が男性でした。
甲状腺病気は女性が多いのですが、なんと中年の男性が4人いたのに驚きました。
最近は男性も増えているのでしょうか?
バセドウ病の完治、再発の可能性は
今回もドクターから寛解ですね! の言葉は頂けませんでした。
私のドクターは寛解とは言わないのかもしれません?!
代わりに1年後に会いましょうと言われました。
バセドウ病は完治のない病気です。そして、いつ再発してもおかしくないようです。
このため、バセドウ病治療の目標は、症状や甲状腺機能の数値をコントロールして寛解を目指していくことになります。
寛解とは病気による症状や検査結果の数値異常が消失、または軽くなっている状態のことです。
服薬をやめた後でバセドウ病が再発する確率は30%以上と報告されており、完全に服薬を終了できる確率は60〜80%程度です。
治ったと思っていても約1/3は再発するという計算です。
え~! 相当高い確率です!
今回の結果は良かったのですが、油断はできません!
再発のために注意することは、ストレスを溜めない、規則正しい生活をする、喫煙をしないなどです。
このブログでのバセドウ病の記事は、バセドウ病気の経験者として、少しでも情報を共有化できればと思い投稿しています。
私は幸いにして、それほど重症にならずに数年で安定した状態になりましたが、
現在、体調の悪い方も多いかと思います。
そんな皆さんが、早く体調がよくなったり、寛解されるのを祈っています。